先日、ある人から朝日新聞にオーケストラの楽団員たちの給料が載っていたと聞かされたので、新聞を読み返してみると、7月25日付朝日新聞(朝刊)の「揺らぐ音楽の地位」という記事のなかに、日本音楽家ユニオン調べによるオーケストラ・メンバーの平均年収(2007年)が掲載されていた。
札幌交響楽団 575万円
仙台フィルハーモニー管弦楽団 559万円
NHK交響楽団 945万円
東京都交響楽団 684万円
日本フィルハーモニー交響楽団 405万円
名古屋フィルハーモニー交響楽団 633万円
京都市交響楽団 540万円
大阪フィルハーモニー交響楽団 578万円
広島交響楽団 485万円
九州交響楽団 522万円
日本のサラリーマンの平均年収は435万円(2006年調査)であるが、音楽をやっている人から言わせると、音楽家は楽器などの諸経費がかかり、もっと収入がほしいと言うだろう。
しかしである。音楽家というのは共働きが非常に多い。上のリストにはないが東京フィルなどは楽団員同士の夫婦が10組以上いる。知人のチェロ奏者やヴァイオリン奏者の奥さんは共にピアニストで先生をしている。また、音楽家はこれらの収入以外にもご祝儀やお礼といった不透明な収入があると思われるので、これぐらいが妥当ではないだろうか。
それにしても、N響と日本フィルが倍以上も違うというのには驚いた。私はN響会員であるが、同時に今年から日本フィル・サポーターズメンバーにもなった。陰ながら貧乏オケを応援していきたいと思う。
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