金曜日, 9月 15, 2006

東京オリンピック開催に反対


先月30日に東京が福岡を下して、2016年のオリンピック国内候補地に決定した。私はこのオリンピック招致に反対です。2016年のオリンピックが東京で開催される可能性は、世界の立候補地をみればまずありえないのですが、東京の狙いはその次の2020年でしょう。しかし、それでも私は反対です。なぜかといえば、1964年のトラウマがあるからでしょう。

1964年。日本は高度成長期の真っ只中にあり、東京オリンピックは華やかに開催され、そして、さしたる問題もなく盛況のうちに終了した。しかし、この東京オリンピック開催のために東京は大きく変わった。その変貌ぶりを目の当たりにしているので、どうしてもオリンピックを再度東京で開催することに賛成できません。

東京オリンピックのために東海道新幹線ができ、高速道路もできインフラが整備されるようになった。加えて、国立競技場、代々木体育館、駒沢競技場といったスポーツ施設も充実していった。しかし、である。

私の住んでいる碑文谷周辺はオリンピックのために激変した。目黒通りが等々力方面まで延長され、そして環状七号線が多くの家の立ち退きをしいながら完成した。そして、下水にはフタがされ、碑文谷公園が源流の立会川までもがフタをされてしまった。多くの家の木塀がブロック塀に変わり、街から土と水と緑の匂いが消えていった。

東京が木と緑の町からコンクリートとアスファルトの町になった東京オリンピック。今さらここまで凄い変貌はとげないだろうが、それでも、私はオリンピック開催には反対です。

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