火曜日, 8月 19, 2014

30年前はみんな美男美女だった!?(演劇舎螳螂同窓会2014)

昨夜は私が1983年から88年まで制作を担当していた演劇舎螳螂というアングラの流れをくむ劇団の同窓会だった。

1980年代は演劇の大活性化時代で、数多くの劇団が小劇場を中心に切磋琢磨しながら、新しい表現方法を模索・創造していた。鴻上尚史が率いる第三舞台もその1つであり、川村毅の第三エロチカ、そして小松杏里(私と血縁関係はない)の演劇舎螳螂などがいわゆる第三世代の劇団として、時代の先端を走っていた。

演劇舎螳螂には両性具有な魅力をもち “小劇場演劇のアイド​ル” とした名を馳せた美加理や、今やドイツで活躍する原サチコなど美少女が何人も揃い、ある意味少女たちが小さな空間で自分を表現できるという先駆けを作った。一方で、男性陣にはアングラの香りが強い大鷹明良、長沢荘六、渡辺敬彦などが所属していた。そして、そうした役者たちを上手く使いながら小松杏里は『銀幕迷宮』(作:小松杏里)、『聖ミカエラ学園漂流記』(作:高取英)、『飛行少年 夢の乙丸』(作:小松杏里)といった時空を越えた独特な世界観の作品を発表して人気を博していた。


劇団は解散してすでに26年になり、一番若かったメンバーも今や45歳である。月日が流れるのは早いものだ。同窓会もいろいろあるが、解散した劇団の同窓会というのは珍しいと思う。それだけ誰もが在籍していた期間のインパクトが強く、その後の人生に大きな影響を与えたのであろう。

【追記】螳螂に出演したことがある方はご一報ください。次回はお会いしましょう。

演劇舎螳螂の同窓会(2011年)
http://k21komatsu.blogspot.jp/2011/08/blog-post_13.html





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