月曜日, 7月 29, 2019

18歳選挙権を見直すと共に、高齢者の選挙に配慮をすべき

2017年(平成29年)9月15日の総務省の推計では、日本の総人口は約1億2671万。そして、70歳以上は2519万人(19.9%)で5人に1人が70歳以上になっている。その内訳は70歳代は1445万人(11.4%)、80歳代は868万人(6.8%)、90歳代は206万人(1.6%)と推測される。

一方で、少し前に有権資格を得た18 + 19歳は240万人(1.8%)となっている。

そして、今回の参議院議員選挙における年代別投票率である。総務省による年代別投票率はまだ発表されていないので、ここでは高崎市のサンプリグ調査を参考にしてみる。

18・19歳  30.53%
20歳代   30.13%
30歳代   46.9%
40〜50歳代 62.7%
60〜70歳代 67.78%
80歳以上  38.57%

18・19歳は3人に1人も選挙に行っていない。加えて、18歳から39歳までの投票率は40%には達することなく、おそらく37〜38%だと思われる。このように若年層の投票率が低いことは、いかに選挙管理委員会およびマスコミが怠慢であったかということの表れであろう。

私は選挙年齢を引き下げるのに反対だった。というのも、現代の10代の政治的知識の低さを感じていたし、この世代の半分以上が納税者ではないということもあったからだ。それゆえに、私は選挙年齢を逆に22歳に引き上げるべきだと考えていた。ところが、自民党のなし崩し案に野党も同調してしまい、18歳選挙権になってしまった。今からでも遅くない。野党はこの18歳選挙権を見直す法案を国会に提出するべきである。

一方で、気になるのが80代以上の投票率である。高齢になると投票になかなか行けなくなる。今後はこうした人たちが投票できるシステムを作らなければならない。今でも郵便による在宅投票があるが、これは身体障害者手帳か戦傷病者手帳も持っている人などだけである。あとは指定病院等における不在者投票だけで、投票所が有権者に出向くことはまったくない。

これからは地方の山間部はもちろんのこと、都市部でもスーパーの駐車場などを借りて移動式投票所を設けたりしないとならないだろう。また、高齢者には記入式でなく選択式の投票用紙を用意するなどの配慮も必要ではないだろうか。こうでもしなければ、高齢者に対する「選挙の権利」は保証はされないだろう。

水曜日, 7月 24, 2019

入船亭扇遊・扇好・扇辰兄弟盃の会@国立演芸場


昨日(23日)は久しぶりの落語会。俳人としても有名だった9代目入船亭扇橋の弟子たちの会。名称は「兄弟盃の会」とあるが、実態は打ち上げが楽しみでならない「兄弟酔っ払いの会」だそうである。w
 
入船亭遊京  「壺算」
入船亭扇辰  「蒟蒻問答」
入船亭扇好  「笠碁」
 〜 仲入り 〜
入船亭扇遊  「寝床」
 
入船亭遊京は入船亭扇遊の弟子。なんと京都大学在学中に扇遊に弟子入りしたいう変わり種。「壺算」はマヤカシ話で水がめを買うという算段話だが、遊京は一言一言噛みしめるように分かりやすく話を進めていく。それでいて、表情は豊かだ。さすが扇遊に鍛えられているだけはある。
 
入船亭扇辰のマクラは反社会的勢力「三K辰文舎 落語&ライブ」の宣伝と、私も京大を受けていればという・・・。遊京は扇辰に弟子入りしなくてよかった。w 「蒟蒻問答」は蒟蒻屋の六兵衛が僧侶になって問答をするというお話。扇辰はお経の読み上げ、問答の様などの仕草が実に上手い。なんか「まんが日本昔ばなし」を観ているような描写力だった。素晴らしい。
 
入船亭扇好を聞くころになると参議院選の疲れからかウトウトきてしまった。「笠碁」は「待った」「待ったなし」の碁遊びの噺なのだが、申し訳ない、ちゃんと聞くことができませんでした。m(_ _)m
 
仲入り後の入船亭扇遊のマクラが興味深かった。前座の頃、寄席でネタ帳を書いていて、40年前は1日に1人は「湯屋番」とかをかけていたが、今はほとんどかからない。時代によって落語の演目も変わるんですよ、と。となると、今は何が一番かかる演目なのかなあ、などと思っているうちに「寝床」が始まる。これはそれこそ昨今人気演目で、多くの落語家が演じる。この噺、噺の展開が見え見えなのに笑ってしまう。というより、そう笑わす扇遊の話芸の凄さである。これまでに何人もの「寝床」を聞いてきたが、これほど上手い「寝床」を聞いたのは初めてである。今週末に紫綬褒章を受賞している3人(柳家権太楼、五街道雲助、柳家さん喬)の落語会を聞きに行くが、次の最有力候補は間違いなく扇遊師匠だと思う。


火曜日, 7月 23, 2019

「戦略的投票」の結果報告と簡単な総括

今回の参議院選挙で私が推奨した「戦略的投票」の結果報告と簡単な総括です。

北海道 畠山和也(共) 落選
埼玉  伊藤 岳(共) 当選
千葉  浅野史子(共) 落選
東京  山岸一生(立) 落選
神奈川 浅賀由香(共) 落選
静岡  徳川家広(立) 落選
大阪  亀石倫子(立) 落選
兵庫  安田真理(立) 落選
広島  森本真治(無) 当選
比例  山本太郎(れ) 落選

私がブログなどで推奨した「戦略的投票」の結果は、当選が埼玉、広島の2人、落選が北海道、千葉、東京、神奈川、静岡、大阪、兵庫、比例の8人だった。結果的(数字的)には惨敗だった、だが、その要因なども分かりはじめて、「戦略的投票」は決して無駄な選挙戦術ではないことがよくわかった。

北海道は当初からかなり難しいと思っていたが、埼玉で共産党の候補者が当選したことは「戦略的投票」の結果の1つとしては大きい。一方で、千葉では立憲の票が共産に少しでも流れていたら、自民党2人の当選を阻止できただけに非常に悔しい。東京は立憲民主党が2人当選すると思っていたが、思いのほかれいわ新選組の候補者が票数を獲得したり、終盤に読売新聞の出した揺動記事によって立憲支持者内部に混乱をきたしたことによって2議席を確保することができなかった。残念だ。

神奈川は正直呆れた。とんでもない風見鶏で賞味期限切れの元知事が当選するとは信じらない。どうやら自民票が流れたようだ。自民もしっかり「戦略的投票」を行なっている。静岡は現職の地盤の強さに驚かされた。もう少し善戦するかと思ったのだが・・・。大阪は立憲と共産が競合してしまい、結局は共倒れになった。兵庫は知名度が浸透していなかったにも関わらず善戦だろう。広島は自民党の仁義なき闘いを尻目にトップ当選。素晴らしい。

そして比例の山本太郎だ。れ新は当初は全国で300万票は無理としても250万票は取るのではないかと思ったが、それでも200万票を越して224万票余を獲得して特定枠の2人を当選させた。これはこれまでの選挙では考えらなかった画期的な成果で、次の衆議院選挙に繫がる結果となった。次はどんな候補者をどのような選挙区、比例区から出すのかが楽しみである。ただし、野党の分断を許すと与党が有利なってしまうので、その点は留意してもらいたい。

いずれにしろ、私が「戦略的投票」で推奨した候補者には次の衆議院選挙もしくは3年後の参議院選挙を見据えた準備をしてもらいたい。そして、野党各党は今回以上に選挙協力を推し進めていってもらいたい。

土曜日, 7月 20, 2019

選挙管理委員会は「やっている感」を脱却すべき

投票日前日、新聞の折り込みに各政党のチラシが入ってくるのは分かる。しかし、選挙管理委員会のチラシは本当に意味があるのだろうか。
 
選挙管理委員会は新聞を読まない人に投票を呼びかける方が責務ではないだろうか。コンビニなどに投票を呼びかけるポスターを貼ってもらうとか、選挙公報やチラシを置いてもらうとか新たなる努力をすべきではないだろうか。
 
新聞にチラシを入れて、いわゆる「やっている感を出す」のは安倍政権と同じではないだろうか。

木曜日, 7月 18, 2019

消費増税は商店・飲食店を直撃します

消費税が10%になったら景気は衰退どころか低迷します。というのも、10%になると、例えば買い物に行って1,000円のものを買ったとしても10%の税金がかかるわけですから、その場で「100円も持っていかれるのかあ」とか「この税金はちゃんと使われているのか」と思います。ましてや、高いレストランで12,000円のコースを頼んだときには「これで国が1.200円も持っていくのかよ」と思うようになります。

10%という比率はとても計算しやすく分かりやすいので消費行動を妨げます。これでちゃんと年金など社会福祉に使うなら納得できますが、前回の8%に増税されたときに、国はまったく違うところに使っているので、とても信用できません。

ということで、景気低迷を避けるために、特に商店・飲食店関係者のみなさんは、今回の選挙では消費税増税に賛成の政党(自民党、公明党、維新の会)には投票してはいけません。

水曜日, 7月 17, 2019

「戦略的投票」で安倍晋三に打撃を与えましょう

「戦略的投票」をご存知ですか。海外では普通におこなれている選挙戦術です。これは当落線上にいる候補者のなかから当選させたい候補者をプッシュして当選させるという方法です。3年前の参議院選挙でも行われ、東京では小川敏夫(民進党)が維新の会の候補(田中康夫)に4万票の差で競り勝った実績があります。


そこで、今回の参議院議員選挙でも複数人区の選挙区で、安倍政権を支持する自公維の候補を落とすために、戦略的投票が必要です。下記は私なりに考えた「戦略的投票」が必要な候補者だと思われます。他にもいるかと思いますが、とりあえずご参考に。

北海道 畠山和也(共)
埼玉  伊藤 岳(共)
千葉  浅野史子(共)
東京  山岸一生(立)
神奈川 浅賀由香(共)
静岡  徳川家広(立)
大阪  亀石倫子(立)
兵庫  安田真理(立)
広島  森本真治(無)
比例  山本太郎(れ)

みんなで安倍政権に決定的な打撃を与えましょう。

火曜日, 7月 16, 2019

参議院議員選挙、しっかり投票しよう

選挙公報をやっと手にいれることができた。そして、そろそろ誰に投票しようかなと、考えている人も多いかと思いますが、次の点に注意しましょう。

間違っても写真やプロフィールを基準に投票するのはやめましょう。写真は今やいくらでも加工できる。イケメンにしたり肌を綺麗にするなんて朝飯前である。

プロフィールの多くは都合よく書かれています。学歴詐称なんていくらでもあります。安倍晋三も以前はプロフィールに南カルフォニア大学政治学科に2年間留学なんて書いていました。大嘘です。

そして、最も注意してほしいプロフィールは東京大学、松下政経塾、官公庁出身といった輩です。失言や暴言を吐いている連中のほとんどはこうしたところの出身者。こうした所に行った連中は頭でっかちで苦労を知らない。加えて世間の生活水準などをよく知らない。こんな連中を国会に送ってはいけません。

また、業界団体や地元企業と癒着がはっきりしている候補者もペケです。特に医師会や商工会推薦だとかはまっぴらゴメンです。また、特定の宗教団体や労働組合支援者もやめた方がいいでしょう。あと、知人から「この人に入れて」と言われた人もやめましょう。投票は自分の判断で決めるものです。他人に委ねることは独裁国家への道を歩むだけです。

とにかく、どういう政策を個人的に持っているかが重要です。そういう人および政党に投票しましょう。

日曜日, 7月 14, 2019

期日前投票へ行くときはボールペン持参で

多くの地域で14日から期日前投票所の数が増え、気軽に投票できるようなりました。

今回の参議院議員選挙で、嘘・偽り・隠蔽・改ざん・不正の安倍政権を支持する自民党もしくは公明党に投票するということは、憲法改悪によって自分が主権者であるということを放棄するだけではなく、「自分は政権の下僕、奴隷、棄民になります」と言っていることと変わりません。自民党および公明党支持者の皆さん、それでもいいのですか。
 
日本が民主主義国家であり続けるために、憲法改悪を目論む自民党および公明党、そして維新の会には投票しないようにしましょう。そこで、今回の選挙ではこのようなスタンスで投票しましょう。
 
・自民党、公明党、維新の会の候補者には絶対に投票しない
・選挙区で1人区の場合は野党統一候補に投票する
 複数人区の場合は野党の候補者で接戦をしいられている候補者に投票する
・比例区では当選してほしい人(もしくは政党)に投票する
 
今回の参議院議員選挙はとても大事な選挙です。必ず投票に行きましょう。そして、不正選挙をさせないためにも、ボールペンを持参しましょう。

木曜日, 7月 11, 2019

歳とると覚える力は衰えるが、昔の記憶は衰えない

一昨日、母親が入居している老人ホーム帰りに駒沢通りに面したバス停でバスを待っていると、自転車に乗った女性がいきなり私の前で止まって「小松くんですか」と尋ねてきた。顔に見覚えがないためにちょっと驚いた私は「どちら様ですか」と聞き返した。
 
すると、彼女は「高校の時の隣のクラスの○田です」と答えた。すぐに彼女の昔の顔は思い浮かばなかったが、なぜか「○田○代(さん)?」と返したら、彼女は「名前で呼ばれるとは思わなかった」とこちらもちょっと驚いていた。
 
実は先日の中学校の同窓会でも私がクラスの子に「あ、真面目な○橋○子さんだ」と言ったら、彼女も少し驚いていた。昨今、女性の名前を覚えるのがとても不得手になっているのだが、なぜか昔の女性(クラスメイトね)の名字と名前はセットで覚えている。なんでだろう。昔からフェミニストだったからか、それとも単なるスケベだったからか。いずれにしろどちらかだ。(笑)
 
で、話を戻すと、なんで私が彼女にすぐに分かったのですかと聞いたら、5年前の同窓会の時にお会いしたから、と。う〜ん・・・、覚えていない・・・。覚えているのは可愛いかったあの子とあの子ぐらいである。というのは冗談にしても、すぐにバスが来てしまったために、長く話はできなかったが、次の同窓会が開かれた時には彼女に感謝の意を伝えたい。ありがとう。

それにしても、歳を重ねると覚える力は衰えるが、昔の記憶は衰えない。不思議である。(^_^;;

日曜日, 7月 07, 2019

嘘、偽りの新国立競技場



東京五輪後は球技場に変えるはずだった新国立競技場。ところが、改修費や固定資産税がかかるから、そのまま存続させると。
  
これは明らかに出来レースだった。そもそも最初の設計(隈研吾)では変更するなど考えられておらず、建築関係者の間でも改装は無理があると言われていた。しかし、陸上競技場では採算が取れないという意見が多く出たことから、五輪後は改修するという方針を出した。
 
そして、案の定である。嘘、偽り、隠蔽、改ざん、不正は安倍政権の常套手段だが、東京五輪も同じである。