土曜日, 4月 25, 2009

草なぎ剛とジャニーズ事務所の社会的責任

草なぎ剛が大トラになって檜町公園で「裸になって何が悪い」といった事件だが、その第一報を聞いたとき、これは面白いだけでは済まされないだろうなぁと思った。

一般の34歳男性が「裸になって何が悪い」といって騒いだところで、それは単なるヨッパライの素行ですまされるが、これが草なぎ剛という34歳男性の場合は、単なるヨッパライではすまされない。

昨日の夕刊フジの記事によると、草なぎが出演しているCMはトヨタ自動車、P&Gジャパン、NTT東日本など10以上の団体・企業にのぼる。そして、政府の一大事業である地デジ広報の顔を担っていた。

政府は2011年7月地デジ移行のために、莫大な予算(税金)を使ってキャンペーンを行っている。その総額は2,000億円以上と言われている。そのメイン・キャラクターをしている人が公然ワイセツ罪(これはちとオーバー。迷惑防止条例違反が適当と思える)で逮捕されたとなっては、政府としてもメンツが立たないだろう。草なぎ剛およびその所属事務所であるジャニーズ事務所に対して、損害賠償を請求しておかしくない。その金額がたとえ10億円でも20億円だとしても。

芸能界というのはなまぬるい体質がはびこっている世界で、社会的責任意識がかなり欠如している。鳩山総務大臣が「最低の人間」という失言を撤回しようがしまいが、また草なぎ剛およびその所属事務所であるジャニーズ事務所がいくら反省および謝罪しようが、地デジ移行キャンペーンに伴う損失の責任を負わなければければならない。

ご存知のようにジャニーズ事務所には100人以上のタレントが所属している。しかしなが、そのタレントたちを管理能力できるマネージャーたちの数は少ない。SMAPのメンバーや関係者たちの話によれば、草なぎ剛の酒による失態は以前から有名だったらしい。そして、そのことを周知していながら、いくら草なぎが成人男性だからといって、管理できなかったジャニーズ事務所の責任が問われても仕方がない。

“飲兵衛”と“ヨッパライ”の違い
http://k21komatsu.blogspot.com/2009/02/blog-post_13.html

0 件のコメント: