昨日、気象庁は「東北地方太平洋沖地震」以降に発した緊急地震速報45回のうち、30回は実際は震度2以下だったり、揺れた場所が違ったりしていたと発表した。つまり3分の1が「空振り」だったわけである。こうした「空振り」を乱発した原因は地震や津波で地震計や津波計の数多くが使えなくなったり、長野県北部など他の地点での地震も重なったりといろいろな理由があるそうだ。
東京に住む私の携帯電話が受信した緊急地震速報は下記の通りである。これ以外にも鳴っていて私が記録を消去してしまった可能性があるかもしれないが・・・。そして、このうちどれだけ、当たったのか空振りだったのかよく調べていないが、半分ぐらいは当たったような気がする。
3月11日19時36分 福島沖
3月12日06時19分 神奈川県
3月12日06時34分 長野県
3月12日22時16分 福島沖
3月12日23時35分 新潟県
3月13日10時27分 茨城沖
3月14日10時03分 茨城沖
3月14日15時52分 長野県
3月17日21時32分 千葉東方沖
3月20日14時20分 宮城沖
3月22日12時39分 福島県
3月23日01時12分 栃木県
3月23日08時47分 千葉東方沖
さて、いくら空振りの誤報が多かったとはいえ、私はこの緊急地震速報システムというものは優れものだと思う。というのも、何よりもこの警報が鳴ることによって身を守る行動ができる。部屋にいれば火の元を消すことができるし、車などを運転している人は減速をすることができる。
一方で、あまりにも頻繁に鳴るので子供が怯えてしまったり、精神的イライラを募らせてしまう人も少なくないという。ただ、携帯電話の緊急地震速報は解除することができるので、そういう人は解除するようにしよう。
この緊急地震速報システムはまだまだ開発途上にある。その意味では、空振りは当たらないよりマシなのかもしれない。そして、このシステムは海外では高評価を得ているようで、台湾では今年10月から始動する。いずれ他の国でもこのシステムは採用されていくだろう。
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