“二世タレント”、マスコミはこの言葉を最近ほとんど使わない。というのも、この言葉には少し蔑視の意味が込められているからかもしれない。今日の芸能界には二世タレントは掃いて棄てるほどいる。そのおかげで下記のような「芸能家族大集合!」(↓)のようなサイトまである。
本当に、最近テレビに出ているタレントや俳優に二世が多い。芸能界もしくはテレビ界には昔から親の七光りを利用したり、もともと下地をもった子供をデビューさせようという安易な体質がある。一方で、二世たちの親への甘い依存体質がある。その二つが合致したところで二世タレントが誕生すると言っても過言ではない。
ただ、私はすべての二世タレントがダメだとは思わない。政治家の二世・三世はほぼ全面的にカンベンだが、芸能人の二世は蛙の子は蛙でもあるのだから、一概に否定することはできないだろう。中井貴一、佐藤浩市、緒形直人、松たか子といった実力で今日の位置を築いている人も少なくない。
安易な二世タレントが多いが、二世タレントにもつらい部分はある。華々しくデビューしても常に親と比較されたり、実力が伴わず売れなかったりすると「親の七光りがあっても売れなかった」と言われてしまい、苦渋を味わなければならない。結構つらい立場でもある。
二世タレント、という言葉がいつ生まれたかは知らない。以前はこの言葉には少し輝きがあったが、今日ではその面影すらない。そのせいでかマスコミは使わないのだろう。
芸能家族大集合!
http://cozalweb.com/ctv/kazogei/index.html
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