金曜日, 12月 27, 2019

イチゴがのっていないショートケーキのような東京オリンピック

電車の中でのある男女の会話。

女「東京オリンピックのマラソンが札幌になったけどどう思う?」
男「興味ないけど、暑さ対策だし、仕方がないんじゃないの」
女「でもさあ、あれって、イチゴがのっていないショートケーキみたいだよね」
男「うまい!」
女「マラソンはさあ、最後の日に東京の名所を回って、フィナーレを飾るんじゃないの。それを取り上げて札幌でやるって、おかしくない」
男「オリンピックなんて所詮IOCというスポーツ貴族たちとそのバックであるアメリカの放送局のための大会だから、日本のJOCなんて何も言えないんだよ」
女「そもそも夏にやるのがおかしいわよね」
男「オリンピックはFIFAやNBAなどが夏じゃないと選手を参加させないし。夏はアメリカのスポーツ中継は閑散期だから、オリンピックはもう夏にしかできないんだよ」
女「でも次はパリでしょ。パリだって今年の夏は40度以上になったのよ。マラソンを何処でやるのかしらねえ」
男「ピレネーとかアルプスでやるんじゃないの」
女「そしたら、栗なんかがトッピングされていないモンブランだわ」

水曜日, 12月 25, 2019

キャッシュレス化の裏に隠された事実に注視を

私はアメリカに住んでいたり、海外を旅することが多かったので、以前よりクレジットカードを多用している。種類も三井住友VISAカード、イオンカード、東急カード、JR東日本カードなど全部で7〜8枚は持っていると思う。それゆえに、現金を使うのは飲み屋、コンビニ、タクシーなどに限られていた。ところが、最近は飲み屋やコンビニの支払いはPay Pay、タクシーもSuicaになり、本当に現金を使わなくなってしまった。今月私が使った現金は飲料用自動販売機と床屋(理髪店)代だけである。 

このキャッシュレス化の波、日本は世界ではかなり遅れているようである。北欧のスウエーデンでは2015年の時点で、現金の使用率はたったの2%で、街には店頭に「No Cash」というボードを掲げられた店が多数あるという。今の日本でこんなボードを出している店はほぼ皆無だと思うが、いずれそういう時代がくるのかもしれない。ちなみに日本の現金使用率は80%で先進国(日本はもはや先進国とはいえないかもしれないが)ではダントツの高さである。それだけ日本人は現金好きであり、現金に対する信頼が高い。

さて、今日のキャッシュレス化を促進したのは、言うまでもないが消費税増税に関するキャッシュレス決済に伴うポイント還元制度である。ところが、そのポイント還元の原資(=税金)が不足していることが徐々に鮮明になってきた。

11月22日に梶山経産相は「1日あたりの還元額が12億円余りに達し、このペースが続いた場合、予算は2020年3月末までに400億円ほどが足りなくなる」という見通しを発表した。それが、11月28日には政府御用紙・産経新聞によると「政府が2019年度補正予算案に1500億円前後の追加歳出を盛り込む方針を固めた」と報道している。

つまり、政府(=経産省)はこんなに早いスピードでキャッシュレス化するとは想定できず、自分たちの見込み違いを認めたことになる。しかし、これを想定外とか見込み違いで済ますことができるだろうか。よく自民党政権は野党の新たなる提案に対して「予算の財源はあるのですか」とかなんとかイチャモンをつける。しかし、自分たちが行った消費税増税対策に対しては、すんなり補正予算とかいって不足分を補ってしまう。おかしくないだろうか。それでなくとも安倍政権になってから減らされた予算はいっぱいある。なかでも年金、介護、生活保護などの社会保障費は毎年削られている。

キャッシュレス化することは手間の削減、偽札防止、盗難防止、お金の管理などのメリットはある。その一方で、お金に対する価値の希薄化が心配される。それは政府の仕事内容に対する希薄化にも繋がる可能性もある。キャッシュレスが便利だからといって、その価値およびその裏側に潜んでいることには常に注視しましょう。

月曜日, 12月 23, 2019

「#忘年会スルー」は若者だけでなく高齢者も

TwitterをはじめSNSで「#忘年会スルー」という言葉が流行っている。分かるような気がする。忘年会は無礼講だなんて言っておきながら、結局は上司を持ち上げたりおだてたり、お酌をしなきゃならないのはおかしいに決まっている。こんな忘年会はスルーしていいと思う。

一方で同僚や同級生との忘年会はスルーしない方がいいだろう。というのも、いくらいきがったところで、人間独りでは仕事はできないし、相談する相手がいないようでは内向きになるだけで精進することもできない。それゆえに、同僚や同級生との忘年会は大事にした方がいいと思う。

といっている私だが、年齢が高くになるにつれ、忘年会の数が減ってきている。というのも「夜の忘年会はつらいから、昼の忘年会にしよう」という人も増えてくるし、「忘年ではなく生きている喜びを祝う新年会にしよう」という声も上がってくる。

もはや「#忘年会スルー」は若者だけでなく高齢者にも当てはまる言葉になっているのかもしれない。まあ私のように年がら年中「宴会」の不良飲兵衛には関係ない言葉かもしれないが。(笑)

金曜日, 12月 20, 2019

学級会決定より幼稚で露骨な閣議決定

とある辞典には「閣議決定」とは次のように記されている。

「憲法や法律で内閣の職務権限とされる事項や国政に関する重要事項で、内閣の意思決定が必要なものについて、全閣僚が合意して政府の方針を決定する手続き。法律や条約の公布、法律案・予算案・条約案などの国会提出、政令の決定などに際して行われる。」

ところが、昨今の閣議決定は「法律や条約の公布、法律案・予算案・条約案などの国会提出、政令の決定」とは無関係な幼稚なものが非常に目立つ。

11月26日、首相主催の「桜を見る会」について「意義あるものという考えに変わりはない」とする答弁書を閣議決定した。

11月29日、首相夫人は「公人ではなく私人」との認識が変わらないとする答弁書を閣議決定した。安倍昭恵が会に出席したことについて「首相の公務の遂行を補助する一環として行われてきた」としている。

12月10日、「桜を見る会」の招待者名簿が廃棄された問題で、政府は名簿の電子データについて「復元することは考えていない」とする答弁書を閣議決定した。

12月17日、 安倍昭恵が「首相の公務の遂行を補助する一環」として出席する「行事」を巡り、夫人にかかる日当や実費、飲食費、交通費など公費の支出について「お答えすることが困難」との答弁書を閣議決定した。

12月17日、東京オリンピックの観戦チケットに「首相枠」等があるかとの質問主意書に対して「首相枠、官邸枠および議員枠の意味するところが明らかではない」とし「お答えは困難」とする答弁書を閣議決定した。

こう見ると閣議決定はみんな「知りません」「答えられません」「隠蔽します」と言っているようなものである。確か安倍昭恵は「私人です」とかいう閣議決定もしていたはずだ。今や閣議決定は安倍晋三と昭恵らが税金を私物化することを許す決定でしかない。こんな閣議決定を許す閣僚も閣僚だが、自民党および自民党支持者たちも無責任極まりない。

木曜日, 12月 19, 2019

春風亭正太郎百貨店 赤坂支店 歳末大感謝祭五夜の第三夜

昨日(18日)は昨年に続き「春風亭正太郎百貨店 歳末大感謝祭五夜」の第三夜を聞きに行く。限定60席の会場は満員。演目は下記の通り。

春風亭いっ休  「牛ほめ」
春風亭正太郎  「七段目」
五街道雲助   「お見立て」
  〜 仲入り 〜
雲助・正太郎   対談
春風亭正太郎  「鼠穴」

開口一番の前座・春風亭いっ休は春風亭一之輔の弟子。頭が完全にスキンヘッドでまるで若い修行僧のような雰囲気。あとで春風亭正太郎が「彼は京都大学出身ですからね」と。どういう経緯で京大生が落語家(それも東京の)になったのかは知らないが「牛ほめ」を卒なく好演。

正太郎の「七段目」を聞くのは2回目。芝居好きの若旦那と小僧の定吉が忠臣蔵の『七段目・祇園一力の場』を演じるという滑稽噺。正太郎は日頃から多くの芝居を観ていて(私と同じようにクラシック音楽ファンでもある)、台詞回しや見得を切る仕草は下手な役者より上手い。加えて、定吉が演じるお軽の仕草も巧妙。すっかり手の内に入れた噺ぶり。お囃子も入ってなんとも贅沢な一席だった。

この日のゲストは五街道雲助。江戸落語の流れを継承する名人。大きなホールでの落語会では何度も聞いているが、マイクなしの空間で噺を聞くのは初めて。「お見立て」は吉原に通う杢兵衛が花魁の悪さに翻弄され、最後は生きている花魁の墓参りをしてしまう廓噺。その話ぶりはさすが江戸っ子というべきか、いなせで小気味よく聞いていて気持ちが良い。

対談では五街道雲助が71年ずっと同じ場所に住んでいるとか、弟子になれなかった柳家小さんの弟子たちに寿司を食われた話や、金原亭馬生に入門してからはその父である昭和の大名人・古今亭志ん生に落語を教わったりという話などを数多く披露。これには正太郎だけでなく観客もみんな興味津々。そして、三人の弟子(桃月庵白酒、隅田川馬石、蜃気楼龍玉)が私の良いところをそれぞれ持っていってくれて嬉しいと。もはや名人ではなく名伯楽でもある。

「鼠穴」は志ん生と並ぶ昭和の大名人・三遊亭圓生が構成した大ネタ。正太郎はおそらくこのネタに対する思い込みが大きかったのだろう。それゆえに、その意気込みがありすぎて少し粗も目立ち先走り感があった。大ネタなのだからもっとじっくり演じても良かったのかも。それでも金を貸した兄と三文しか借りれなかったが大成した弟との絆は上手く演じきっていた。昨今ではこの大ネタを演じる若手落語家は多いが背伸び感は否めない。正太郎が真打になったときに再度「鼠穴」を聞いてみたい。

最後に余談だが、正太郎が描く師匠方の似顔絵はめちゃくちゃに上手い。いつの日か(真打披露のとき?)にはこれまで描いた絵を全部披露してもらいたい。


火曜日, 12月 17, 2019

安倍政権は反社会的勢力だ

1年前に亡くなった高取英さんの名言。

「自民党は警察に強いが暴力団に弱い。
 警察は暴力団に強いが自民党に弱い。
 そして、暴力団は自民党に強いが警察に弱い」
 
要は自民党、警察、暴力団はトライングル構造になっていて、結局のところ持ちつ持たれつのどうしようもない関係を表している。
 
そして、現在問題になっている反社会的勢力の定義である。安倍政権は12月10日に「反社会的勢力」について「限定的かつ統一的に定義することは困難である」と閣議決定した。加えて、昨日菅官房長官は「反社会的勢力の定義が困難でお困りであれば警察に」と投げやりともいうべき、警察が勝手に反社会的勢力を定義できるとまで言わんばかりの危険な発言をした。
 
こうなると、これはこれまで反社会的勢力と戦ってきた人たちの努力を無にする、まるで社会放棄したような無責任内閣である。暴力団が反社会的勢力であることは言うまでもない。それに連動している詐欺集団・企業も同様である。そして、彼らはもちろん安倍政権支持者でもある。今や安倍政権そのものが反社会的勢力である。これで警察もとなると、どうしようもない反社会的独裁国家になる。それでもいいのですか、皆さん。

月曜日, 12月 16, 2019

野球馬鹿のやっかみ、ひがみ、ねたみ

先日(丸の内でラグビー日本代表がパレードした日)、ある居酒屋で私と同年輩のおじさんが「(ラグビーは)たかがベスト8になっただけでパレードするなんておかしい。野球はメジャーのメンバーが出てないけど世界一になったんだぞ」と怒っていた。私は別に反論することなく「ああ〜この人は視野の狭い典型的な野球馬鹿なんだな」と胸の内で苦笑していた。

そもそもラグビーワールドカップと野球のWBSCプレミア12では規模も参加選手のレベルも違いすぎる。ラグビーワールドカップは全世界のトッププレイヤーが集まって、国やチームの誇りをかけてプレイした大会だった。ところが、WBSCプレミア12は現役メジャーリーガーはまったく参加せず、日本のトッププレイヤーも何人も参加していない。言葉は悪いがワンランクもツーランクも下の世界大会なのである。

それゆえに、おじさんの言葉はラグビー日本代表の活躍に対する、やっかみ、ひがみ、ねたみでしかなく、サッカーやバスケット、そしてラグビーなどが人気になることに恐れをなしているようでもあった。こうした閉鎖的な思考しか持てない野球ファンは意外に多い。それはまるで既得権益を守ろうとしている自民党支持者のようでもある。

そして、そのおじさんが帰ってから、お店の人に「今の方はどんな関係のお仕事をしているのですか」と聞いたら、「土木関係ですねえ」と答えが返ってきた。私は胸の内では妙に納得してしまった。w


侍稲葉監督が危機感「パレードしてもらえなかった」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191215-12150730-nksports-base

金曜日, 12月 13, 2019

タクシー業界に未来はあるのだろうか

一昨日乗ったタクシーでの運転手さんとの会話。

私「最近タクシーの台数減ってないですか。目黒通りなんか以前は簡単に拾えたのに」
タ「タクシーの台数は減っていないんですよ。動いている台数が減ったんですよ」
私「どういうこと?」
タ「ウチの営業所は200台あるんです。この場合、運転手は最低でも500人必要なんですが、今400人しかいないんです。だから、車は150台から160台しか動いていないんですよ。40〜50台は遊んでいます。人手不足ですね」
私「地方では運転手さんは余っているんじゃないですか。東京に来ないの?」
タ「それが、みんな1〜2年で帰っちゃうんですよ。東京は思ったほど稼げない、物価は高い、田舎でのんびり仕事する方が楽だと言って」
私「そうなると、外国人ドライバーになるのですか」
タ「いや、今は女性ドライバーの確保が先決なんですよ」
私「確かに女性の運転手さん、増えていますよね」
タ「ただ、彼女たちは昼間の勤務だけを希望する人が多いんですよ」
私「それは分かる。酔っ払いを相手にしたくないですからね」
タ「だからと言ってはなんですけど、我々は夜主体の妙な勤務体系になったりしてしまうんです。私はまだ若いからいいですけど、年配の人は大変だなあと思います」

外国人観光客が増え、スマホで気軽に予約できるようになり、タクシー業界は安定と思いきや、ここでも人手不足という問題に直面しているようである。ハイヤー・タクシー連合会の統計によると、2005年のピーク時には全国に約38万人の運転手がいたが、2016年には約29万人まで減少している。そして、給料もバブル時代は平均年収が411万円あったのに、2017年には333万円と大幅に減少している。そして、何よりも大問題なのが、運転手の高齢化である。国土交通省の調べでは、タクシー運転手の平均年齢はなんと59.4歳となっている。こんな平均年齢が高い業種は他にあるだろうか。

こうなると、人材不足どころではない。タクシーという仕事に未来はあるのだろうか、と思ってしまう。深刻な問題である。

木曜日, 12月 12, 2019

大手マスコミは単刀直入な世論調査をするべし

新聞やテレビなど大手マスコミの世論調査がどう行っているかをご存知ですか。よく内閣支持率が上がった下がったと言っているが、あれはいくつもの質問に答えさせた後(誘導尋問ですね)に、「あなたは安倍内閣を支持しますか、支持しませんか」と答えさせるのである。そのために、どうしようもない安倍内閣なのに支持率が高くなってしまうのである。これは統計学からすると、信用のできない統計になるのではないだろうか。

一方で、写真にもあるYahooの安倍内閣支持率調査は単刀直入である。その結果も見ての通り、新聞の世論調査とはまったく違う。支持率はたったの25%、不支持が73%である。大手マスコミの支持率とは歴然の差がある。また、ツイッターでは個人で世論調査をすることができるが、これに至っては圧倒的な違いであり、安倍晋三の支持率は悲惨である。

今やマスコミが行う政権支持率が安倍政権への忖度として使われることは明らかであり、多くの国民がそのことを知っている。大手マスコミよ、誘導尋問などなくダイレクトな世論調査をしてみなさい。

それをやらないなら、マスコミはマスゴミどころか政権擁護者でしかない。

https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/40124/result

水曜日, 12月 11, 2019

某国A首相のいろいろな噂話

これは某国のA首相に関わる噂話です。文書も証拠もほとんど残っていません。みんなシュレッダーで消されているのでしょう。しかし、噂話としてはしっかり残っています。
 
某国A首相の乳母は「宿題みんな済んだね?」と聞くと、シンちゃんは「うん、済んだ」と言う。寝たあとに確かめると、ノートは真っ白。それでも次の日は「行ってきまーす」と元気よく家を出ましたと。ガキの頃から平気で嘘をつく男だった。
 
某国A首相は必修だった大学の政治学の授業に一度も出席しなかった。だから担当教授は不可を付けたがなぜか卒業していた。いったいどんな手を使って卒業したのでしょうか。改ざんは昔から得意だった。
 
某国A首相は南カリフォルニアの大学で政治学を勉強したと述べていたが、それが嘘であることがバレて今はその経歴は抹消されている。しかし、アメリカに2年間も行っていたのにまったく英語ができない。いったい何をしていたのでしょう。隠蔽の2年間なのかもしれません。
 
某国A首相はその家柄と親父の人脈で何人もの社長令嬢らとお見合いをしたが、そのたびにその言動と性格から断られ続け、最終的に今の夫人と結婚した。裏口卒業者がババ(=ジョーカー)を掴んだのも至極当然だったのかも。
 
そして、何よりも凄い噂が、2006年12月に某国A首相は「その年の一文字は?」というマスコミの問いに「『変化』ですね」と答え、さらに「それを一文字にすると?」と聞かれたら、彼はなんと「それは『責任』ですね」と答えたらしい。人の話を聞く耳をもたないのではなく、理解力がまったくない正真正銘の馬鹿なのです。
 
以上、みなさまもよくご存知の某国のA首相の噂話でした。

火曜日, 12月 10, 2019

なぜ球技専用競技場がなかなかできないのか

新国立競技場が完成したようだ。オープニングセレモニーは21日。スポーツイベントは来年1月1日のサッカー天皇杯が最初になるとのこと。

さて、この新国立競技場、当初はオリンピック後はサッカーやラグビーなどができる球技場になると言われていた。しかし結局のところ改築費などの問題で出来なさそうである。いや、間違いなく出来ない。またもやスポーツ界(JOC、東京都、体協など)は安倍政権同様に嘘をついたのである。というのも、2002年のワールドカップの時も横浜に新しいサッカー専用競技場ができると言いながら、できたのは陸上トラック付きの競技場であった。

誰もが周知のことであるが、陸上競技の大会で5万人以上の集客が可能な大会はない。それなのにどうして陸上トラック付きの競技場が作られるのだろう・・・。理由は意外なところにあるように思われる。

それは体育教師の圧力ではないかと私は推測する。全国にどれだけの体育教師もしくは体育学部出身の教師がいるかは知らない。しかし、おそらくその半数以上は陸上競技出身者ではないかと思われる。

小・中学校で教える体育は徒競走、ハードル、走り幅跳び、走り高飛びなど陸上競技が多い。それゆえに、小・中学校の体育教師は陸上競技出身者が多いはずである。というのも、陸上競技出身者の就職先としては教師が一番身近なのである。サッカーやラグビー、バスケットなど球技出身者は陸上競技を不得手としていることもあり、その多くが体育教師にはなることなく、一般企業に就職するか地元に戻って家業を継いだりする。

そして、ここからが本題である。陸上競技出身の体育教師は自分や自分の教え子を晴れ舞台に立たせるためにはどうしても陸上トラックのある競技場が必要になる。こうなると、彼らにとってはサッカーやラグビーなどの専用球技場は無用の産物である。そのために、新しい球技場ができるとなれば、陸連や体協などと共にに圧力をかけて、トラック併設の競技場に変えてしまうのである。このいい例が2002年にできた横浜国際競技場ではないだろうか。

そして、今回の新国立競技場もおそらく改築費が高いというだけではなく、陸連などからの圧力で球技場への改築が見送りされたのではないかと推測される。では、どうしてこうした圧力に屈するのかといえば、それは陸連や体協が自民党の集票マシーンであるからだ。つまり、陸上競技出身の体育教師が自民党支持者であるから専用球技場がなかなかできないのではないだろうか。

この3段4段論法的な説(推測)がおかしいと思う人もいるだろう。そういう人はまずは自分の周りの体育教師がどんな競技出身かを調べることをお勧めする。

木曜日, 12月 05, 2019

実名で安倍擁護をする人はそろそろ潮時だ

反省も謝罪も羞恥心もなく、嘘、偽り、改ざん、隠蔽、証拠隠滅だらけの詭弁男・安倍晋三。日本一の破廉恥男である。そんな男を擁護するテレビ業界人はかなりいるがこの5人はとにかく酷かった。いや酷い。

岩田明子(NHK)
辛坊治郎(元読売テレビ)
宮根誠司(元朝日放送)
反町 理(フジテレビ)
小松 靖(テレビ朝日)

そして、安倍擁護芸人はこの5人。3人は吉本興業所属だ。

松本人志
小藪千豊
千原せいじ
つるの剛士
立川志らく

一方で、これまで安倍擁護派だった弁護士の八代英輝もヤバいと思い始めたのか抜け出しを図ろうとしている。また、安倍広報マンともいうべき田崎スシローこと田崎史郎にしても、流石に擁護できなくなったのかテレビ出演を見送り始めている。いずれにしろ、安倍政権は完全に末期症状である。SNSなどで実名で安倍政権擁護をする人もそろそろ退散した方がいいだろう。

https://lite-ra.com/2019/12/post-5126.html

木曜日, 11月 28, 2019

ラグビー、恐るべしですよ

ジム仲間に少年野球のコーチをしている人がいる。彼のチームは毎年春と秋に体験入部という名のトライアウト(入団試験?)をやるそうである。毎回30人前後の子供が集まり、その子が野球に向いているかを判断するそうだ。
 
ところが、この秋は希望者がなんとゼロ。そのあともチラシを何百枚も配ったりしたが、それでも希望者はまったくいなかったそうである。7〜8年前はイチローや松井秀喜の活躍で、200人以上の応募者があったのに、今回は0だった。
 
理由は明白で、ラグビーのせいだということである。4年前も日本が南アフリカを破るというラグビー史上最大の番狂わせがあったとき応募者が数人に激減したと。それが今回は皆無だったのだから、チームとしてもかなりのショックだったようだ。
 
加えて、野球チームの子供たちも練習前にスクラムを組んだり、ボールを後ろに投げて走ったりと完全にラグビーモードに入ってしまうと。(笑)
 
「やばいっすよ。ラグビー、恐るべしですよ」
 
私としては返す言葉もなく、苦笑せざるをえなかった。(;^_^A

月曜日, 11月 25, 2019

高齢者は大きな浴槽やサウナには絶対に独りで入らないように

私は自宅でシャワーを浴びることはあっても、風呂(浴槽)に入ることは滅多にない。なぜかといえば、狭い浴槽は嫌いだしジムや銭湯で入ることができるからだ。

で、先日母親が入居している老人ホーム帰りに銭湯に行ったのだが、そこでジャグジーのついた風呂に入ったら、隣のおじさんが手摺りに捕まりながら、身体を横向けにしているので、変だなあと思った瞬間におじさんの口が湯についた。これはヤバいと思い、すぐにおじさんを抱え上げたが、おじさんの手が手摺りを握り締めていて(おそらく硬直したのだと思われる)なかなか抱き起こせない。そしたら、すぐに近くにいた体格の良いお兄さんたち2人が手伝ってくれて、彼を脱衣所に運んで行ってくれた。その後、おじさんはしばらく横になり、みんなに助けられながら冷たい水を飲んで徐々に回復していった。

実は私はこれまでにジムでも同じように風呂場で溺れそうになった人を2度救っている。それゆえに「うるさい奴だなあ」と思われるかもしれないが、高齢者の顔見知りの人たちには口を酸っぱくして「独りで浴槽に入らないように。サウナも独りで入らないように」と言っている。

とにかくジムや銭湯などの大きな浴槽には周囲に誰もいないときに高齢者は独りで入ってはいけない。そして、風呂やサウナに入るときは、必ず少しでも水を飲んでから入るようにとも言っている。先日のおじさんにしても、脱水症状を起こしてのぼせたに違いないので、高齢者は水を飲んでから風呂に入るだけでも事故を防ぐことができるはずである。

日本では「入浴中の溺死」は死因の5位になっている。そして、その多くは12月から2月の冬場に多い。長風呂も危険だが、とにかく風呂に入る前には少しでも水を飲むようにしましょう。そして、独りで入ることも避けましょう。皆さんもご注意を。

土曜日, 11月 09, 2019

柳家喬太郎@下北沢ザ・スズナリ

柳家喬太郎が「落語家生活30周年記念落語会 ザ・きょんスズ30」と題して下北沢ザ・スズナリで1ヶ月の公演を行っている。前売券は発売と同時に瞬殺で、私はかろうじて昨日の1公演のチケットを手に入れることができた。
 
喬太郎がなぜスズナリで公演を行うのかと思う人も多いかもしれないが、彼は挨拶文の中で「つーか、ただ、いいきっかけだから、大好きなスズナリで、大好きな落語を喋りたかっただけなんだよ!」と書いている。おそらく彼は若い頃にそしていい歳になってもスズナリに通っていたに違いない。その昔何度もスズナリで芝居を作った側の者としては嬉しい限り。どんな劇団の芝居を観ていたのだろうか。ちょっと気になる。w
 
私が下北沢およびスズナリに行くのは何年ぶりだろうか。駅は変わり街も大きく変わってしまったが、スズナリは昔ながらの佇まいで、何も変わっていなかった。もちろん劇場自体にも大きな変化はなかった。
 
演目は下記の通りだが、開口一番の柳家小んぶ(喬太郎の弟弟子)とゲストの浪曲の玉川奈々福には申し訳ないが、やはり喬太郎が出色だった。
 
柳家小んぶ  「強情灸」
柳家喬太郎  「ウルトラ仲蔵」
 〜 仲入り 〜
玉川奈々福  「慶応太平記より 牧野弥右衛門の駒攻め」
柳家喬太郎  「文七元結」
 

「ウルトラ仲蔵」は「中村仲蔵」を題材にしたウルトラマンの話。ウルトラの世界と歌舞伎の世界が入り乱れる抱腹絶倒劇。ロビーには円谷プロからもお祝いのウルトラマン人形が届いていて、円谷プロの粋な計らいにも感服。
 
「文七元結」は古典落語の大ネタ。私も2〜3度聞いたことがあるが、喬太郎の「文七元結」は笑わせるツボ、泣かせるツボを見事までに押さえていて、私も最後は不覚にも目頭が熱くなってしまった。
 
古典も新作もどちらも超弩級の噺ができる落語家・柳家喬太郎。その稀有な才能は古今東西、往古来今いないのではないだろうか。

金曜日, 11月 08, 2019

新語・流行語大賞の一押しは「にわかファン」

今年の「新語・流行語大賞」の候補が発表された。

個人的には「にわかファン」「命を守る行動を」「闇営業」あたりを推したいが、ただこの「新語・流行語大賞」は受賞式に誰かが出席できそうな言葉が選ばれるという、ある意味よくない傾向がある。

となると、「にわかファン」は当事者ではないにしてもラグビー日本代表選手の誰か(まあリーチ・マイケルだろうが)が登場することができる。しかし「命を守る行動を」は気象庁の予報官が出てくることはまずありえないし、ましてや「闇営業」で吉本興業の芸人がヘラヘラと壇上に上がることはない。

また「令和」や「れいわ新選組/れいわ旋風」が選ばれると、政治的だと言って批判を受ける可能性があるので、おそらく大賞に選ばれることはないだろう。

こう考えると、言葉としては世相を反映した「キャッシュレス/ポイント還元」「免許返納」あたりが有力候補なのだろうか。ただ、受賞者が誰になるのかが解らない。そうなると、ラグビー関係で「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」や「ジャッカル」が有力になってくる。

まあいずれしろ、受賞式にラグビー日本代表が登場するのは間違いないだろう。

水曜日, 11月 06, 2019

ラブスカフニが日本代表MVPにふさわしい

ラグビーワールドカップが先週終わった。ラグビーロスである。(笑)

それはさておき、今回のワールドカップは日本代表をはじめ各国のチームが多国籍な多様性を教えてくれると共に、個々の多様性というか、人にはそれぞれの得意分野があるということを教えてくれたような気がする。そして、多くのにわかファンを生んでくれた。針金入りのラグビーファンとしては嬉しい限りであった。

そのにわかファンにもラグビー憲章ともいうべき、品位(INTEGRITY)、情熱(PASSION)、結束(SOLIDARITY)、規律 (DISCIPLINE)、尊重(RESPECT)の5つの精神が少しでも浸透してくれたことが嬉しい。これが日本の政治に反映してくれればもっと嬉しいのだが・・・。

さて、今大会の日本代表のMVPは誰かということが話題になっているが、私はピーター・ラブスカフニに1票を投じたい。今大会の日本代表でフル出場したのはバックスの松島幸太朗とラファエレ・ティモシーの2人。フォワードではピーター・ラブスカフニが最後の南アフリカ戦だけ残り10分に退いたが、それ以外はフル出場した。加えて、彼はおそらくもっともタックル数が多かったと思う。彼こそがMVPにふさわしい。

月曜日, 11月 04, 2019

「想定外」という言葉は「言い訳」。東京オリンピックは危険だ

ラグビーワールドカップは台風で3試合中止に見舞われたものの、それ以外は総じて天候に恵まれて大成功利に終わった。それに対して来年開かれる東京オリンピックはどうなるのだろうか。とても心配である。

右の「東京大会の理想的な日程」という文の写真は、東京オリンピック立候補ファイルである。なんと「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」と書かれている。この時期とは7月24日から8月9日である。

ではいったいこの時期の東京の気温はどうであろうか。過去10年の東京の7月24日の平均最高気温は31.2度ある。ただ、今年(2019年)だけが最高気温が21度と異常に低かったので、31.2度に止まったが、2年連続して低いことはまずありえないので、来年の開会式の東京の最高気温はおそらく32〜33度であろう。ちなみに、開会式は午後8時から行われるが、その頃の気温は27〜28度と思われる。まあ観客は耐えることができるだろう。

しかし、翌25日から8月9日までの競技日程の天候はどうであるかと言えば、もう言わずものがだろう。最高気温はだいたい32度から35度で、湿度も50%台でとてもじゃないが「アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」ではない。マラソンと競歩が札幌で行われることにはなったが、それ以外にもアスリートにとって危険なスポーツはいっぱいある。

屋内競技はまだしも屋外競技はどんな日程を組もうが、全てを夕方以降というわけにはいかない。陸上競技、サッカー、ホッケー、7人制ラグビー、アーチェリー、ゴルフ、テニス、馬術、近代五種などは間違いなく30度以上ヘタすれば35度以上の炎天下で競技をすることになるだろう。

こうなると、アスリートたちが本来の力を発揮する場でなくなる。立ちくらみする選手もしくは倒れる選手も出る可能性は非常に大きい。同様なことは観客にも起きるだろう。各会場は万全の医療体制を組むだろうが、想定外のことが起きる可能性だってある。ただ「想定外」という言葉はもはや「言い訳」でしかない。

何が起きるかわからない東京オリンピック。危険である。

金曜日, 11月 01, 2019

ラグビーワールドカップ成功の影の立役者は意外にも天候

ラグビーワールドカップ(9月20日〜11月2日)も残すところ、今日の3位決定戦(ニュージランドvsウエールズ)と明日の決勝(イングランドvs南アフリカ)だけとなった。今大会は台風19号のために3試合が試合中止になるというアクシデントに見舞われたものの、日本代表の予選全勝という快進撃もあり、予想を遥かに上回る観客が押し寄せて、大盛況で終えることができそうである。
 
そして、その成功を支えた影の立役者は天候だったのではないだろうか。実は期間中に雨に降られた試合が数えるしかなかったのである。私の知る限り観客がレインコートを着ざるをえない試合は9月22日の横浜でのアイルランドvsスコットランド戦と、10月3日の花園でのジョージアvsフィジー戦だけだったように思う。札幌、神戸、大分は屋根付き会場なので雨が降っても関係ないのだが、期間中は雨がよく降っていただけに、台風を除いては意外にも雨の影響を受けることはなかった。
 
そして、気温も何処の会場も最高気温が20度台で、時には選手には少し暑かったかもしれないが、観客にとっては過ごしやすかったのではないだろうか。ただ、9月29日の熊谷でのジョージアvsウルグアイ戦は14時15分のキックオフということもあり、気温は30度を越えていて、さすがに観客も大変だったみたいだ。
 
このように今回のラグビーワールドカップは雨にも気温にも恵まれたといって過言ではない。もし、また日本で開催することがあれば、台風というリスクはあるかもしれないが、やはりこの時期に開催するべきだろう。そして、それまでにもっと間近で観戦できる素晴らしい競技場ができていることを望みたい。

月曜日, 10月 28, 2019

ラグビーワールドカップ準決勝 すごい試合だった

昨日、横浜総合競技場で
ラグビーワールドカップの準決勝(ウエールズ vs 南アフリカ戦)を観てきた。

試合は前半は両チームとも負けたら終わりという感じで、とても手堅い作戦でほんの少し物足りなさを感じるものの緊張感に満ち溢れていた。ところが、後半はそれが弾け飛んだかのように双方ともアグレッシブになり、もの凄い大激戦を繰り広げた。結果は南アフリカが僅差の19-16で勝利を上げ、決勝戦で大本命ニュージランドを破ったイングランドと戦うことになった。

いや〜、それにしても凄い試合だった。今回のラグビーワールドカップ、私はほとんどの試合をテレビ(主にJsports)を通じて観ているが、おそらくもっとも緊迫した試合だったのではないだろうか。特に後半のウエールズがトライをする直前のフェーズ21にも及んだ攻防戦は凄まじいものがあり、それを目前で観れただけでも行ったかいのある試合だと思ったほどだった。

実は私は台風19号で中止となってしまったイングランド vs フランス戦@横浜のチケットを持っていた。それゆえに、その鬱憤が少しあり準決勝は素晴らしい試合を期待していた。また日本が準々決勝で南アフリカを破っていようものなら、この試合は大変なことになっていた。そんなこともあり、一緒に行ったにわかファンの彼女は試合中に「リーチ! と叫びたかった」と言っていた。(笑) 私はそんなことにお構いなしにテレビでは味わえない世界最高峰の激戦と雰囲気を堪能した。

いや〜、それにしても観客席の外国人の多さには驚いた。昨日の有料観客数は67,750人だったそうだが、おそらくその3分の1、つまり20,000人以上は外国人だったように思えた。そして、その外国人の多くがラグビーファンということもあり、ガタイが大きく、アメリカで生活したこともある私でもみんなデカいなあと思わざるをえなかった。しかし、彼らはみんなとても紳士的で、私も何人かの外国人と話をしたが、誰も「日本のオーガニゼーション(組織的運営)とホスピタリティ(歓迎・接客)は素晴らしい」と口々にしていた。

ここまで外国人に好評だと「一生に一度」ではなく20年後以降に開催される可能性があるかもしれない。そこまでは生きていられるかどうかわからないが、4年後のフランス大会、8年後の大会(アメリカ希望)にはチャンスがあれば観に行ってみたい。

水曜日, 10月 23, 2019

ラグビー日本代表はハーフ団の強化が急務だ

私はにわかでもなく筋金入りのラグビーファンではないが、針金入りのラグビーファンである。
 
ラグビーワールドカップ、日本代表は準々決勝で南アフリカに完敗。世界の壁の厚さを感じた。しかしながら、日本のマスコミはみんな「よくやった」だの「感動した」ばかりで、自己反省(欠点)や先を見据えた展望などをまるで報じない。それゆえに、私なりの指摘を述べたいと思う。
 
まず日本代表の欠点をあげたいと思う。戦術面では日本はキックディフェンスにあまりにも弱い。相手がキックするハイパントにしろ、ロングキックにしろ、それに対するリカバリーが遅く、弱い。これはフルバック(15番の選手)もしくはスタンドオフ(10番)のポジショニングが良くないのと、反対に蹴返すキック力の無さからであろう。
 
次に日本のハーフ団(9番と10番)の弱さだ。スコットランド戦の最初のトライを許したのはスクラムハーフ(9番)のタックルミスからだった。また南アフリカ戦の最初のトライを許したのはスタンドオフ(10番)のタックルミスからだった。それに比べて、南アフリカのスクラムハーフ・デクラークはパスが上手いだけでなく、何度も日本のフォワードをタックルして素早いディフェンスしていた。そのこともあってか、彼はプレヤー・オブ・ザマッチに選ばれた。ところが、日本のハーフ団はタックルミスばかりでサイド攻撃をすることもなく、とても世界レベルとは言えず、非常に歯がゆかった。命日だった名スタンドオフの平尾誠二は草場の影で歯軋りしていたに違いない。
 
日本のフォワード(1番〜8番)やバックス(11番〜15番)は世界レベルにあると思うが、ハーフ団はまだまだである。今後、下記の記事のように、日本が南半球4か国対抗戦に参加することができたとしても、ハーフ団を相当強化しない限り苦戦すると思う。ただ、こうした対抗戦に参加することは日本のレベルアップにつながるので、是非とも実現してもらいたい。

日本代表、南半球4か国対抗入りか 人気と実力認められた 25日4協会検討…NZ紙報じる

https://hochi.news/articles/20191022-OHT1T50001.html?fbclid=IwAR2bU0_5LybdZUzUpLaCpDW4NejBD41cn31OXbSkLe74yN0bvX7YRYs_Xyg

木曜日, 10月 03, 2019

ラグビーワールドカップは次大会で日程を改善すべき


写真は昨日の朝日新聞のスポーツ欄。私が先日このブログで書いたラグビーワールドカップにおける開催国の日程が優遇されているという趣旨と同じことが書かれている。やはり多くの人がこの日程に疑問を抱いていると思う。

今回の日本が日程的に有利なことは前回書いたが、前大会においても開催国イングランドは9月19日、27日、10月4日、11日に予選を戦うという緩やかに日程だった。で、日本は9月20日、23日、10月3日、12日で、あの南アフリカ戦からたった中2日でスコットランドと対戦してボロ負けを喫してしまった。

ラグビーワールドカップは出場チームが20、グループが4ということで、各グループは5チームとなる。そのために、同じ組で対戦しても必ず1チームは抜け番になってしまう。そのために、各チームの条件を均等化することは無理である。

しかし、今回の大会、よーく日程をみると、予選は3週と3日、つまり24日間で組まれている。これを丸4週(28日)で組めば中3日や4日というチームは生まれないのではないだろうか。このあたりをワールドラグビーは次大会で改善してもらいたい。

月曜日, 9月 30, 2019

ラグビーワールドカップの日程は日本に優位すぎ

ラグビーワールドカップ(RWC)が盛り上がっている。長年のラグビーファンとしてはとても嬉しい。日本は開幕のロシア戦に続き、グループリーグ最大の強敵アイルランド(世界ランク2位)にも勝った。これには日本および世界のマスコミが、前大会で南アフリカに勝った時の「ブライトンの奇跡」と同じように「静岡の衝撃」と報じた。

確かに日本がアイルランドに勝ったことは素晴らしい。ただ、日程的なことを考えると、今回のRWCはあまりにも日本にスケジュールが優しい。開幕戦を日本が行うのは当たり前としても、予選の最終戦も日本なのである。

つまり、日本はすべての試合が中6日もしくは7日と非常に恵まれている。一方で、日本の対戦相手はロシアはともかく、アイルランドは中5日で日本より2日短い。次のサモア戦も日本の中6日に対してサモアは中4日である。また最後のスコットランド戦にいたっては日本は中7日に対してスコットランドは中3日である。

前回のイングランド大会でのホスト国のスケジュールがどうだったかは知らないが、このスケジュールはあまりにもホスト国である日本に優遇されすぎではないだろうか。こうなると、強敵アイルランドに勝った日本は残るサモア、スコットランドに勝たなくてはおかしい。

台風などの影響で何処の会場も高温多湿で何処のチームもハンドリングミスが多いが、これは自然現象なのだから、何処の国にも有利不利はない。しかし、日程はそれぞれのチームに大きな影響を与えている。日本が連勝して浮かれている俄かファンも悪くはないが、今後の大会のことを考えると主催のワールドラグビーはもう少し各国に均等になる日程を組むべきである。

月曜日, 9月 23, 2019

ラグビーワールドカップに夢中

ラグビーワールドカップにどっぷりハマっています。
 
日本vsロシア戦に始まり、これまでに7試合が行われましたが、その全ての試合をテレビでライブor再放送で観戦しました。まだ7試合しか行われていないので6チームが出場していないのですが、とりあえず第1週を観終わっての感想です。
 
下馬評通りというか、世界ランキング1位ニュージーランド、2位アイルランド、3位イングランドの3チームは圧倒的な強さを誇示しました。この3チームは間違いなくベスト8に進出するでしょう。
 
一方で意外だったのが7位フランスと8位スコットランド。フランスはアルゼンチン(11位)に2点差で勝ったが、反則の数が非常に多く、決して褒められた内容ではなかった。もし、最後のアルゼンチンのフィールドゴールが決まっていたら・・・。スコットランドも相手が格上のアイルランドだったとはいえ、ノートライに終わったのは屈辱的だったでしょう。この2チームはちょっとお尻に火がついたと思います。
 
さて、今日からは第2週が始まります。必見はなんといっても28日(土)の日本vsアイルランド戦と、29日(日)のオーストラリアvsウエールズ戦でしょう。ラグビーに興味があろうがなかろうが、この2試合は見逃さないように。
 
「4年に1度じゃない。一生に一度だ。」というキャッチフレーズはちょっとオーバーな気がしないでもないですが、まあ少なくともあと30年以上は開催される可能性はないので、とにかく観れる時に観に行った方がいいでしょう。チケットはまだ残っています。特に静岡(ロケーションはよくないのですが)での試合がかなりあるようです。

木曜日, 8月 29, 2019

アイスクリームやアイスキャンディーをほとんど食べない夏

先日も書いたが、昨年(2018年)の夏は梅雨明けが6月29日と史上もっと早く、7月23日に熊谷で観測史上最高の41.1度を記録した。猛暑だった。そのために、アイスクリームやアスイキャンディーを食べる機会が多く、私も遅まきながら「ガリガリ君」デビューをしてしまった。
 
ところが、今年は梅雨明けが7月29日と昨年より1ヶ月も遅く、加えて東京での猛暑日(最高気温が35度以上)も8月に入ってからで、それも1日から18日までの間に10回を記録した。これは昨年の12回とさほど変わらないが、真夏日の数が今年は今日を含めて40日と少ない。昨年は68日もあったのだが、これから仮に真夏日が15日あったとしても55日にしかならず、昨年に比べて10日以上も少ないことになりそうである。
 
こうなると、心配になってくると夏場商品の売り上げである。「ガリガリ君」やビールの売り上げはどうなのだろうか。かき氷屋の売れ行きはどうなのだろうか。保冷剤や気化熱を利用した冷んやりグッズの売れ行きはどうなのだろうか。またプールや海の家はどうだったのだろうか・・・、と心配になってくる。
 
まだ夏は終わったという段階ではないが、今年の夏は昨年に比べてとにかく過ごしやすい。しかし、雨が多いこともあり、人々の外出の機会も減っている。観光地、行楽地の景気はどうだったのだろうか、また飲み屋街の景気もどうなのだろうか、とこれまた心配してしまう。
 
今夏、私はガリガリ君を買うことはなかった。アイスクリームもほとんど食べていない。海の家やプールが繁盛している様には思えない。観光地も行楽地も飲み屋街も景気がいい様には思えない。こんな景気後退を予感させるときなのに、消費税を上げるという。安倍政権は愚かというか、時節を見る目がまったくない。

水曜日, 8月 28, 2019

公立の小・中学校は土曜を隔週休みにすべきだ

昨日の午後、目黒区役所に介護保険に関する申請に行ったのだが、その時、区役所前の中目黒小学校からランドセルを背負った小学生が出てくるのを目撃。そういえが、朝方も近くの中学生が学校へ制服を着て登校していった。まだ8月である。で疑問に思ったので、ちょっと検索してみたところ、なんと目黒区の小中学校の夏休みは8月25日(日)までで、26日(月)から第2学期が始まっているのである。

そこで、またググってみると、目黒区以外にも新宿区、江東区、江戸川区が今週から学校が始まっているのである。「暑いのに大変だなあ」と思っていたら、これらの区の学校は教室のエアコン設置率が100%だからというのが理由で、8月から学校が始まっているのだそうだ。

ただ、他市町村でもエアコン設置率が100%というところもあるはずなので、今後は学校の夏休みはこれまでの7月21日から8月末日までという固定観念がなくなるのではないだろうか。

そもそも昔は小・中学校は週休2日制でなかったのだから、もっと勉強していたはずである。ところが週休2日制になってからは、学習塾だけが繁盛するようになり、貧富の差によって学力の差にも広がってしまった。

エアコンなどのインフラ設備も充実してきたのだから、そろそろ学校週休2日制も見直すべきでないだろうか。学校の教師は大変かもしれないが、せめて土曜は隔週休みにして小・中学生は学校へ登校した方がいいと思う。そうでないと、裕福な子が多い私学校との格差は広がってしまう。
  
金持ちの頭デッカチの連中ばかりがのさばってしまう社会はゴメンだ。

火曜日, 8月 27, 2019

1971年9月28日、秩父宮ラグビー場で「伝説の試合」が行われた

筋金入りではないが針金入りのラグビーファンです。高校に入学したらラグビー部に入るつもりでいましたが、私の行った高校にはラグビー部がありませんでした・・・。
 
そんなラグビー好きの高校生だった私は、名著「栄光へのトライ」(馬場信浩・著)にも書かれている「伝説の試合」、1971年9月28日(私は高校2年生)秩父宮ラグビー場で行われたイングランド代表 vs 日本代表戦を観ています。
 
当時の日本代表には坂田好弘(近鉄)伊藤忠幸(リコー)という快速の両ウイングが揃い、キッカーは後に「泣き虫先生」として有名になった山口良治(京都府教育委員会)が務めていて、世界の強豪国には足元にも及ばないまでも、それなりの対戦成績を残していた。
 
そんな日本代表が4日前に花園ラグビー場で行われた試合で大善戦(日本は19 - 27で敗れた)だったこともあり、この日の秩父宮には観客が殺到して、なんとグラウンドにまでお客を入れて試合をすることになった。そして、私はそのグラウンド最前列に座っていた。
 
試合は前半から両チームのディフェンスが素晴らしく、なかなかトライを上げることができなく、結局双方ノートライで、ペナルティゴール1本差で、日本は3 - 6で敗れた。試合後は観客がグラウンド内外で双方の選手を称え、後にラグビー日本代表の「伝説の試合」と語り継がれるようになった。
  
こんな私である。来月から開催されるラグビーワールドカップの試合はもちろん観に行きます。そして、テレビでもできる限り多くの試合を観戦するつもりでいます。針金入りのラグビーファンですから。

火曜日, 8月 20, 2019

三橋美智也が歌う『快傑ハリマオ』の主題歌は最高だ

平日の午後1時から5時ぐらいまでは基本的にテレビを観ない。この時間帯にやっている番組がロクでもないワイドショーばかりということもあるが、ラヂオをつけっぱなしにしたりCDをかけたりして、本を読んだり、昼寝したり、細々なことをしたりしているからでもある。
 
そんな昨日の昼下がり、ラヂオから『快傑ハリマオ』のテーマソングが流れてきて、思わず口づさんでしまった。
 
♪まっかな太陽 燃えている
 果てない南の 大空に
 とどろきわたる 雄叫びは
 正しい者に 味方する
 ハリマオ ハリマオ ぼくらのハリマオ
 
1950年代後半から1960年代前半のテレビは夕方5時から午後7時台にかけては子供向け番組がいっぱい並んでいた。その走りを作ったのは『月光仮面』だと思う。ただ、その『月光仮面』は1958年から1960年までの放送で、その当時家にテレビのなかった私には観た記憶がほとんどない。しかし、1960年に家にテレビが来てからは子供向け番組を夢中になって観た。時代劇の『隠密剣士』『矢車剣之助』『紅孔雀』『琴姫七変化』『白馬童子』などは後に歴史少年となる私にとってはたまらないないものがあった。
 
そして、後に海外少年ならぬ海外青年になる私に影響を与えたのが『快傑ハリマオ』や『少年ケニヤ』『ナショナルキッド』などで、こちらも夕飯そっちのけで観ていた。
 
『快傑ハリマオ』は『月光仮面』などを制作した宣弘社が手がけ、1960年4月から翌1961年6月まで日本テレビで放送された。原作は石森章太郎が「少年マガジン」で連載していた。そのストーリーは東南アジアの独立運動を手助けするハリマオ(= モデルはマレーの虎と呼ばれた谷豊)が、東南アジアを支配するある国の機関やそれに関係する死の商人やスパイ団と戦うという冒険活劇だ。
 
私はなぜかこの『快傑ハリマオ』を夢中になって観た。馬やゾウに乗ったりするハリマオがカッコよく、火山地帯でのドンパチが面白くてならなかった。後にその火山地帯というのが伊豆大島と知ってしまった時は、少し愕然としたものの、シリーズ最後の方ではタイ、香港、アンコールワット(カンボジア)でも撮影を行い、私を海外に目を向けるキッカケにもなっていたのかもしれない。ちなみに、この海外ロケが日本のテレビ史上初だったとか。
 
それにしても、三橋美智也が歌う主題歌は軽やかにして美しい。この時代の少年向けテレビドラマの主題歌は『月光仮面』『少年ジェット』『ナショナルキッド』などいいものがいくつもあるが、私は『快傑ハリマオ』(作詞: 加藤省吾 作曲: 小川寛興)が最高傑作だと思っている。

月曜日, 7月 29, 2019

18歳選挙権を見直すと共に、高齢者の選挙に配慮をすべき

2017年(平成29年)9月15日の総務省の推計では、日本の総人口は約1億2671万。そして、70歳以上は2519万人(19.9%)で5人に1人が70歳以上になっている。その内訳は70歳代は1445万人(11.4%)、80歳代は868万人(6.8%)、90歳代は206万人(1.6%)と推測される。

一方で、少し前に有権資格を得た18 + 19歳は240万人(1.8%)となっている。

そして、今回の参議院議員選挙における年代別投票率である。総務省による年代別投票率はまだ発表されていないので、ここでは高崎市のサンプリグ調査を参考にしてみる。

18・19歳  30.53%
20歳代   30.13%
30歳代   46.9%
40〜50歳代 62.7%
60〜70歳代 67.78%
80歳以上  38.57%

18・19歳は3人に1人も選挙に行っていない。加えて、18歳から39歳までの投票率は40%には達することなく、おそらく37〜38%だと思われる。このように若年層の投票率が低いことは、いかに選挙管理委員会およびマスコミが怠慢であったかということの表れであろう。

私は選挙年齢を引き下げるのに反対だった。というのも、現代の10代の政治的知識の低さを感じていたし、この世代の半分以上が納税者ではないということもあったからだ。それゆえに、私は選挙年齢を逆に22歳に引き上げるべきだと考えていた。ところが、自民党のなし崩し案に野党も同調してしまい、18歳選挙権になってしまった。今からでも遅くない。野党はこの18歳選挙権を見直す法案を国会に提出するべきである。

一方で、気になるのが80代以上の投票率である。高齢になると投票になかなか行けなくなる。今後はこうした人たちが投票できるシステムを作らなければならない。今でも郵便による在宅投票があるが、これは身体障害者手帳か戦傷病者手帳も持っている人などだけである。あとは指定病院等における不在者投票だけで、投票所が有権者に出向くことはまったくない。

これからは地方の山間部はもちろんのこと、都市部でもスーパーの駐車場などを借りて移動式投票所を設けたりしないとならないだろう。また、高齢者には記入式でなく選択式の投票用紙を用意するなどの配慮も必要ではないだろうか。こうでもしなければ、高齢者に対する「選挙の権利」は保証はされないだろう。

水曜日, 7月 24, 2019

入船亭扇遊・扇好・扇辰兄弟盃の会@国立演芸場


昨日(23日)は久しぶりの落語会。俳人としても有名だった9代目入船亭扇橋の弟子たちの会。名称は「兄弟盃の会」とあるが、実態は打ち上げが楽しみでならない「兄弟酔っ払いの会」だそうである。w
 
入船亭遊京  「壺算」
入船亭扇辰  「蒟蒻問答」
入船亭扇好  「笠碁」
 〜 仲入り 〜
入船亭扇遊  「寝床」
 
入船亭遊京は入船亭扇遊の弟子。なんと京都大学在学中に扇遊に弟子入りしたいう変わり種。「壺算」はマヤカシ話で水がめを買うという算段話だが、遊京は一言一言噛みしめるように分かりやすく話を進めていく。それでいて、表情は豊かだ。さすが扇遊に鍛えられているだけはある。
 
入船亭扇辰のマクラは反社会的勢力「三K辰文舎 落語&ライブ」の宣伝と、私も京大を受けていればという・・・。遊京は扇辰に弟子入りしなくてよかった。w 「蒟蒻問答」は蒟蒻屋の六兵衛が僧侶になって問答をするというお話。扇辰はお経の読み上げ、問答の様などの仕草が実に上手い。なんか「まんが日本昔ばなし」を観ているような描写力だった。素晴らしい。
 
入船亭扇好を聞くころになると参議院選の疲れからかウトウトきてしまった。「笠碁」は「待った」「待ったなし」の碁遊びの噺なのだが、申し訳ない、ちゃんと聞くことができませんでした。m(_ _)m
 
仲入り後の入船亭扇遊のマクラが興味深かった。前座の頃、寄席でネタ帳を書いていて、40年前は1日に1人は「湯屋番」とかをかけていたが、今はほとんどかからない。時代によって落語の演目も変わるんですよ、と。となると、今は何が一番かかる演目なのかなあ、などと思っているうちに「寝床」が始まる。これはそれこそ昨今人気演目で、多くの落語家が演じる。この噺、噺の展開が見え見えなのに笑ってしまう。というより、そう笑わす扇遊の話芸の凄さである。これまでに何人もの「寝床」を聞いてきたが、これほど上手い「寝床」を聞いたのは初めてである。今週末に紫綬褒章を受賞している3人(柳家権太楼、五街道雲助、柳家さん喬)の落語会を聞きに行くが、次の最有力候補は間違いなく扇遊師匠だと思う。


火曜日, 7月 23, 2019

「戦略的投票」の結果報告と簡単な総括

今回の参議院選挙で私が推奨した「戦略的投票」の結果報告と簡単な総括です。

北海道 畠山和也(共) 落選
埼玉  伊藤 岳(共) 当選
千葉  浅野史子(共) 落選
東京  山岸一生(立) 落選
神奈川 浅賀由香(共) 落選
静岡  徳川家広(立) 落選
大阪  亀石倫子(立) 落選
兵庫  安田真理(立) 落選
広島  森本真治(無) 当選
比例  山本太郎(れ) 落選

私がブログなどで推奨した「戦略的投票」の結果は、当選が埼玉、広島の2人、落選が北海道、千葉、東京、神奈川、静岡、大阪、兵庫、比例の8人だった。結果的(数字的)には惨敗だった、だが、その要因なども分かりはじめて、「戦略的投票」は決して無駄な選挙戦術ではないことがよくわかった。

北海道は当初からかなり難しいと思っていたが、埼玉で共産党の候補者が当選したことは「戦略的投票」の結果の1つとしては大きい。一方で、千葉では立憲の票が共産に少しでも流れていたら、自民党2人の当選を阻止できただけに非常に悔しい。東京は立憲民主党が2人当選すると思っていたが、思いのほかれいわ新選組の候補者が票数を獲得したり、終盤に読売新聞の出した揺動記事によって立憲支持者内部に混乱をきたしたことによって2議席を確保することができなかった。残念だ。

神奈川は正直呆れた。とんでもない風見鶏で賞味期限切れの元知事が当選するとは信じらない。どうやら自民票が流れたようだ。自民もしっかり「戦略的投票」を行なっている。静岡は現職の地盤の強さに驚かされた。もう少し善戦するかと思ったのだが・・・。大阪は立憲と共産が競合してしまい、結局は共倒れになった。兵庫は知名度が浸透していなかったにも関わらず善戦だろう。広島は自民党の仁義なき闘いを尻目にトップ当選。素晴らしい。

そして比例の山本太郎だ。れ新は当初は全国で300万票は無理としても250万票は取るのではないかと思ったが、それでも200万票を越して224万票余を獲得して特定枠の2人を当選させた。これはこれまでの選挙では考えらなかった画期的な成果で、次の衆議院選挙に繫がる結果となった。次はどんな候補者をどのような選挙区、比例区から出すのかが楽しみである。ただし、野党の分断を許すと与党が有利なってしまうので、その点は留意してもらいたい。

いずれにしろ、私が「戦略的投票」で推奨した候補者には次の衆議院選挙もしくは3年後の参議院選挙を見据えた準備をしてもらいたい。そして、野党各党は今回以上に選挙協力を推し進めていってもらいたい。

土曜日, 7月 20, 2019

選挙管理委員会は「やっている感」を脱却すべき

投票日前日、新聞の折り込みに各政党のチラシが入ってくるのは分かる。しかし、選挙管理委員会のチラシは本当に意味があるのだろうか。
 
選挙管理委員会は新聞を読まない人に投票を呼びかける方が責務ではないだろうか。コンビニなどに投票を呼びかけるポスターを貼ってもらうとか、選挙公報やチラシを置いてもらうとか新たなる努力をすべきではないだろうか。
 
新聞にチラシを入れて、いわゆる「やっている感を出す」のは安倍政権と同じではないだろうか。

木曜日, 7月 18, 2019

消費増税は商店・飲食店を直撃します

消費税が10%になったら景気は衰退どころか低迷します。というのも、10%になると、例えば買い物に行って1,000円のものを買ったとしても10%の税金がかかるわけですから、その場で「100円も持っていかれるのかあ」とか「この税金はちゃんと使われているのか」と思います。ましてや、高いレストランで12,000円のコースを頼んだときには「これで国が1.200円も持っていくのかよ」と思うようになります。

10%という比率はとても計算しやすく分かりやすいので消費行動を妨げます。これでちゃんと年金など社会福祉に使うなら納得できますが、前回の8%に増税されたときに、国はまったく違うところに使っているので、とても信用できません。

ということで、景気低迷を避けるために、特に商店・飲食店関係者のみなさんは、今回の選挙では消費税増税に賛成の政党(自民党、公明党、維新の会)には投票してはいけません。

水曜日, 7月 17, 2019

「戦略的投票」で安倍晋三に打撃を与えましょう

「戦略的投票」をご存知ですか。海外では普通におこなれている選挙戦術です。これは当落線上にいる候補者のなかから当選させたい候補者をプッシュして当選させるという方法です。3年前の参議院選挙でも行われ、東京では小川敏夫(民進党)が維新の会の候補(田中康夫)に4万票の差で競り勝った実績があります。


そこで、今回の参議院議員選挙でも複数人区の選挙区で、安倍政権を支持する自公維の候補を落とすために、戦略的投票が必要です。下記は私なりに考えた「戦略的投票」が必要な候補者だと思われます。他にもいるかと思いますが、とりあえずご参考に。

北海道 畠山和也(共)
埼玉  伊藤 岳(共)
千葉  浅野史子(共)
東京  山岸一生(立)
神奈川 浅賀由香(共)
静岡  徳川家広(立)
大阪  亀石倫子(立)
兵庫  安田真理(立)
広島  森本真治(無)
比例  山本太郎(れ)

みんなで安倍政権に決定的な打撃を与えましょう。

火曜日, 7月 16, 2019

参議院議員選挙、しっかり投票しよう

選挙公報をやっと手にいれることができた。そして、そろそろ誰に投票しようかなと、考えている人も多いかと思いますが、次の点に注意しましょう。

間違っても写真やプロフィールを基準に投票するのはやめましょう。写真は今やいくらでも加工できる。イケメンにしたり肌を綺麗にするなんて朝飯前である。

プロフィールの多くは都合よく書かれています。学歴詐称なんていくらでもあります。安倍晋三も以前はプロフィールに南カルフォニア大学政治学科に2年間留学なんて書いていました。大嘘です。

そして、最も注意してほしいプロフィールは東京大学、松下政経塾、官公庁出身といった輩です。失言や暴言を吐いている連中のほとんどはこうしたところの出身者。こうした所に行った連中は頭でっかちで苦労を知らない。加えて世間の生活水準などをよく知らない。こんな連中を国会に送ってはいけません。

また、業界団体や地元企業と癒着がはっきりしている候補者もペケです。特に医師会や商工会推薦だとかはまっぴらゴメンです。また、特定の宗教団体や労働組合支援者もやめた方がいいでしょう。あと、知人から「この人に入れて」と言われた人もやめましょう。投票は自分の判断で決めるものです。他人に委ねることは独裁国家への道を歩むだけです。

とにかく、どういう政策を個人的に持っているかが重要です。そういう人および政党に投票しましょう。

日曜日, 7月 14, 2019

期日前投票へ行くときはボールペン持参で

多くの地域で14日から期日前投票所の数が増え、気軽に投票できるようなりました。

今回の参議院議員選挙で、嘘・偽り・隠蔽・改ざん・不正の安倍政権を支持する自民党もしくは公明党に投票するということは、憲法改悪によって自分が主権者であるということを放棄するだけではなく、「自分は政権の下僕、奴隷、棄民になります」と言っていることと変わりません。自民党および公明党支持者の皆さん、それでもいいのですか。
 
日本が民主主義国家であり続けるために、憲法改悪を目論む自民党および公明党、そして維新の会には投票しないようにしましょう。そこで、今回の選挙ではこのようなスタンスで投票しましょう。
 
・自民党、公明党、維新の会の候補者には絶対に投票しない
・選挙区で1人区の場合は野党統一候補に投票する
 複数人区の場合は野党の候補者で接戦をしいられている候補者に投票する
・比例区では当選してほしい人(もしくは政党)に投票する
 
今回の参議院議員選挙はとても大事な選挙です。必ず投票に行きましょう。そして、不正選挙をさせないためにも、ボールペンを持参しましょう。

木曜日, 7月 11, 2019

歳とると覚える力は衰えるが、昔の記憶は衰えない

一昨日、母親が入居している老人ホーム帰りに駒沢通りに面したバス停でバスを待っていると、自転車に乗った女性がいきなり私の前で止まって「小松くんですか」と尋ねてきた。顔に見覚えがないためにちょっと驚いた私は「どちら様ですか」と聞き返した。
 
すると、彼女は「高校の時の隣のクラスの○田です」と答えた。すぐに彼女の昔の顔は思い浮かばなかったが、なぜか「○田○代(さん)?」と返したら、彼女は「名前で呼ばれるとは思わなかった」とこちらもちょっと驚いていた。
 
実は先日の中学校の同窓会でも私がクラスの子に「あ、真面目な○橋○子さんだ」と言ったら、彼女も少し驚いていた。昨今、女性の名前を覚えるのがとても不得手になっているのだが、なぜか昔の女性(クラスメイトね)の名字と名前はセットで覚えている。なんでだろう。昔からフェミニストだったからか、それとも単なるスケベだったからか。いずれにしろどちらかだ。(笑)
 
で、話を戻すと、なんで私が彼女にすぐに分かったのですかと聞いたら、5年前の同窓会の時にお会いしたから、と。う〜ん・・・、覚えていない・・・。覚えているのは可愛いかったあの子とあの子ぐらいである。というのは冗談にしても、すぐにバスが来てしまったために、長く話はできなかったが、次の同窓会が開かれた時には彼女に感謝の意を伝えたい。ありがとう。

それにしても、歳を重ねると覚える力は衰えるが、昔の記憶は衰えない。不思議である。(^_^;;

日曜日, 7月 07, 2019

嘘、偽りの新国立競技場



東京五輪後は球技場に変えるはずだった新国立競技場。ところが、改修費や固定資産税がかかるから、そのまま存続させると。
  
これは明らかに出来レースだった。そもそも最初の設計(隈研吾)では変更するなど考えられておらず、建築関係者の間でも改装は無理があると言われていた。しかし、陸上競技場では採算が取れないという意見が多く出たことから、五輪後は改修するという方針を出した。
 
そして、案の定である。嘘、偽り、隠蔽、改ざん、不正は安倍政権の常套手段だが、東京五輪も同じである。

金曜日, 6月 28, 2019

消費税増税より富裕税の導入を

3月決算期会社の配当がほぼ届いたが、驚いたことはその金額の多さだ。これまではトータルで高専卒や大学卒の初任給(月給)程度の金額だったが、今年は大学院卒並になっている。
 
最低賃金はほとんど上がらず、年金は目減りして、健康保険などが上がり、庶民生活は苦しくなっているのに、配当だけはしっかり増えているのである。いかに政府が企業やその株主である金持ち優遇政策をしているかがわかる。
 
私などはまだ大卒や大学院卒程度の配当だが、これがお金持ちの株主だったら、配当だけで大卒や院卒の年収ぐらいはもらっているに違いない。こんな金持ち優遇政策をするなら、消費税増税などせず、ヨーロッパ各国が行なっている富裕税を導入すべきである。

木曜日, 6月 27, 2019

無知や煽動が独裁政権を生んでしまう

6月初めに年金2000万円問題が勃発してから、消費が低迷している。知り合いの居酒屋店主は40歳以上の入店者が3割近く減ったという。地元の日本料理屋の店主もどこの店も売り上げが落ちていると嘆いている。また、知人の小物を売っている店主もネット販売が激減して、アクセス数も3割近く減ったという。

老後は年金だけで暮らせないことはほとんどの人が知っているが、2000万円だの3650万円という具体的な金額が取沙汰させられると、財布の紐はどうしても固くなっていくのが人情だ。金融庁の答申は正しいのだが、それを無いものした安倍内閣は全く酷い政権である。

そんななか、昨日乗ったタクシーの運転手が悲しいことを言った。彼は民主党政権に期待したのに裏切られた、とまるで自民党のお題目のようなことのたまわった。これには私ははっきり否を唱えた。

「運転手さん、政権なんて3年では成果なんて表せないんですよ。それを野田(佳彦)が安倍の口車に乗せられて、解散総選挙したんですよ。野田もバカですが、安倍は6年もやっているのに何の成果もないじゃないですか。政権なんて4年いや8年やらなければちゃんとした成果は出ないんですよ。アメリカや中国もそうじゃないですか。だから、安倍の嘘つきに騙されてはいけないんですよ」

と私が言ったら、さすが運転手も相手が悪いと思えたのか、口をつぐんでしまった。そして、最後に私が降りる前に「安倍は日本語も英語もできないんですよ。そんな男をどうして信じられますか」と言ったら、さすがに彼も「そうですね」と言った。でも、彼は参議院選挙で自民党に投票するような気がしてならなかった。

日本の現状はこんなものなのかもしれない。無知や煽動が独裁政権を生んでしまう。

土曜日, 6月 22, 2019

広島カープは第二の阪神タイガースになりかねない

私の友人・知人にはなぜか広島カープファンが多い。熱烈パリーグファンの私もセリーグでは地理的ハンデがあるカープを贔屓にしている。しかし、交流戦となると、パリーグファンであるがゆえにカープも目の敵である。w
 
それにしても、カープは交流戦に弱すぎる。今日の敗けでパリーグ5チームに負け越しが決定で、交流戦最下位も東京ヤクルトと競い合うという情けない状態である。交流戦が始まる前はカープは5月の快進撃でセリーグ首位を独走していた。ところが今や2位と泥沼である。
 
ではなぜ広島カープが交流戦にこうも弱いのかといえば、下手な監督の采配もあるが、個々の選手のパワー不足もあるだろう。広島は足が速かったり、守備が上手かったりする選手が多いが、「走攻守」の要ともいうべき「攻」の部分が弱い。DH制にうまく対応できていないし、長打力がないのでパリーグの勢いのある投手に力負けしている。外国人選手以外の長打力のある選手の育成が急務である。
 
そして、カープファンにも問題があるような気がする。カープの応援はコンバットマーチに代表されるようにセリーグでも1、2位を競う団結力とパワーがあると思う。しかしである。なんでもかんでも応援すればいいというわけではない。不甲斐ない試合をしているときは、応援をやめて無言の圧力をかけて選手たちの自覚を促すとか、ボストン・レッドソックスの「スイート・キャロライン」やロサンゼルス・エンジェルスの「ラリーモンキー」のように8回には奮起を促す応援歌やアクションをするとかした方がいいのではないだろうか。
 
もし、今のようなままの広島カープだと、第二の阪神タイガースになりかねない。

水曜日, 6月 19, 2019

五輪マークのない記念硬貨なんて「○○のない○○」のようである

来年の東京五輪記念500円硬貨のデザインを投票で決めるという。大会を盛り上げるためだというが、あの不人気だったり、盗用疑惑があったエンブレムのことを気にしているように思われる。
 
しかしながら、今回のデザインもつまらない。というより、 C案ありきの投票のような気がしてならない。A案の「風神雷神」は日本を代表する芸術作品とあるが、オリンピックとの関係性がよく解らない。B案の「富士山」は外国人向けなのかもしれないが、もうありきたりで投票する気にさえなれない。そして、C案の「東京」だけが1964年の東京と2020年の東京を対比させていて興味をそそるようなデザインになっている。
 
ということで、投票でC案が採用されることは間違いないだろう。しかし、もう少し面白いデザインを作ることができなかったのだろうか。例えば、歌川広重の「日本橋」をモチーフにするとか、日本発祥のスポーツである柔道を題材にするとか、もう一捻りしてほしいものである。
 
そして、何よりも気になったのが記念硬貨なのに五輪マークが使われていないことだ。おそらく五輪マークを入れるとIOC(国際オリンピック委員会)から使用料を請求されるからであろう。ということで、五輪マークのない記念硬貨は古い言葉で恐縮だが「クリープを入れないコーヒー」のようである。


水曜日, 6月 12, 2019

いつからサッカー日本代表の試合を見なくなったのだろうか

久保建英のサッカー日本代表デビュー戦の平均視聴率は13.8%だったそうだ。同時刻のテレビ朝日の『ポツンと一軒家』が20.3%、NHK『いだてん』が大河ドラマ史上最低の6.7%だったとか。しかし、その時間帯私は家でサッカーを観ることもなく、飲み屋で競馬反省会と洒落込んでいた。(笑)

それにしても、いつからサッカー日本代表の試合を見なくなったのだろうか。

いわゆる「ドーハの悲劇」が起きたのは1993年10月28日で、もちろん私も観ていて一瞬何が起きたかわからず唖然とした。その時の視聴率は48.1%もあった。その後、日本代表の監督はオフトからファルカン、加茂周と代わるもののチームは低迷した。しかし、岡ちゃんこと岡田武史率いる日本代表が1997年11月16日のW杯初出場を決めた。いわゆる「ジョーホールバルの歓喜」で視聴率は深夜にもかかわらず47.9%をマークした。

それから、日本代表の試合はW杯では40%以上の視聴率は当たり前、アジア予選でも30%〜40%台、そして国内の親善試合でも20%台はあったと思う。特にトルシエ、ジーコ、オシムが監督だったころは、日本が新たなサッカースタイルを見せてくれて、さほどサッカーファンではない私をもワクワクさせてくれた。それゆえに2002年日韓大会、2006年ドイツ大会、そして、再度岡田武史が監督になった2010年南アフリカ大会までは日本代表の試合をほとんどテレビ観戦していた。3バックのトルシエ、「考えて走るサッカー」のオシムの日本代表試合が懐かしい。

ところが、ザッケローニ、ハリルホジッチあたりから、日本代表のサッカーに新鮮味がなくなったというか、視聴者である我々がW杯出場は当たり前と慣れてしまったせいか、日本代表の試合の視聴率は下降線になっていった。かくいう私もこのころから、積極的に見なくなったような気がする。あと、もう一つは代表選手のほとんどが海外チーム在籍になってしまったので、親近感というか一体感が薄れてしまったことも要因のような気がする。

そして、昨今の日本代表監督は西野朗、森保一と日本人監督になり、西野の攻撃サッカー、森保のカウンターサッカーと新しい模索をしているが、まだ私のようなミーハー・サッカーファンをテレビ観戦に戻すほどの魅力はない。ただ、森保はオフトの申し子と言われたので今後に少し期待したい。

月曜日, 6月 10, 2019

安倍政権では高齢者ドライバーの事故は減らない

高齢者ドライバーによる交通事故が後を絶たない。このことについて新聞やテレビは連日のように報道しているが、安倍政権からの対策やコメントはほとんど出されていない。

こんななかで、与党の自民党は保育園周辺の道路に「キッズゾーン」を設けてドライバーに注意喚起を促すことや、高齢者は自動ブレーキ搭載車限定の免許制度導入などを政府に提言した。一方、野党の立憲民主党も高齢者の移動手段の切れ目ない確保など6つの提言をしている。そして、免許更新期間の見直し、実車による再試験制度や限定免許制度の導入なども求めている。

しかしながら、安倍政権は踏み込んだ対応をしていない。安倍が「高齢者の安全運転を支える対策のさらなる推進、高齢者の移動を伴う日常生活を支える施策の充実について新たな技術の進展なども考慮しつつ一層強力に推進してください。また次世代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で守るため、子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保策を早急に取りまとめてほしい」と官僚が書いた文章をまるで他人事のように丸読みするだけである。

それではなぜ高齢者ドライバーに対する事故対策が進まないかを考えてみた。それは2つの大きな理由があるからだろう。

まず第一に自動車会社に対する配慮というか忖度だ。つまり、高齢者ドライバーを減らすことは車を買う余裕がある購買層を減らすことになる。昨今、都会の若者の間では「クルマ離れ」が進んでいて、自動車免許証を持たない割合が高くなっている。一説によると都会では若者(18歳から20代前半)の免許保有率は2人に1人とも言われている。そんななかで購買能力のある高齢者に運転免許を返上しろと、政府は積極的に言えるはずがない。

第二に選挙対策である。地方では高齢者は運転できないと生活がなりいかない。しかし、都会では車に変わる移動方法はいくらでもある。それなのに返納しない高齢者ドライバーは、運転技術を過信している自信過剰の人であったり、家族の忠告に耳をかさない協調性のない人である。いわゆるガンコ親父である。こうした自己中心的な人が投票する政党はどこかといえば自民党だろう。

これでは、安倍政権としては「高齢者は運転免許証を返納しろ」と積極的に言うことはできない。ということで、残念なことだがまだまだ高齢者ドライバーによる事故は減りそうにない。

金曜日, 6月 07, 2019

2,000万円など貯める必要はない

3日前に金融庁は「老後のために2,000万円貯めろ」とトンデモナイことを言い出した。これまでは金は貯めることなく消費に使えと言っていた安倍政権だったのに、人生は100年時代に突入したので年金だけでは生活できない。これからは毎月5万円の赤字が出るので、若いうちから2,000万円を作れ、というのである。
 
これはもう年金だけでは暮らせないから、あとは自分で補填しろ、と言っているのである。これが安倍晋三のいう「年金100年安心」である。
 
確かに年金だけで暮らせない。そんなことは多くの人が解っている。そのためにコツコツと貯金をしている人もいれば、株の配当を目当てにしている人もいる。またアパート経営をしている人もいる。しかしである。問題は貯金ができない国民が3割から4割いるということだ。
 
現在の日本の平均年収(手取り)は約400万円と言われている。もし、ここから毎月5万円を貯金すると年間60万円になる。こんな貯蓄をできる人がいるだろうか。60万円も差し引かれれば、使えるお金は340万円にしかならなくなる。銀行などの金融機関は儲かるかもしれないが、経済はデフレ状態になり、経済成長率というかあらゆる生産性は低迷してしまう。これでは国は成り立たなくなっていく。
 
もう、ふざけるなと、いうしかない。
  
では、なぜ金融庁が「2,000万円貯めろ」と言い出したかといえば、それは年金制度が破綻することを見据えているからだろう。長期的なゼロ金利のなかで、年金や日銀資金を株に投資しても利益を得られないと見通したからだろう。つまり、年金運用を失敗した、もしくはもう自信がありませんと宣言したようなものなのである。
 
まったく無責任極まりない安倍政権である。
 
そして、私はあえて言う。人生は100年時代なんて大嘘だと。確かに平均寿命がのびて男性は81歳、女性が87歳になった。しかしである。私は90歳以上の女性は何人も知っているが90歳以上の男性は一人も知らない。だから、男は無駄に2,000万円なんか貯めるより、その時その時に好きなようにお金を使う方がいい。その方が経済のためである。もちろん、妻のために2,000万円貯めると言うなら、それはそれでいいが・・・。

水曜日, 6月 05, 2019

あれから30年。今こそ安倍政権にノーを

あれから30年がたった。天安門事件である。1989年6月4日。その日、報道は天安門から中継をするものの、何が起きたのかはっきりと伝えることができず、翌日になって多くの学生や市民が殺戮されたと報じるようなった。そして、天安門事件は誰が起こしたかなどの真相はまったく不明である。
 
中国の軍隊名はご存知のように人民解放軍である。その解放軍が武器を持たない人民である学生や市民を殺戮したのが天安門事件である。この日をもって人民解放軍は中国人のための軍隊ではなく、中国共産党のための軍隊、一党独裁の軍隊、共産党独裁軍になったわけである。
 
同様なことが日本でも起きなくもない。今の自衛隊は日本を自衛する「軍隊」である。と同時自民党の集票マシーンである。自衛隊員およびその家族はほとんどが自民党に投票すると言われているからだ。このことは市民を守る警察も同様であり、他県の警察が主力部隊をなす辺野古などを見ればわかるように、警察ももはや自民党の言いなり状態である。
 
つまりである。仮に今後安倍政権に反対する大きなウネリが起きたとき、自衛隊が出動すると自衛隊は自民隊になる可能性が無きにしもあらずということなのである。そんなことが起きる前に、まず選挙で安倍政権にクサビを打ち込む結果を作らなければならない。7月の国政選挙では自民党および公明党にノーをつきつけましょう。

火曜日, 5月 28, 2019

美味しい貝をいただく

 ドナルド・トランプが日本に来て何を食べているかよく知らないが、今の時期(4月〜6月)日本は貝の季節である。しかし、トランプのようにコカコーラとハンバーガーやステーキを年がら年中食べるような輩には、貝の美味しさが分かるはずもないだろうが。

 

今の時期、貝は身が最もふっくらしている。それゆえに、貝の旬と言われるそうだ。あさり、つぶ貝、赤貝、ホッキ貝などが代表的なものだろう。ということで、先週地元の日本料理店『晴庵』にあらかじめ「貝を食べたい」とリクエストしておいて訪問した。

で、お皿にのって登場してきたのが写真の通り。サザエ、とり貝、ホタテ、アワビ、岩牡蠣など。なかでも我々を唸らせたのが小皿に盛った「大星」。大星とは北海道で獲れるアオヤギ(バカ貝)の貝柱のことをいうようで、その中でも特大のものを大星と呼ぶそうだ。

これをまずお刺身で食べてみるが、何とも言えないまろやかな甘みで、これまで食べてきた貝柱は一体なんだったんだと思うぐらいの美味しさ。変な書き方をするが、この貝柱が一つの貝のようで、凝縮された旨味と潮の香りがほのかに発散していて超絶品。また、この後に出していただいたかき揚げも塩で食べると酒が進んでしまう危険なシロモノのであった。w いや〜、我儘は言ってみるものだ、元い、リクエストはしてみるものである。

いずれにしろ、トランプはこんな美味しいものを食べることなく、日本を去っていった。(笑)

金曜日, 5月 24, 2019

ノーモア長州藩、ノーモア山口県出身の総理大臣

N響公演に行くと誰もがもらえるのが『フィルハーモニー』というプログラム。そこで連載されている片山杜秀の「N響百年史」が興味深い。5月号では鹿鳴館と音楽教育について書かれている。その中で、鹿鳴館建設を主導したのは1879年に外務卿に就任した井上馨(長州藩)で、前任の寺島宗則(薩摩藩)は文部卿に転任して、文部省で音楽取調掛を創設すると述べられている。
 
井上は鹿鳴館で不平等条約を改正するために駐日外交官を西洋音楽と舞踊でもてなして、日本は西洋諸国と同じレベルの国なんだと小手先の手法を講じた。しかし、この手法は6年しか続かず結局さほど大きな成果を上げたることはできなかった。
 
一方、寺島が尽力した音楽取調掛は西洋音楽を義務教育にいかに取り入れるかを研究かつまた実践する組織で、日本の音楽教育の礎を築いた。そして東京音楽学校、東京藝術大学音楽学部を創設して、多くの音楽家を輩出することになる。
 
で、何が言いたいかといえば、この2人を見比べれば分かるように、長州藩出身者は目先であったり自己利益の為に働いた者が多かったが、薩摩藩出身者は「国家百年の計」ではないが、将来を展望した政策を進めた。
 
長野県が教育県になったのは永山盛輝(薩摩藩)が教育の大切さを説いたからだと言われている。また「鬼県令」「土木県令」と言われた三島通庸(薩摩藩)も米沢・福島間の栗子街道、山形・仙台間の関山街道を作ったことによって山形県の陸路としての流通を確保して、後々の山形経済の礎を築いた。
 
で、今日である。吉田松陰や高杉晋作を崇拝する長州藩の末裔・安倍晋三は明治時代の長州人と同じように目先のことというか自分および身内のことしか考えない男である。彼を見ていると、これまでに長州藩もしくは山口県出身で国家百年の計を考えた政治家はいたのだろうかと思ってしまう。
 
最後に山口県出身の人には申し訳ないが、向こう50年いや100年は長州藩・山口県出身の総理大臣が出ないことを切に願う。

木曜日, 5月 23, 2019

ジムは人間観察(ウォッチング)をするには恰好の場所(その2)

ジムは人間ウォッチングをするのに面白い場所である。前回はランニングマシーン(トレッドミル)におけるテレビ鑑賞について書いたが、今回はティッシュペーパー。
 
ジムのドレッシングルーム(更衣室)にある化粧室(髪を乾かしたり、髭を剃ったりする)にはティッシュペーパーが置かれている。私はこのティシュを鼻を噛むぐらいしか使わないが、多くの男性客は何かしらと使う。その中の半分以上の人は1回に3枚も4枚も摘んで使うのである。無駄使いだといつも思う。
 
こうした人たちは家でも何枚もいっぺんに使うのだろうか。ジムだからタダ同然と思い大量に使うのだろうか。もし家では1枚ずつしか使わないのだったら、なんと姑息というかケツの穴が小さい男たちなのだろう。
 
日本は世界でも類をみないティッシュペーパー天国である。街中を歩いてるだけで広告付きとはいえティッシュペーパーを勝手にくれるのだから。このことに多くの外国人は驚くそうである。こうした慣習があるためなのだろうか、ティッシュペーパーを何枚も使う男たちが増えてしまうのかもしれない。しかし、ティッシュペーパーといえどもパルプという資源である。無造作にいっぺんに何枚も使うことは資源の無駄使いになっている。
 
たかがティッシュペーパー、されどティッシュペーパーである。

月曜日, 5月 20, 2019

東京の雨は雨じゃない


九州で激しい雨が降り続いているが、東京に住む地方出身者、特に九州出身の人が多くいう言葉が「東京の雨は雨じゃない」だ。

私も全国各地に行ったが、地方で遭遇した雨は東京の比ではない。特に九州の雨は半端でない。東京でも年に1度か2度「ゲリラ豪雨」とかいって短い時間に激しい雨が降ったりするが、九州の雨は目に見える激しい雨が長々と続く。

東京は周囲に山もなければ小高い丘もないので、雨が降る条件が少ない。このことは大雨をもたらす要素の一つである線状降水帯もできにくい。ところが、九州は低気圧や前線は頻繁に通る上、土地は起伏に富んでいて線状降水帯もできやすい。

全国の年間降雨量ナンバー3は下記の通り。
・鹿児島県屋久島町 4477mm
・宮崎県えびの市  4393mm
・高知県魚簗瀬   4107mm
(えびの市は鹿児島、熊本に近い県境の町。魚簗瀬はダムがある山間の地域)

ではそれぞれの県庁所在地の降雨量となると下記の通り。
・高知県高知市   2547mm
・宮崎県宮崎市   2508mm
・鹿児島県鹿児島市 2265mm

一方、東京の年間降雨量は1528mm。東京も結構降っているような気もしなくもないが、九州出身者の体感としてはおそらく九州の半分以下、いや3分の1以下ではないだろうか。

なお、雨が少ない県は瀬戸内の岡山県、香川県の両県と、四方を山に囲まれている山梨県、長野県で、長野県の年間降雨量は902mmしかない。 


金曜日, 5月 10, 2019

春風亭一蔵 & 春風亭朝之助@チェロキー寄席

一昨日(8日)は学芸大学「Cherokee LIVE TAVERN」で開かれた春風亭一蔵と春風亭朝之助出演の「チェロキー寄席」を聞いてきた。一蔵と朝之助は共に江戸弁落語を得意とする春風亭一朝の弟子。売れっ子の春風亭一之輔は彼らの兄弟子にあたる。演目は下記の通り。

春風亭一蔵  『浮世床』
春風亭朝之助 『壺算』
 〜 仲入り 〜
春風亭朝之助 『猫と金魚』
春風亭一蔵  『子別れ・下』(子は鎹)

春風亭一蔵のマクラは弟弟子の朝之助の話。彼が腰が低いのは昔やっていたバイトのせいと。『浮世床』は幾つかの小咄を合わせた落語だが、一蔵は髪結い処に描かれている絵をめぐる話の「床屋の看板」と、字が読めない男が本を読むという「変な軍記」を割とサラッと演じる。

春風亭朝之助のマクラは一蔵の答え合わせかのような学生時代のバイト話。『壺算』は二荷入りの甕を買うために口八丁手八丁で詐欺をする噺。朝之助は師匠譲りの一生懸命に演ずるが、ちょっとカラまわり気味な部分も。もう少し抑揚をきかせた方がいいのかもしれない。

仲入りも短く、朝之助が『猫と金魚』を。これはご隠居が猫から金魚を取られないようにするというドタバタ劇。こちらはご隠居が主人公ということもあり、前半の『壺算』に比べて抑揚をきかせながらもじっくりと滑稽に話を進めていく。確実に手中に収めている。

『子別れ』は代表的な人情噺で、登場人物は基本的に大工の熊五郎、別れた髪さん、そして息子の亀の3人。この噺、かなりの大ネタであり、また二つ目の実力が試される演目でもあるのかもしれない。それゆえに春風亭一蔵も大汗をかきながらの大熱演。一蔵が演じる熊五郎は改心した大工をどっしりと演じるが、息子の亀がちと物足りない。もっともっとこまっしゃくれた子供でもよかったのでは。

さて、チェロキー寄席も数えて第38回とか。第1回は2015年10月のはずだから3年半以上になる。しかし、お客さんの数は正直いつも寂しい。そろそろテコ入れをしないといけないのではないだろうか。やはり夜8時開演というのは遅すぎると思う。夜8時開演となると終演は10時前後になってしまう。こうなると年配層や遠方の落語ファンは躊躇してしまう。他の寄席と同じように夜7時開演9時終演にするべきではないだろうか。チェロキーは学芸大学駅東口から徒歩1〜2分と近いのだから。

月曜日, 5月 06, 2019

令和は、昭和を明治化する改元

「平成最後の〜」とか「令和最初の〜」とかいった言葉がひと段落した昨日、年配の女性たちが語っていた言葉が忘れられない。

「テレビは平成最後だ〜の、令和最初だ〜の、うるさいったらありゃしないわ。昭和を明治にするつもりなの。不愉快極まりないわ」「平成なんか30年余しかなかったんだから、元号もそのままにすれば、平成も昭和と同じように60年になるわよ」

目から鱗の発言だった。

昭和1桁生まれは素晴らしい。明治生まれは気骨があると言われてきたが、昭和1桁生まれはそれ以上に気骨があるかもしれない。彼女らは戦争を体験している上、戦中戦後のひもじい思いもしている。そんなおばあさんたちにとって、今回の改元騒ぎは甘っちょろくてならないのだろう。

元号が変わることで愚かな連中は「時代が変わる」とはしゃぐが、年配の女性がいうようなある種の時代差別を生む要因にもなりそうだ。また、元号が変わらなければ平成も昭和と同じように60年ぐらいになり、大正や平成のような短期年号で済むことはない。

昭和1桁生まれの気骨さを尊敬したい。

土曜日, 5月 04, 2019

二黄卵と無黄卵


一昨日地元学芸大学の晴庵で飲食をしたのだが、締めに卵かけご飯を頼んだら、黄身が二つの卵がでてきた。「これはラッキーですね」と言われたので、黄身が二つの「二黄卵」のことについてちょっと調べてみた。

産卵を始めて間もない若鶏は、排卵のリズムがまだ整っていないようで、その時に連続して排卵したり、同時に二つの卵胞を排出したりして、一つの卵白が二つの卵黄を包み「二黄卵」ができるとのこと。ふ〜ん。

一方、私はまだ出会ったことがないが「無黄卵」という黄身が入っていない卵もあるそうだ。これは卵を作る時にいったん排卵された卵黄が逆戻りしたり、組織片などが勘違いして卵白を包み込んだりするとできるそうだ。こちらもも若鶏が産む卵に見られる特徴の一つとのこと。

どちらの卵も食べることにはまったく問題ないらしい。「二黄卵」はラッキーということで誰もが喜ぶようだが、「無黄卵」はやはり不気味なのでお店などではそういう卵が出てしまった時は交換するようだ。そして、ゆで卵で黄身がなかったらガッカリでもある。

昨今は卵を出荷する際は事前に異常卵検査装置という光を通す検卵を行い、血卵、みだれ卵、腐敗卵、無黄卵などを取り除いている。それゆえに、以前に比べて無黄卵が出回ることは少なくなったとか。それでも光を通しにくい赤玉などは見つけにくいらしい。

1羽の若鶏から「二黄卵」を産む確率は1〜2%。加えて検卵ではじかれることも多くなったので「二黄卵」は希少価値として喜ばれるが、やはり「無黄卵」は縁起が悪いということで喜ばれない。

最近「二黄卵」や「無黄卵」と出会ったことありますか。

木曜日, 5月 02, 2019

安倍晋三はこの言葉を話すことができるだろうか

安倍晋三は新天皇の言葉に則した下記の言葉を語ることができるだろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本国憲法及び内閣法・国会法の定めるところにより、ここに内閣総理大臣を拝命いたしました。

この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。

顧みれば、太平洋戦争終戦以来長きにわたり、歴代首相が世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御(み)心を自身の姿で示しつつ、一つ一つの務めに真摯に取り組んできました。歴代首相が示した行政府の長としての姿勢に心からの敬意と感謝をすると共に内閣総理大臣の任務をまっとういたします。

ここに、内閣総理大臣を継承するに当たり、歴代首相のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代皇室のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽(さん)に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民の幸せを願う責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和のために努力します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本語も英語も不自由な安倍晋三にはこの言葉を発することは無理だろうなあ・・・。

火曜日, 4月 30, 2019

元号が変われど時代は変わらない

昭和が終わるとき(1989年1月7日)、日本はバブル真っ只中だったが、テレビやラジオは放送を自粛して追悼の音楽などを流し、またCMは2日間流されず哀悼の意を示していた。ところがである。平成の終わりは安倍フシダラ政権は改元を政治利用、マスコミは「平成最後の〜」とお祭り騒ぎである。昔なら不謹慎で不敬罪になっただろう。

それにしても、なんで元号が変わるからといって「時代が変わる」などと安易なことを言うのかが分からない。

そもそも時代名は明治まで飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸と権力者が所在する地名で『区分』されてきた。それがなぜか、明治以降は地名ではなく元号で区分するようになった。なぜだろう。あくまでも推測だが、おそらく天皇制を維持するための藩閥政治が歴史学者たちにゴリ押ししたからではないだろう。

もし、こうしたゴリ押しがなければ、明治も大正(15年しかない)も昭和も平成もみんな「東京時代」と区分されるはずである。これが権力者の所在で区分するならば明治・大正・昭和20年までは枢密院があった「皇居時代」もしくは「大日本帝國時代」または「帝都時代」であり、昭和20年以降は「永田町時代」もしくは「日米安保時代」と呼ぶべきである。つまり、いくら元号を安倍がゴリ押しで名付けた「令和」になろうが、時代はまったく変わらないのである。

それを時代が変わるなどと騒ぐマスコミは大馬鹿ものである。ちゃんと歴史を勉強をしろよ、と言いたい。そして、歴史学者たちも時代区分の見直しをするべきである。そうでないと、日本人の時代感覚は永遠に島国根性もしくはガラパゴスだ。

月曜日, 4月 29, 2019

10連休なんていらない、昭和1桁生まれも怒っている

あるところでとても矍鑠としたおじさん(おじいさんと書いたら怒られそうなので)とよもやま話をしたのだが、そのおじさんは10連休に大変ご立腹であった。
 
昭和1桁生まれにとって10連休なんて信じられない。今は週休2日だが俺は週休1日だった。ゴールデンウィークだってせいぜい休めても4〜5日がいいところだった。それが10連休なんて。今の若いやつは残業代がないだの、有給休暇が取れないだのと、文句を言うやつばかりだが、俺らはひもじい思いをしたからガムシャラに働いたんだ。だから、バブルだって起きた。ところが今はどうだ。20年も30年も経済は低迷している。まともに働かないのに人手不足だという。こんな日本に誰がしたんだ。
 
おじさんはだいたいこのようなことをおっしゃった。もちろん正論だと思う。私も今の日本人は働かなさすぎると思う。祝日が年に15日もあり、加えて年末年始、ゴールデンウィーク、お盆と3回も大型連休がある。こんな国は世界広しといえど日本だけだろう。
 
よくヨーロッパでは夏に1ヶ月のバカンス休暇があるというが、ヨーロッパはともかくアメリカやカナダでそんな長期間のバカンス休暇を取る人はほどんどいない。せいぜい2週間がいいところである。つまり、日本人よりアメリカ人の方がよっぽど働く。特に移民1世や2世の家庭などバカンスなんか全く無縁でみんな必死に働いている。
 
国民の7割が10連休なんかいらないと言っているのに、血税でアメリカにのこのこと遊びに行っている男がいる。安倍晋三だ。この男こそが日本を働かない国にした張本人の一人である。昭和1桁生まれのおじさんも同意していた。

木曜日, 4月 25, 2019

創価学会(=公明党)に投票の自由、政治的自由はあるのだろうか

毎度のことではあるが、公明党(=創価学会)の選挙戦略には驚かされる。今回の目黒区議会議員選挙結果を参照してみよう。公明党候補者は見事な票配分がされている。

川原 のぶあき  2,134票
いいじま 和代  1,973票
武藤 まさひろ  1,806票
関 けんいち   1,788票
佐藤 ゆたか   1,777票
山宮 きよたか  1,748票

目黒区議会議員選挙の当選ボーダーラインは以前より1500〜1600票。今回の公明党議員6人が得た総得票数は11,226票。もし候補者を7人にしても綺麗に配分すれば1人あたり1600票余を得て全員当選ができる。しかし、ちょっと狂えば1人もしくは2人は落選して、公明党が常に掲げる「全員当選」は無くなってしまう。それゆえに、安全策をとって6人しか立候補しない。おそらくというか、間違いなく他の市町村選挙でも公明党(=創価学会)は同じ手法を行っている。

いずれにしろ、目黒区に在住する創価学会員約1万人に選挙の自由もしくは投票の自由はない。というのも、選挙前から上から指令で「あなたは◯◯さんに投票してください」と言われているのだから。不幸なことである。

こんな選挙の自由もしくは投票の自由のない人々を操っている政党に個人の権利や、政治的自由などをいう資格はあるのだろうか。そして、そんな政治的不自由な公明党と連立を組んでいる自民党も同じ穴のムジナである。自民党支持者たちのみなさん、あなたたちに政治的自由を語る資格はありますか。

水曜日, 4月 24, 2019

高齢者の運転免許証返上対策を早急に講じるべし

池袋の悲惨な事故。犯人・飯塚幸三(87)は「上級国民」ということで、未だに逮捕されていない。いかに警視庁が忖度をしているかが判かるが、そんなことより行政である国もしくは東京都は高齢者に運転免許証を自主返上させる対策を早急に講じるべきである。

75歳以上の高齢者の免許証返上は年々増えている。これに伴い、地方自治体の中にはバスの回数券を配布するとか、地方の鉄道会社では「運転免許証返納者割引乗車券」を発売するところなどもある。ところが、東京では自主返納に対する策は何もなされていない。

では、どのような策がいいのだろうか。

・都内のタクシーは2割引にする。これに伴い身障者割引も1割から2割にする。
・都内のバスは子供料金と同じように半額にする。
・鉄道は各社の判断に任せるべきだが、やはり半額にすべきだろう。

こうなると、運転免許証を持っていない高齢者が不利益になるが、こうした人々に別な手段でフォローするべきであろう。

いずれにしろ、早急に対策を設けないと高齢者による悲惨な交通事故は減らないだろう。

月曜日, 4月 22, 2019

「平成最後の」目黒区議会議員選挙

私の大嫌いな言葉の一つが「平成最後の〜」というフレーズ。ここでは皮肉を込めて使わせてもらう。「平成最後の」目黒区議会議員選挙結果である。



立憲民主党5人全員当選。日本共産党5人全員当選。自由民主党現職4人元職1人落選。自民党の当選は10人に留まる。公明党は見事な地割・票割で6人全員当選。宗教はすごいというか恐ろしい。都民ファーストの会は現職1人だけの当選で会派は消滅。
 
「平成最後の」区議選で自民党大物議員が相次いで落選。また当選者全体の平均年齢は下がったようなので、今後の区議会に少し期待がもてそうだ。ぜひとも身を切る改革=定数削減にも臨んでもらいたい。

土曜日, 4月 20, 2019

目黒区議会議員よ、定数削減に取りくむべし!

うるさい区議会議員選挙の選挙戦が終わった。明日が投票日であるが、私は一足先に期日前投票を済ませてきた。さて、今年の選挙戦でちょっと変わったのが、何人もの候補者が「NO ! 選挙カー」運動をしていたことで、いつもより選挙カーの数が少なく、比較的静かな選挙戦という印象を受けた。

一方で、木曜日までに全世帯に配布されなければならない選挙広報は、今回もも届かず金曜日に催促の電話をかけなければならなかった。いくらパソコンから選挙広報が読める時代になったとはいえ、パソコンを使えない人もいるし、パソコンだと政策のニュアンスとかも解りにくい。それゆえに、選挙広報はもっと迅速に配られるべきである。

それにしても、目黒区の人口は約27.7万人で有権者数は約22.9万人。さほど大きい自治体ではない。それなのに区議会議員の定数は35人もあり、そこに51人が立候補している。市町村議員は自治体の規模によるが基本的に1万人に1人で十分なはずである。つまり、目黒区議会は27人で十分なはずである。お隣りの世田谷区は人口約90万人(有権者数74.2万人)に対して区議会議員の定数は50人(立候補者は75人)だ。

赤字財政がずっと続いているのに、目黒区議会はまったく身を切る改革をしない。明日当選する目黒区議会議員は、真剣に定数削減に取り組んでもらいたい。

東京23区内では80歳以上の高齢者の運転は原則禁止に

池袋でプリウスを暴走させ母子を死亡させた犯人は、旧通産省工業技術院元院長にして、元クボタの副社長だった飯塚幸三(87)だったそうだ。彼はこれまでに何度も運転操作を誤っていて、周囲からは運転免許証を返上するように促されていたという。

にもかかわらず今回の事故である。もう年寄の運転は禁止にすべきである。最低でも東京23区内の80歳以上の高齢者は配送などの商業目的以外を除いて運転を禁止という条例を設けるべきである。

今回の犯人である飯塚にしても、いくら足が悪かったとはいえ、かなりの年金をもらっている男であり、自家用車でなくタクシーなどを使っての移動ができたはずである。なのに「自分は平気」「自分は他人とは違う」といった慢心が結局のところ事故を引き起こしている。

世の年寄たちよ、謙虚たれ!


偽札=肖像が反転裏焼きの偽りのお札

津田梅子肖像画反転騒動。なんと安易なことかと思う。実はこの反転肖像画、過去に岩倉具視でも行っている。ただ、岩倉が五百円札として登場したのは戦後間もない1951年(昭和26年)4月。この時代、反転技術なんて誰もができるものでない。そもそも岩倉具視の顔を知っている人も少なかった。


  

ところが技術革新が進歩した今日、誰もが反転なんか楽にできる時に、これをやってしまうとは財務省のレベルが知れている。写真を反転する裏焼きは出版業界では絶対タブーだ。これをやると、担当者はこっぴどく怒られるか始末書問題である。ましてや新聞がこれをやると整理部長もしくは編成局長のクビが飛んだ。もし、現在の新聞が安倍や麻生の写真を反転裏焼きで掲載したら、社長は大変なことになる。

もしこのまま津田梅子デザインの五千円札を発行したら「肖像が反転裏焼きの偽りのお札」つまり偽札と呼ばれるだろう。発行以前から偽札と呼ばれるお札を国民はどのような気持ちで使うのだろうか。こうした思いを財務省は考えたことがあるのだろうか。



いずれにしろ、今回の新紙幣は韓国に配慮を欠く渋沢栄一を選んだり、多くのデザイナーからそのセンスを指摘されたデザインにしろ、いただけないことだらけだ。こうなった以上は東京オリッピックのエンブレムと同じように人選、デザインなどすべて公募にした方がいい。なにせ新紙幣の発行までは5年もの期間があるのだから。

木曜日, 4月 18, 2019

ノートルダム寺院火災で連想

ノートルダム寺院が火災に遭い、尖塔が崩落するシーンを見ると、いやがおうでも2001年の9.11世界貿易センタービル崩壊を思い出してしまう。と同時に江戸好きの私としては、江戸城天守閣が1657年の「明暦の大火」によって消失した時の江戸の住民たちの思いはどんなものだったかも気になった。ただ、この時代の江戸の人口は30万人弱だったので「ああ、お城が燃える」と言った感慨も持った人は少なかったかもしれない。

1657年は4代将軍徳川家綱の時代だった。将軍はまだ10代と若く、実権は3代将軍家光の異母弟にあたる保科正之が握っていた。その保科は「天守はもはや無用の長物」という方針を打ち出し、それ以降江戸城に天守閣が作られることはなかった。

それから360年、多くの方はご存知だと思うが江戸城天守閣を再建する計画が推し進められている。しかしながら、この運動はいろんな方面から反対や圧力がかかっている。観光立国を目指す日本にとって江戸城天守閣再建は格好の目玉なはずなのだが、どうやらその裏には政治が絡んでいるような気がしてならない。

現在の安倍自民党政権はご存知のように完全に西日本主体の藩閥政治である。そんな藩閥政治が徳川の象徴である江戸城天守閣再建を喜ぶわけがない。また、現東京都知事・小池百合子にしても兵庫県生まれであるから、姫路城より観光客が来そうな天守閣の建設に面白い顔をするはずがない。

最初の計画では2020年の東京オリンピックに合わせて計画されていたが、今はその2020年竣工を目指している。いずれにしろ、暗黙の圧力に屈することなく、早く天守閣建設に取りかかってもらいたい。と同時にノートルダム寺院の早期の復興を願ってならない。熊本城天守閣は外観復旧がこの秋にも終了する。

日曜日, 4月 14, 2019

気になる三人かい・・・@パーシモンホール

一昨日(12日)はめぐろパーシモンホールで「気になる三人かい・・・」を聞く。出演者と演目は下記の通り。
 
春風亭与いち 「狸札」
春風亭一之輔 「茶の湯」
 〜 仲入り 〜
柳家喬太郎  「花筏」
桃月庵白酒  「幾世餅」
 
開口一番の春風亭与いちは春風亭一之輔の弟子。マクラもなにもなく4分間の速攻で「狸札」を演じる。この早業は次に出てくる師匠のため・・・。
 
春風亭一之輔は登場するや否や「あの前座、なんなですかね17〜8分はかかる『狸札』を4分に短縮しましたからねえ」と。で、その原因が自分にあることを白状。「このあと20時10分から上野鈴本でトリがあるんですよ」と。売れっ子はすごい。どのような移動手段があるにせよ、18時35分に都立大学で1席30分を演じてから上野へ行くのだ。さて、本題の「茶の湯」は暇なご隠居がとんでもない茶会(茶の湯)を行うというドタバタ劇。一之輔は次があるからと慌てることなくしっかりメリハリをつけて噺をすすめる。前半は隠居と定吉の掛け合いをテンポ良く、そして後半は客の豆腐屋などの表情を豊かに演じて愉快極まりない。しかし、挨拶後は急ぎ足の格好で退場。(笑)
 
「花筏」は看板大関・花筏の偽物の提灯屋が興行先の銚子で、土地のツワモノ千鳥ケ浜と相撲を取ることになったというお噺。この噺を得意としている落語家は何人もいるが、柳家喬太郎もその一人。ところが、その喬太郎があろうか終盤にちょっとしたトチリを。しかし、そこは転んでも喬太郎。舞台上で思いっきり拗ねた姿勢を見せて、そのあとは「芝浜」のシーンを演じながら取り繕う。こういうことができる人はそうはいない。喬太郎ならではの力技だ。そして、最後はきっちりと噺を締める。ただし、挨拶後は羽織を担いでちょっとイジケてというかふて腐れて退場。(笑)
 
以前も書いたと思うが「幾代餅」は個人的には大好きな演目。つき米屋の奉公人清蔵が吉原の花魁・幾代太夫に一目惚れして、夫婦になるというお伽噺。本来はしっとりとした噺なのだが、桃月庵白酒の「幾代餅」は超爆笑版。いくつもの声色を変えながら話を進める。なかでも引き締まった時の清蔵の声がピカイチ。白酒がこんな美声の持ち主とは知らなかった。前出の二人と同じように途中ちょっとした愛嬌はあるものの、アドリブを混ぜなからも快活のいい語り。桃月庵白酒、50歳。いま脂が最ものっている落語家の一人。聞かなきゃ損だよ。
 
今回の「気になる三人かい・・・」は最初に登場した前座(春風亭与いち)のおかげかもしれないが一之輔、喬太郎、白酒の3人ともちょっとしたトチリはあったものの、淀みも弛みもなくテンポのいい語りで爽快な落語会だった。来年もぜひとも開催してもらいたい。もちろん時間差の掛け持ちがあろうと。w

木曜日, 4月 11, 2019

新紙幣の人選を仕直し

安倍フシダラ政権が選んだ新しいお札の人選は実にセンスがない。そこで、自分なりに人選をしてみたい。まず最低条件としてお札なので故人であり、基本的に政治家や実業家を除外して選びたいと思う。そして、1万円札は世界に誇れる日本人、五千円札は歴史的女性、千円札を誰にも親しみのある人という条件で選んでみたい。

そうなると、1万円札の候補は手塚治虫か黒澤明のどちらかになるだろう。あとは円谷英二、葛飾北斎ぐらいであろうか。その中では手塚治虫が一番しっくりくるような気がする。

五千円札の候補となると、これは平塚らいてう以外に誰がいるだろうか。日本の女性解放運動の元祖であり、津田梅子以上の偉人である。

千円札の候補はいるようで意外にいない。というのもまだみなさん存命だからだ。(苦笑)そんななかで誰にも親しみがある人といえば、大鵬幸喜ではなかろうか。

ということで、新紙幣はこのようになりました。

     【表】    【ホログラム】 【裏】
壱萬円札 手塚治虫   鉄腕アトム   葛飾北斎「神奈川沖浪裏」
5千円札 平塚らいてう 青鞜の表紙   アジサイの花
1千円札 大鵬幸喜   土俵入りの姿  東京駅