金曜日, 5月 28, 2010

東京ドームでしかホームランが打てない巨人

プロ野球交流戦も折り返し地点となった。今年は現時点(27日まで)でパリーグが42勝、セリーグが25勝、引き分け1試合と圧倒的にパリーグが強く、今年もパリーグ球団による優勝はほぼ間違いないだろう。交流戦が開始して今年で6年目になるが、これまでずっとパリーグの球団が優勝している。

さて、ここまでの交流戦の成績を見ていると、非常に奇妙というか、当たり前なデータが出ている。それは巨人のホームラン数である。巨人はこれまで6勝6敗(ホームで5勝3敗、ロードで1勝3敗)という成績だが、ホームラン数は24本で12球団一である。2位は千葉ロッテの19本であるが、チーム打率は巨人が.243なのに対して、千葉ロッテは.294とトップである。

その巨人のホームランの内訳なのであるが、24本のホームランのうち本拠地・東京ドームでのホームランは19本で、それ以外の球場では5本なのである。つまり、東京ドームでの1試合あたりのホームラン数は2.375本なのに対して、他球場では1.25本なのである。東京ドームの試合では2本または3本が出てても、他球場では1本もしくは2本という状態なのである。

東京ドームには「ドームラン」という言葉がある。これはドームの天井を空気圧で押し上げるために空調を流すのでホームランになりやすいことから、そう言われている。そして、その空調はいつも巨人が攻撃をするときに行われていると、まことしとやかに噂にもなっている。

巨人の交流戦の残り試合は東京ドームでは4試合、他球場で8試合である。巨人のホームラン数がどうなるか大変興味深い。

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