月曜日, 10月 30, 2006

タイムトラベルの世界


先週の土曜日に開かれた高校の同期会に出席しました。これまでに同窓会(クラス会)が開かれたことはあったが、同期会ははじめて。約270人にいた同期のうち90人が出席したのだから、なかなかの盛況ぶりだった。

同じクラスのヤツとは今でも付き合いがあったり、今だに近所に住んでいたりと何人も顔見知りがいるが、他のクラスのヤツとはほとんど面識がなかったので、卒業以来34年ぶりの再会にはお互いにビックリ。正直、全然思い出せないヤツもいた。

私も高校卒業時に比べて体重は20余キロ増えているし、長く伸ばしていた黒髪もすっかり真っ白になっていたのだから、とても言えた筋合いではない。戸惑うヤツがいても仕方がない。ただ、多くのヤツに「仕事は何をやっているんだ?」と聞かれ、「しがないライターだよ」と答えると、誰にもが「ぴったりだ」「やっぱり」と言われたのには、少々恥ずかしさもあるが嬉しかった。

「光陰矢の如し」だの「時は人を待たず」など時の流れを表すことわざ(意味は少し異なるが)は数多くあるが、そんなことわざの世界でなく、タイムトラベルした時空であった。しかし、これが毎年開かれるようになれば、過去を過去としてでなく、過去を現実にひきよせていくのかもしれない。

※写真は昔は可愛い子が多いと言われた女子バレー部。今ではすっかりおばさんになっていました。(笑)

水曜日, 10月 25, 2006

凱旋門賞馬よ、JCに参戦しろよ

ディープインパクトがジャパンカップに参戦することが決定。

私は武豊と相性の悪い男です。彼を買えば彼は来ないし、彼を買わないと彼は来るのです。でも、さすがディープインパクトだけは裏切りませんでした。まあ、ヒモが裏切ったから馬券は取れませんが・・・。

凱旋門賞は明らかにハメられたレースでした。理由を書くとめちゃくちゃ長々となるので割愛しますが、所詮フランスという国は御都合主義の国です。3着は恥じることありません。

さあ、これでジャパンカップがおもしろくなりました。ハーツクライは出るのでしょうか。女傑スイープトウショウは出るのでしょうか。アメリカやオーストリアの強豪馬は来るのでしょうか。

凱旋門賞馬レイルリンクの厩舎さんよ、ハリケーンラン、そしてシロッコ3頭を引き連れて日本に来てくださいよ。日本にはディープインパクト以外にもいっぱい強い馬はいますよ。

火曜日, 10月 24, 2006

女子アナにつける薬はあるのか

「ニュース23」に抜擢された山本モナ(元朝日放送、現オフィス北野所属)が民主党代議士との不倫騒動で番組を降ろされた。当然である。

 これまでにも女子アナの不倫騒動は数え切れないほどあった。しかし、その相手はだいたい同僚であったり、上司だったり、芸能人だったりと、いわば身内だった。しかし、今回は取材対象である国会議員なのだから、その自覚の無さには呆れかえるしかない。

 今後テレビ局は相手が誰だろうが、不倫騒動を起した女子アナ(男性アナも)は解雇するぐらいの決意でないとダメだ。テレビ局はいくらドラマやバラエティを放送していても公的報道機関であり、公序良俗に反する行為は基本的に処罰をしなければならない。そうでなければ、報道機関が掲げる「客観中立公正報道主義」(これはナンセンスなもの)という看板を放棄していただきたい。

 いずれにしろ、世間の常識から掛け離れた浮世の世界で生活するようになってしまった女子アナたちにつける薬はあるのだろうか。女子アナよ、キミたちは芸能人ではない。キミたちはテレビ局の顔であり、看板でもある。そして、サラリーウマンなのだ。

追記:TBSが山本モナを番組降板させたのだから、民主党も不倫相手ある細野豪志衆院議員に処分を下すべき。政調会長代理辞職だけで済まされる問題ではない。議員辞職とまでは言わないが、半年間の党員資格停止処分ぐらいが妥当なのではないだろうか。

土曜日, 10月 21, 2006

月曜日は客寄せパンダ


 写真をクリックしてみてください。これは行きつけの居酒屋の開店10周年記念招待状です。10月19日から21日までの3日間に限り、生ビール(たぶん500mlぐらい)が一杯100円。ウーロンハイが一杯100円。そして、つまみもほとんどが普段の半額以下と、いたりつくせりの感謝祭です。

 私がこの店に行くようになったのは開店して1年後ぐらいだから、既に9年も通っている。最近は月曜に必ず飲みに行っている。というのも、月曜は新鮮な魚や野菜が入る確率が他の曜日に比べて高いからだ。築地市場のHP
を見れば解りますが、河岸は日曜と水曜に休むことが多い。当然ながら月曜と木曜に新鮮なものが多く入ります。そのことを居酒屋を切り盛りするママさんも周知で、月曜に良いものを多く仕入れてくれるのです。

 このために、私はこの居酒屋の月曜担当の店番になってしまった。店番といってもただ座って飲んでいるだけだから、客寄せパンダか招き猫みたいなもんです。(笑)

水曜日, 10月 18, 2006

腱板損傷⇒棘上筋断裂

 8月中旬頃から左肩に鈍痛と妙な違和感があり、左腕をうまく挙げることができなくなたった。そのために好きだったジムでの水泳も控えるようした。しかし、9月中旬に筋が切れている可能性があると病院で診断されて、先週の11日(水曜)に左肩のMRI検査を受け、本日その結果を知らされた。症状は一般的には腱板損傷と言われ、肩に接する4本の筋の1本(たいがいは棘上筋=きょくじょうきん)が断裂しているとのことだった。私もMRI写真を見たが、確かに筋が完全か不完全かよくわからないが、切れているのがなんとなく解った。

 この結果、私は年内もしくは年明けに手術・リハビリのために1ヶ月間も入院しなければならないことになってしまった。日程は11月8日に決まる予定。それにしても、いや〜1ヶ月とは長い。そんな長い入院なんて生まれて此の方したことがない。入院といえばガキのときの盲腸炎と、10年ぐらい前に胸の検査入院だけである。担当医師によれば、手術することは内視鏡でできるが、リハビリに特殊器具を使い、病院内でリハビリを行わないと外部で再発したりすると元もこうもなくなるから、1ヶ月間の時間的期間は最低必要なのだそうだ。

 こうなった以上は、「後はおまかせします」「俎板の上の鯉」「あとは野となれ山となれ」という心境だ。ただ、年末年始の病院生活だけはなんとか避けたい。酒が飲めない年末年始なんて考えられない。しかし、入院した際は個室をとってもらって平日は株、土日は競馬をやればいい。ギャンブル三昧も悪くない。酒は飲めなくなるが、食事が計算されているからダイエットができるに違いない。1ヶ月で5キロ以上痩せることも可能かもしれない。とにかくマイナス思考でなくプラス思考に回路を変えなければ・・・。

金曜日, 10月 13, 2006

野球は球場で観るもの


今から3年前、日本ハムファイターズが札幌に移転することが決まったとき、北海道に住む友人が「一番来てほしくない球団が来てしまった」と言った。彼は巨人ファンであり、生まれて此の方パリーグの試合など観たこともなかった。しかし、そんな彼も今ではファイターズの帽子を被り、札幌ドームで声援を送っている。

この話を彼に向けると、1年前は「もう勘弁してよ、反省しているから」と謝ってばかりいたが、今では「もうどうでもいいよ。何処にでも好き勝手に書いてくれ」と笑い飛ばすようになった。北海道日本ハムファイターズは強くなった。彼も強くなった。

最後まで頑張ったソフトバンク・ホークスや西武ライオンズには申し訳ないが、日本ハムファイターズの優勝はパリーグにとって喜ばしいことだ。昨年のボビー・マジックによる千葉ロッテ・マリーンズは、日本シリーズでの圧勝でセリーグの野球しか知らない野球ファンをギャフンと言わせしめた。そして、多くの野球ファン、マスコミの目がパリーグにも向くようになった。今年は地域密着をめざしてガンバってきたファイターズに勝利の女神が微笑んだ。この地域密着の力をもって日本シリーズも制覇してもらいたい。

二つ下の10月9日の「キミはミは駒沢球場を知っているか」にも書いたが、私は小さい頃、ファイターズの前身である東映フライヤーズのファンであり、Fと書かれた帽子を被っていた。現在は特にファイターズのファンというわけではないが、パリーグファンであることに変わりはない。現在はまだまだ巨人、阪神のファンが多くセリーグの方が人気が上だが、あと何年かすればパリーグがセリーグで観客動員を上回り、実力も人気もパリーグの時代がくることを願っている。

「野球はテレビで観るのもいいが、やっぱり球場で観るものだ」と北海道の友人は常々言っている。正論である。北海道日本ハムファイターズ、パリーグ優勝おめでとう。

※写真は1962年夏、小学校2年生のときです。

木曜日, 10月 12, 2006

創価学会に支配された自民党政権

 昨日、安倍晋三首相が就任前の9月22日に極秘裏に創価学会の池田大作名誉会長と会っていたことが明らかになった。一方、小泉純一郎前首相も退任直後の9月28日に都内の聖教新聞本社で池田大作と会談して、退任の挨拶をしたという。

 新聞報道によりば、池田大作は「お父さんがなし得なかったことを頑張ってやり遂げてほしい」と激励し、安倍首相は政権運営への協力を求めたという。自民党と公明党が連立政権を組んでいるのだから、当然といえば当然の会談かもしれない。しかし、創価学会は政党ではなく、公明党の支持母体にすぎず、宗教団体だ。憲法で定められている政教分離(聖教分離か)の原則を全く無視した行動である。

 少子化現象の昨今、創価学会の家だけは子供の数が増えているという。まるで、戦前の「生めや増やせ」ではないが、いずれ世の中は学会の子だらけの時代がきて、日本そのものが創価学会の国になる日がくるかもしれない。そうなれば、創価学会および公明党を批判してきた文献はすべて抹殺され、一家に一枚池田大作の写真を飾るよう強要され、キリスト教徒に対しては踏み絵が行われるだろう。

 日本という国はすでに創価学会の前に沈没しているのかもしれない。

月曜日, 10月 09, 2006

キミは駒沢球場を知っているか


北海道日本ハムファイターズがレギュラー・シーズンを1位で通過して、優勝目前だ。私は小学生の頃、ファイターズの前身であった東映フライヤーズのファンだった。なぜかといえば、本拠地・駒沢球場が家の近くにあったからだ。これほど身近な球団は後にも先にもない。そんな駒沢球場の薄暮ゲーム(薄暮ナイターともいった)に私の父はよく家族を連れていってくれた。

東映フライヤーズは別名“駒沢の暴れん坊”と言われたぐらい、血の気の多いチームとしてして知られた。投手では尾崎行雄、土橋正幸、久保田治の3人がローテションを組み、打者では張本勲、毒島章一、山本八郎、西園寺明夫、安藤順三、種茂雅之と一癖も二癖もある選手たちが自由奔放なチームカラーを形成して、パ・リーグの異端児集団として人気を集めていた。

駒沢球場は1953年に旧陸軍駒澤練兵場跡地の一角、現在の駒沢陸上競技場あたりに東急フライヤーズの本拠地として自前の球場としてオープン。そして、東映フライヤーズと名を改めてからも1961年まで使用された。しかし、東京オリンピックのために解体され、わずか9年という短命の球場だった。東映フライヤーズはその翌年の1962年に移転した神宮球場において水原茂監督に率いられて日本一に輝いた。

私の父が野球好きだったのかフライヤーズファンだったのかは知らない。だが、駒沢球場の週末によく開かれていた午後4時開始の薄暮ゲームは、家族づれがピクニック気分で野球を見るには絶好の環境だった。外野席はすべて芝生席で子供は走りまわることができ、応援団なんて我がもの顔をしている集団もなく、みんな寝転がったり、お弁当を食べたりとほのぼのと観戦していたた。そして、この駒沢球場から見た夕焼けは、今でも私の脳裏から離れることはない。「三丁目の夕日」(映画「ALL WAYS」の原作)の世界だった。

※写真の駒沢陸上競技場の後方に見える東京医療センター(元の国立第二病院)は旧陸軍病院。ちなみに中目黒にある東京共済病院は旧海軍共済組合病院。

木曜日, 10月 05, 2006

TBSがおかしい


 その昔、TBSは「報道のTBS」「ドラマのTBS」という二枚看板をもち「民放の雄」として、他社を大きく引き離し実力も視聴率もナンバー1のテレビ局だった。しかし、1980年代に入るとフジテレビが「ひょうきん族」をきっかけにバラエティで全盛期を築き、1990年代に入ると今度は日本テレビが「電波少年」などをきっかけに黄金期を迎えた。そして、TBSはこの20年以上ずっと2番手3番手のテレビ局に甘んじるようになった。

 そして、1989年10月に坂本弁護士一家殺害の引き金となるオウム幹部たちに坂本弁護士インタビュー未放送映像を見せたことを皮切りに、TBSは視聴率だけでなく会社体制も「落日の日々」をたどるようになり、オウム事件関連での数々報道やサブリミナルなど、TBSは歯車の狂ったような放送をするようになってしまった。

 21世紀に入っても、2003年11月に石原都知事が「日韓併合を100%正当化するつもりはない」といった発言を「100%正当化する」と「サンデーモーニング」と完璧に誤って放送した。この放送を私はたまたま見ていたが、これにはさすがに呆れ返り、TBSに電話して怒鳴ってやろうかと思った。

 今年になってもTBSは不祥事の連続だ。まず1月に「サンデー・ジャポン」に出ていた局アナの青木裕子が不倫。続いて、5月には「ぴーかんバディ!」で紹介した白いんげん豆によるダイエット法で中毒者が続出、150人以上が入院する事態になった。6月には「ニュース23」でハイド米下院国際関係委員長がの発言を誤訳字幕を放送。そして、7月には「イブニング・ファイブ」で内容と無関係の安倍晋三の顔を注入するなど、その報道体制はもうめちゃくちゃである。

 こうした不祥事が内部で起きる間に、TBS株は楽天に20パーセント近く買い占められ、統合を提案される。また、その筋の親分衆がリングサイドを独占した亀田興毅の世界タイトルを電通と共に大々的に放送したり、そして、今回新たに「ニュース23」に抜擢した山本モナ(元朝日放送、現オフィス北野所属)が民主党代議士と不倫騒動を起すなど、もうつける薬がない状態だ。

 こうなったら、TBSは徹底的に膿を出すべきだろう。不倫女子アナはもちろん解雇、捏造報道をした者は更迭。役員は減給処分。そして、社内に外部関係者による綱紀粛正委員会でも作って、徹底的な監視体制を作るするしかないだろう。本来、報道機関にこのようなことがあると報道の自由を束縛することで正しいことではないが、TBSの常識はずれのゆるみたるみは、これぐらいしないと治らないだろう。

 番組審議会なんてお茶を濁したようなオンブズマン会議なんかやめて、もっと会社の体制や放送姿勢へも踏み込んだ審議会を作成するべきだろう。いずれにしろ、世間の常識から掛け離れた浮世の世界で過ごすようになったテレビ局の人たちに、真の報道ができるとは思えない。まずは自ら襟をただす姿勢を作れないものなのだろうか。

月曜日, 10月 02, 2006

「空白の5年間」だった小泉政権

 小泉政権は歴史に残る高い支持率と長期政権だったという。はたしてそうであろうか。私はサッカーの歴史でよく言われるジーコの「空白の4年間」と同様に、小泉政権はいずれ歴史上で「空白の5年間」と言われ、小泉純一郎は外見の見てくれの良さと滑舌の良さで国民を翼賛した政治家として後世に名が残るだろう。

 これまでにも無責任であったり無気力な総理大臣は何人かいた。どうみても器でない首相もいた。しかしである。小泉ほど責任のすり替えと詭弁を連発する首相はいなかった。こんな男にだまされるなんて、国民も情けないが、マスコミも情けない。特に田原総一朗や安藤優子といったテレビキャスターたちのちょうちんぶりは酷かった。

 小泉の歴史観の無さと経済音痴ぶりには言葉もでなかった。経済は「改革なくして成長なし」とお題目というか呪文を言うだけで、すべてを竹中平蔵らに丸投げした。で、結局彼らが作ったものは、ホリエモン、村上世彰、三木谷といったろくでもない「ネットと株の亡者」たちだけである。実際の経済を成長させたのはこんなバカどもではなく、トヨタをはじめとした有能な経営者たちのリーダーシップのもと、地道な活動をつづけてきた技術者や営業マンたちの努力のおかげである。決して政府や日銀といった官の努力ではない。民間の活力が今日の経済を復活させたのである。

 そして、靖国問題に端を発する歴史認識の問題は筆舌にたえない。小泉純一郎は韓国や中国の国民たちの声を聞いたことがあるのだろうか。首相を退任して暇になったのだから、ぜひとも韓国、中国に旅をして彼らがおよびその両親たちがどれだけ日本軍に酷い目にあったかを直接聞いてくるがいい。私は中国と東南アジアでいくらでも聞いた。それだけ、彼の歴史認識はかけ離れているのであり、無知といっても過言ではない。

 退任会見も相変わらずの責任のすり替えと詭弁の連発した小泉純一郎。次の安倍政権がどのような道を歩むかはまだ解らないが、少なくとも外交では世界に通用する歴史観を据えた上での政策を、経済では都市部だけでなく農村部を含めた包括的な政策を構えてもらいたい。安倍晋三は未来を見据えた現実を直視し、小泉純一郎は未来を据えた過去を勉強するべきである。