![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiPonh3VEx5iZHwHaW6COndlHurflv-SPrpqCvnbG7VilOoBgOkwYVTk73f_lUWYWVWOLbzKFwQ9trKwGiXLeYl3QyAVevL6DGGq9S56cj8zLQnvQoTZpo97ttyyERnc3GWvyOBtQ/s200/meito02.jpg)
毎朝、なにげに使っているお皿。ふと考えてみれば、生まれてからずっとこのお皿を使っているような・・・。ということは、もう50年以上も前のものかと、思いながら母親に聞いてみた。
「このお皿、いつごろ買ったの?」
「あら、あんた知らなかったの。このお皿、おばあさん(父方の母)が大切にしていたもので、戦争中は焼けるかもしれないと思って、地中に埋めていたものなのよ」
「・・・・・」
言葉を失ってしまった。
ということは、確実に64年以上前のもので、おそらく70〜80年前におばあさんが購入したものではないだろうか。そして、戦争中は渋谷区宇田川町(私の本籍地)にあった家の庭に埋められていたのである。
これまでなにげに使っているお皿(10枚ぐらいある)がとても貴重なものに見えてきてしまった。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj2MSFBdNWov6OJThU4wDYXyJ0sFIKWNPkmpynnlvQ_ZE3UzzQWtjC6xtXo9H1dV9_nn1ZtGitTpw947fRb4XHkZhRMxlAg8ict2uRnHADRNsvNtDwFHLwk-Y27Lk8CO_0HQBnTBw/s200/meito01.jpg)
そして、ネットでいろいろ検索したところ、このお皿(meito china)を作っていた名古屋製陶所は1911年(明治44年)に帝国製陶所として創立したが、後に名古屋財界の資本が入り名古屋製陶と名前を変え、大正・昭和初期はノリタケと並ぶ高級洋食器のメーカーだったようだ。しかし、戦争中(1943年)に住友金属工業が買収。終戦後は1946年鳴海製陶所として再発足、現在までその歴史を受け継いでいる。
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