金曜日, 3月 25, 2011

逆に不安を煽っていないだろうか

連日、テレビに原発や地震関連の専門家がいっぱい出演している。それらの人々はしっかりと話をできる人もいるが、なかにはこれまでテレビに出たことがないことから、その話し方がかなりたどたどしいというかまどろっこしい人もいる。

いくら大学で学生たちの前で講義をしているとはいえ、テレビの生放送はほとんど経験がないから、どうしても緊張してあがってしまい、自信なげにモジャモジャ話してしまう。これでは「今の段階ではいくら身体に影響がないです」と言っても、逆効果ではないだろうか。こうした人たちは生放送ではなく録画で出演した方がいいだろう。

日本人は学校教育で人前で喋るという教育をしっかり受けていない。それゆえに仕方がないのだろうが、今後は学校で人前でもっとしっかり発言できるスピーチ力を教える必要性があると思う。

そして、こうした一部のたどたどしい話し方の専門家とは別に、テレビ局が多過ぎるせいかそれともそうした番組が多すぎるためか、情報過多も不安を煽っているように思える。情報開示はとても大切なことであるが、それが時に全く違う方向に歩いていくと危険なことにならないだろうか。

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