火曜日, 2月 18, 2020

習近平来日は延期か中止にすべき

新型コロナウイルスの影響があちこちに出ている。
 
23日の天皇誕生日に予定されていた一般参賀が中止になった。3月1日の東京マラソンは38000人の一般ランナーの参加はできなくなり、大幅縮小の大会になった。また、中国でも3月5日から開幕予定の全人代も延期を余儀なくされている。こうしたなかで、もっとも延期もしくは中止すべきことは中国の習近平主席の国賓としての来日である。
 
それなのに日本政府の茂木外相は15日(日本時間16日)にドイツのミュンヘンで中国の王毅外相と会談して、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて緊密に連携していくことを確認すると共に、4月上旬で予定されている習近平の国賓訪日については予定通り準備を進めることで一致した、という。
 
しかし、この新型コロナウイルスが猛威をふるっている時期に習近平を国賓として来日させるというのは、どうみても非常識・不合理ではなかろうか。政府は国賓として使う労力及び予算を感染予防対策に回することはできないのだろうか。そのことを、野党は国会でもっと問い質すべきである。
 
そもそも、習近平来日という予定がなければ、日本はアメリカ同様に湖北省だけでなく、中国全土からの入国制限ができたはずである。今ここに至っては、習近平の来日を延期もしくは中止することができれば、少なくとも3月までは中国からのもっと厳しい入国制限ができるはずだ。そうでないと、いつまでたっても水際感染防止対策は功をなさないだろう。

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