月曜日, 4月 20, 2009

銀ダラってどんな魚?

銀ダラがいつの頃から魚屋の店先やスーパーに出回るようになったのか知らない。少なくとも、私が子供の頃にはなかったし、20年前までは「銀ダラ」などという言葉も知らなかった。ところが、今では銀ダラは美味しい魚のひとつに挙げられるようになり、その社会的地位(笑)が確率している。

銀ダラでいろいろ検索してみた。銀ダラは英名 Sablefish、学名をAnoplopoma fimbriaといい、カサゴ目・ギンダラ科に分類される。体長1メートルほどもある大型魚。外見はタラによく似ているが、アイナメやホッケに近い魚で、主にアラスカ・カナダ西海岸・オレゴン沖大陸棚300〜600mの海底に生息している肉食の深海魚だそうである。国内で獲れることはほとんどなく、私たちの食卓にのるもののほとんどすべてが輸入されているものと思って間違いないようだ。それら多くはアラスカ、カナダなどから輸入されたもので、日本には頭を落としたものかフィレとなって冷凍入荷される。ただ、最近では生モノも入荷することがある。

今日では銀ダラは西京焼き、煮付け、照焼き、ムニエルと幅広く調理されるようになり、日本の食卓にかかせない魚となってしまった。しかし、この裏にはにしん、いわしなど日本近海で獲れるはずの魚が獲れなくなってしまった背景と、アメリカから魚を買わなければならないという政策が絡んでいるのではないだろうか。

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