水曜日, 10月 23, 2019

ラグビー日本代表はハーフ団の強化が急務だ

私はにわかでもなく筋金入りのラグビーファンではないが、針金入りのラグビーファンである。
 
ラグビーワールドカップ、日本代表は準々決勝で南アフリカに完敗。世界の壁の厚さを感じた。しかしながら、日本のマスコミはみんな「よくやった」だの「感動した」ばかりで、自己反省(欠点)や先を見据えた展望などをまるで報じない。それゆえに、私なりの指摘を述べたいと思う。
 
まず日本代表の欠点をあげたいと思う。戦術面では日本はキックディフェンスにあまりにも弱い。相手がキックするハイパントにしろ、ロングキックにしろ、それに対するリカバリーが遅く、弱い。これはフルバック(15番の選手)もしくはスタンドオフ(10番)のポジショニングが良くないのと、反対に蹴返すキック力の無さからであろう。
 
次に日本のハーフ団(9番と10番)の弱さだ。スコットランド戦の最初のトライを許したのはスクラムハーフ(9番)のタックルミスからだった。また南アフリカ戦の最初のトライを許したのはスタンドオフ(10番)のタックルミスからだった。それに比べて、南アフリカのスクラムハーフ・デクラークはパスが上手いだけでなく、何度も日本のフォワードをタックルして素早いディフェンスしていた。そのこともあってか、彼はプレヤー・オブ・ザマッチに選ばれた。ところが、日本のハーフ団はタックルミスばかりでサイド攻撃をすることもなく、とても世界レベルとは言えず、非常に歯がゆかった。命日だった名スタンドオフの平尾誠二は草場の影で歯軋りしていたに違いない。
 
日本のフォワード(1番〜8番)やバックス(11番〜15番)は世界レベルにあると思うが、ハーフ団はまだまだである。今後、下記の記事のように、日本が南半球4か国対抗戦に参加することができたとしても、ハーフ団を相当強化しない限り苦戦すると思う。ただ、こうした対抗戦に参加することは日本のレベルアップにつながるので、是非とも実現してもらいたい。

日本代表、南半球4か国対抗入りか 人気と実力認められた 25日4協会検討…NZ紙報じる

https://hochi.news/articles/20191022-OHT1T50001.html?fbclid=IwAR2bU0_5LybdZUzUpLaCpDW4NejBD41cn31OXbSkLe74yN0bvX7YRYs_Xyg

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