金曜日, 2月 07, 2020

東京の6番目の粗大ごみ? 不評だらけの隈研吾設計の新国立競技場

東京オリンピック組織委員会の森会長が「国立にはいっぱい問題がある」と安倍晋三に新しい国立競技場は欠陥だらけと文句を言ったそうだ。いまさらだが、当たり前である。というのも、新しい国立競技場を設計した隈研吾はスポーツ施設の設計に携わったことがほとんどない。あるのはゴルフ場のクラブハウスぐらいだ。それゆえに、競技場が如何なるものかをまったく知らない。
 
それゆえに、国立競技場の評判は非常によろしくない。
 
・前の座席との間隔狭すぎ。椅子も狭い。座席が見づらい。
・スタンドに横に移動する通路がない。外部の通路がとにかく狭い。
・トイレにウォシュレットがない。
・屋根裏のメンテナンスにお金がかかりそうだ。
・外観に威厳がない。仮設スタジアムのようだ。
 
といった批判的な意見がツィッターなどに数多く見られる。
 
で、話を蒸し返すようだが、新国立競技場の最後のコンペで隈研吾(A案)に負けてしまった伊東豊雄(B案)は台湾の高雄国家体育場、青森の総合運動公園陸上競技場などを設計していてスポーツ施設の設計に精通している。それゆえに、体育関係者の間では伊東豊雄案を推す人が多かったと言われている。
 
それなのに、なぜ隈研吾の設計が採用されたかといえば、隈研吾の案は大成建設が行うからであった。ご存知の方も多いかと思うが大成建設と安倍晋三、麻生太郎、菅義偉ら政権中枢はズブズブの関係である。つまり、設計なんかより施工業者ありきで決まったのである。

以前、磯崎新が東京には5つの粗大ごみ(東京都庁舎、東京芸術劇場、江戸東京博物館、東京都現代美術館、東京国際フォーラム)があると名言を吐いたが、どうやら新しい国立競技場は6番目にエントリーされそうである。


森会長、安倍首相に「文句言った」 国立競技場VIP席
https://www.asahi.com/articles/ASN245JHRN24UTQP00X.html

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