金曜日, 7月 18, 2008

映画『奇跡のシンフォニー』を観る

一昨日、日比谷スカラ座で映画『奇跡のシンフォニー』を観た。原題は「August Rush(八月の興奮)」というのだが、かなり興奮して観てしまった。

孤児院で過ごしていた11才の男の子が、両親から受け継いだ遺伝子により、音楽に目覚めて、ジュリアード音楽学院まで進み、最後はセントラルパークでNYフィルを指揮して、自作の曲を演奏するという、かなり奇想天外・荒唐無稽的なストーリーである。

しかし、俄然面白い。観ていて全然飽きなかった。腕時計など一度も見なかった。NYが舞台ということで、ロック、ジャズ、クラシック、ゴスペルといった音楽、そして、NYの町が奏でる雑音ともいうべき音楽が猥雑に、そして見事に重なりあっていて、NY特有の雑踏を表現している。その効果を引き立てるドルビー・サウンドも素晴らしい。

個人的にはNYのワシントン広場周辺を中心に撮影していたのも嬉しかった。というのも、80年代から90年代にかけて毎年のようにNYへ行っていたとき、私はこのワシントン広場に面して立つワシントン・スクエア・ホテルをよく利用していたので、「ああ、この場所はあそこだな」なんて悦に入りながら観ることができた。

残念なことに、この映画はほとんどの劇場で本日18日限りで放映が終わってしまう。見逃した人も多いと思うので、レイトショーとかで続映してもらいたい。

奇跡のシンフォニー
http://www.kiseki-symphony.com/

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