水曜日, 8月 27, 2014

グルメなだけの首相

ご存知のように日本の首相である安倍晋三は祖父に岸信介をもち親父が安倍晋太郎という血統書つきの家柄である。それゆえに学校も成蹊小学校からエスカレーター式で大学まで行き、ボンボン丸出しの男でもある。そのせいかどうか解らないが、頭脳の方は人並みかもしれないが、運動神経や芸術文化センスの無さには少々呆れる。

安倍のゴルフをやっている映像がテレビに映ったとき、ゴルフにまったく素人の私ですら、足腰が安定していないスイングに、ああこの人は運動神経ないんだなあと思ってしまった。彼は大学在学中にアーチェリー部に属していたようだが、どうやら万年補欠で戦力外だったようである。

では、芸術文化センスがあるかと思うと、それもまったく見えない。彼が芸術鑑賞をしているかといえば、先日ケネディ駐日米国大使と歌舞伎に鑑賞に行ったぐらいで、ほとんど映画、演劇、音楽、絵画などの芸術鑑賞をしない。また歴史に興味があるという話も聞いたことがない。

で、彼の唯一の楽しみといえばグルメである。それもお友達の財界人やマスコミ人といろいろなレストランを食べ歩くことである。これは大いに政治的意味合いがあるが、彼が行くお店はかなりレベルの高いところである。この点に関してはセンスがあると思う。

しかしながら、単なる食通だけの頭でっかちならぬお腹でっかちでは、政治家いや人間としてのセンスが磨かれるとは思えない。運動神経がないならばもっとスポーツ観戦に行って醍醐味を味わえばいいし、芸術文化センスは今からで通えば磨くことができる。

私はこれまで劇場で海部俊樹、羽田孜、森喜朗、小泉純一郎の歴代首相を見かけたことがあるが、小泉以降の首相である安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦を劇場などで見かけたことがない。スポーツ観戦に行っている姿をテレビなどで見たこともない。

政務が忙しいことはわかるが、政治家はスポーツおよび芸術文化には最低限の興味を抱いてもらいたい。人としての営みにとって大切なことだと思うから。

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