金曜日, 6月 28, 2019

消費税増税より富裕税の導入を

3月決算期会社の配当がほぼ届いたが、驚いたことはその金額の多さだ。これまではトータルで高専卒や大学卒の初任給(月給)程度の金額だったが、今年は大学院卒並になっている。
 
最低賃金はほとんど上がらず、年金は目減りして、健康保険などが上がり、庶民生活は苦しくなっているのに、配当だけはしっかり増えているのである。いかに政府が企業やその株主である金持ち優遇政策をしているかがわかる。
 
私などはまだ大卒や大学院卒程度の配当だが、これがお金持ちの株主だったら、配当だけで大卒や院卒の年収ぐらいはもらっているに違いない。こんな金持ち優遇政策をするなら、消費税増税などせず、ヨーロッパ各国が行なっている富裕税を導入すべきである。

木曜日, 6月 27, 2019

無知や煽動が独裁政権を生んでしまう

6月初めに年金2000万円問題が勃発してから、消費が低迷している。知り合いの居酒屋店主は40歳以上の入店者が3割近く減ったという。地元の日本料理屋の店主もどこの店も売り上げが落ちていると嘆いている。また、知人の小物を売っている店主もネット販売が激減して、アクセス数も3割近く減ったという。

老後は年金だけで暮らせないことはほとんどの人が知っているが、2000万円だの3650万円という具体的な金額が取沙汰させられると、財布の紐はどうしても固くなっていくのが人情だ。金融庁の答申は正しいのだが、それを無いものした安倍内閣は全く酷い政権である。

そんななか、昨日乗ったタクシーの運転手が悲しいことを言った。彼は民主党政権に期待したのに裏切られた、とまるで自民党のお題目のようなことのたまわった。これには私ははっきり否を唱えた。

「運転手さん、政権なんて3年では成果なんて表せないんですよ。それを野田(佳彦)が安倍の口車に乗せられて、解散総選挙したんですよ。野田もバカですが、安倍は6年もやっているのに何の成果もないじゃないですか。政権なんて4年いや8年やらなければちゃんとした成果は出ないんですよ。アメリカや中国もそうじゃないですか。だから、安倍の嘘つきに騙されてはいけないんですよ」

と私が言ったら、さすが運転手も相手が悪いと思えたのか、口をつぐんでしまった。そして、最後に私が降りる前に「安倍は日本語も英語もできないんですよ。そんな男をどうして信じられますか」と言ったら、さすがに彼も「そうですね」と言った。でも、彼は参議院選挙で自民党に投票するような気がしてならなかった。

日本の現状はこんなものなのかもしれない。無知や煽動が独裁政権を生んでしまう。

土曜日, 6月 22, 2019

広島カープは第二の阪神タイガースになりかねない

私の友人・知人にはなぜか広島カープファンが多い。熱烈パリーグファンの私もセリーグでは地理的ハンデがあるカープを贔屓にしている。しかし、交流戦となると、パリーグファンであるがゆえにカープも目の敵である。w
 
それにしても、カープは交流戦に弱すぎる。今日の敗けでパリーグ5チームに負け越しが決定で、交流戦最下位も東京ヤクルトと競い合うという情けない状態である。交流戦が始まる前はカープは5月の快進撃でセリーグ首位を独走していた。ところが今や2位と泥沼である。
 
ではなぜ広島カープが交流戦にこうも弱いのかといえば、下手な監督の采配もあるが、個々の選手のパワー不足もあるだろう。広島は足が速かったり、守備が上手かったりする選手が多いが、「走攻守」の要ともいうべき「攻」の部分が弱い。DH制にうまく対応できていないし、長打力がないのでパリーグの勢いのある投手に力負けしている。外国人選手以外の長打力のある選手の育成が急務である。
 
そして、カープファンにも問題があるような気がする。カープの応援はコンバットマーチに代表されるようにセリーグでも1、2位を競う団結力とパワーがあると思う。しかしである。なんでもかんでも応援すればいいというわけではない。不甲斐ない試合をしているときは、応援をやめて無言の圧力をかけて選手たちの自覚を促すとか、ボストン・レッドソックスの「スイート・キャロライン」やロサンゼルス・エンジェルスの「ラリーモンキー」のように8回には奮起を促す応援歌やアクションをするとかした方がいいのではないだろうか。
 
もし、今のようなままの広島カープだと、第二の阪神タイガースになりかねない。

水曜日, 6月 19, 2019

五輪マークのない記念硬貨なんて「○○のない○○」のようである

来年の東京五輪記念500円硬貨のデザインを投票で決めるという。大会を盛り上げるためだというが、あの不人気だったり、盗用疑惑があったエンブレムのことを気にしているように思われる。
 
しかしながら、今回のデザインもつまらない。というより、 C案ありきの投票のような気がしてならない。A案の「風神雷神」は日本を代表する芸術作品とあるが、オリンピックとの関係性がよく解らない。B案の「富士山」は外国人向けなのかもしれないが、もうありきたりで投票する気にさえなれない。そして、C案の「東京」だけが1964年の東京と2020年の東京を対比させていて興味をそそるようなデザインになっている。
 
ということで、投票でC案が採用されることは間違いないだろう。しかし、もう少し面白いデザインを作ることができなかったのだろうか。例えば、歌川広重の「日本橋」をモチーフにするとか、日本発祥のスポーツである柔道を題材にするとか、もう一捻りしてほしいものである。
 
そして、何よりも気になったのが記念硬貨なのに五輪マークが使われていないことだ。おそらく五輪マークを入れるとIOC(国際オリンピック委員会)から使用料を請求されるからであろう。ということで、五輪マークのない記念硬貨は古い言葉で恐縮だが「クリープを入れないコーヒー」のようである。


水曜日, 6月 12, 2019

いつからサッカー日本代表の試合を見なくなったのだろうか

久保建英のサッカー日本代表デビュー戦の平均視聴率は13.8%だったそうだ。同時刻のテレビ朝日の『ポツンと一軒家』が20.3%、NHK『いだてん』が大河ドラマ史上最低の6.7%だったとか。しかし、その時間帯私は家でサッカーを観ることもなく、飲み屋で競馬反省会と洒落込んでいた。(笑)

それにしても、いつからサッカー日本代表の試合を見なくなったのだろうか。

いわゆる「ドーハの悲劇」が起きたのは1993年10月28日で、もちろん私も観ていて一瞬何が起きたかわからず唖然とした。その時の視聴率は48.1%もあった。その後、日本代表の監督はオフトからファルカン、加茂周と代わるもののチームは低迷した。しかし、岡ちゃんこと岡田武史率いる日本代表が1997年11月16日のW杯初出場を決めた。いわゆる「ジョーホールバルの歓喜」で視聴率は深夜にもかかわらず47.9%をマークした。

それから、日本代表の試合はW杯では40%以上の視聴率は当たり前、アジア予選でも30%〜40%台、そして国内の親善試合でも20%台はあったと思う。特にトルシエ、ジーコ、オシムが監督だったころは、日本が新たなサッカースタイルを見せてくれて、さほどサッカーファンではない私をもワクワクさせてくれた。それゆえに2002年日韓大会、2006年ドイツ大会、そして、再度岡田武史が監督になった2010年南アフリカ大会までは日本代表の試合をほとんどテレビ観戦していた。3バックのトルシエ、「考えて走るサッカー」のオシムの日本代表試合が懐かしい。

ところが、ザッケローニ、ハリルホジッチあたりから、日本代表のサッカーに新鮮味がなくなったというか、視聴者である我々がW杯出場は当たり前と慣れてしまったせいか、日本代表の試合の視聴率は下降線になっていった。かくいう私もこのころから、積極的に見なくなったような気がする。あと、もう一つは代表選手のほとんどが海外チーム在籍になってしまったので、親近感というか一体感が薄れてしまったことも要因のような気がする。

そして、昨今の日本代表監督は西野朗、森保一と日本人監督になり、西野の攻撃サッカー、森保のカウンターサッカーと新しい模索をしているが、まだ私のようなミーハー・サッカーファンをテレビ観戦に戻すほどの魅力はない。ただ、森保はオフトの申し子と言われたので今後に少し期待したい。

月曜日, 6月 10, 2019

安倍政権では高齢者ドライバーの事故は減らない

高齢者ドライバーによる交通事故が後を絶たない。このことについて新聞やテレビは連日のように報道しているが、安倍政権からの対策やコメントはほとんど出されていない。

こんななかで、与党の自民党は保育園周辺の道路に「キッズゾーン」を設けてドライバーに注意喚起を促すことや、高齢者は自動ブレーキ搭載車限定の免許制度導入などを政府に提言した。一方、野党の立憲民主党も高齢者の移動手段の切れ目ない確保など6つの提言をしている。そして、免許更新期間の見直し、実車による再試験制度や限定免許制度の導入なども求めている。

しかしながら、安倍政権は踏み込んだ対応をしていない。安倍が「高齢者の安全運転を支える対策のさらなる推進、高齢者の移動を伴う日常生活を支える施策の充実について新たな技術の進展なども考慮しつつ一層強力に推進してください。また次世代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で守るため、子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保策を早急に取りまとめてほしい」と官僚が書いた文章をまるで他人事のように丸読みするだけである。

それではなぜ高齢者ドライバーに対する事故対策が進まないかを考えてみた。それは2つの大きな理由があるからだろう。

まず第一に自動車会社に対する配慮というか忖度だ。つまり、高齢者ドライバーを減らすことは車を買う余裕がある購買層を減らすことになる。昨今、都会の若者の間では「クルマ離れ」が進んでいて、自動車免許証を持たない割合が高くなっている。一説によると都会では若者(18歳から20代前半)の免許保有率は2人に1人とも言われている。そんななかで購買能力のある高齢者に運転免許を返上しろと、政府は積極的に言えるはずがない。

第二に選挙対策である。地方では高齢者は運転できないと生活がなりいかない。しかし、都会では車に変わる移動方法はいくらでもある。それなのに返納しない高齢者ドライバーは、運転技術を過信している自信過剰の人であったり、家族の忠告に耳をかさない協調性のない人である。いわゆるガンコ親父である。こうした自己中心的な人が投票する政党はどこかといえば自民党だろう。

これでは、安倍政権としては「高齢者は運転免許証を返納しろ」と積極的に言うことはできない。ということで、残念なことだがまだまだ高齢者ドライバーによる事故は減りそうにない。

金曜日, 6月 07, 2019

2,000万円など貯める必要はない

3日前に金融庁は「老後のために2,000万円貯めろ」とトンデモナイことを言い出した。これまでは金は貯めることなく消費に使えと言っていた安倍政権だったのに、人生は100年時代に突入したので年金だけでは生活できない。これからは毎月5万円の赤字が出るので、若いうちから2,000万円を作れ、というのである。
 
これはもう年金だけでは暮らせないから、あとは自分で補填しろ、と言っているのである。これが安倍晋三のいう「年金100年安心」である。
 
確かに年金だけで暮らせない。そんなことは多くの人が解っている。そのためにコツコツと貯金をしている人もいれば、株の配当を目当てにしている人もいる。またアパート経営をしている人もいる。しかしである。問題は貯金ができない国民が3割から4割いるということだ。
 
現在の日本の平均年収(手取り)は約400万円と言われている。もし、ここから毎月5万円を貯金すると年間60万円になる。こんな貯蓄をできる人がいるだろうか。60万円も差し引かれれば、使えるお金は340万円にしかならなくなる。銀行などの金融機関は儲かるかもしれないが、経済はデフレ状態になり、経済成長率というかあらゆる生産性は低迷してしまう。これでは国は成り立たなくなっていく。
 
もう、ふざけるなと、いうしかない。
  
では、なぜ金融庁が「2,000万円貯めろ」と言い出したかといえば、それは年金制度が破綻することを見据えているからだろう。長期的なゼロ金利のなかで、年金や日銀資金を株に投資しても利益を得られないと見通したからだろう。つまり、年金運用を失敗した、もしくはもう自信がありませんと宣言したようなものなのである。
 
まったく無責任極まりない安倍政権である。
 
そして、私はあえて言う。人生は100年時代なんて大嘘だと。確かに平均寿命がのびて男性は81歳、女性が87歳になった。しかしである。私は90歳以上の女性は何人も知っているが90歳以上の男性は一人も知らない。だから、男は無駄に2,000万円なんか貯めるより、その時その時に好きなようにお金を使う方がいい。その方が経済のためである。もちろん、妻のために2,000万円貯めると言うなら、それはそれでいいが・・・。

水曜日, 6月 05, 2019

あれから30年。今こそ安倍政権にノーを

あれから30年がたった。天安門事件である。1989年6月4日。その日、報道は天安門から中継をするものの、何が起きたのかはっきりと伝えることができず、翌日になって多くの学生や市民が殺戮されたと報じるようなった。そして、天安門事件は誰が起こしたかなどの真相はまったく不明である。
 
中国の軍隊名はご存知のように人民解放軍である。その解放軍が武器を持たない人民である学生や市民を殺戮したのが天安門事件である。この日をもって人民解放軍は中国人のための軍隊ではなく、中国共産党のための軍隊、一党独裁の軍隊、共産党独裁軍になったわけである。
 
同様なことが日本でも起きなくもない。今の自衛隊は日本を自衛する「軍隊」である。と同時自民党の集票マシーンである。自衛隊員およびその家族はほとんどが自民党に投票すると言われているからだ。このことは市民を守る警察も同様であり、他県の警察が主力部隊をなす辺野古などを見ればわかるように、警察ももはや自民党の言いなり状態である。
 
つまりである。仮に今後安倍政権に反対する大きなウネリが起きたとき、自衛隊が出動すると自衛隊は自民隊になる可能性が無きにしもあらずということなのである。そんなことが起きる前に、まず選挙で安倍政権にクサビを打ち込む結果を作らなければならない。7月の国政選挙では自民党および公明党にノーをつきつけましょう。