火曜日, 1月 23, 2024

能登半島地震 余震回数は減少傾向に

能登半島地震の余震はいつまで続くのだろうか。それを察するにあたり、まずは過去の大地震の余震状況について調べてみました。

東日本大震災の東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)はおそらく最も余震が多い地震であり、発生から13年近く経った現在でも続いているといっても過言ではありません。余震は震度4以上を記録したものが2011年だけで225回を記録。その後も震度4以上の余震を毎年10回以上を記録。その数は185回にもなります。ちなみに本震発生後の1年間でM4.0 以上を記録した余震はなんと5387回もありました。
ただ、東日本大震災はプレート地震で能登半島地震のような断層地震には参考になりません。そこで同じ断層地震である阪神大震災と熊本地震の余震について調べてみました。

阪神淡路大震災の兵庫県南部地震(1995年1月11日)では本震のあと同日内に震度5以上の余震が10回起こり、震度0の無感以上の地震が1995年で2360回は起きたものの、1996年と1997年はともに100回台と少なくなり、余震の規模と回数は少ないほうの大規模地震ではなかったのではないでしょうか。 熊本地震(2016年4月14日)は不特定な多発的地震で、4月14日に最大震度7の地震を2回、16日までの3日間に震度5以上の地震を10数回記録しました。そして、余震は本震発生から3ヶ月後の7月14日までに、震度1以上を観測したものが合計1888回におよんだ。 そして、能登半島地震(2024年1月1日)ですが、これまでに震度5以上の余震が16回起きている。また震度1を記録した地震は1月22日までに1487回あった。ただ19〜21日までの3日間は1日10回以下で余震の数はかなり減少しています。こうしたことを考えると、今後も3ヶ月以内はある程度の余震が起きてもおかしくありませんが、かなり落ちついてきたようです。

余震が少なくなることは今後の復旧復興、ボランティア活動の大きな安心と助けになるに違いありません。



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