九州で激しい雨が降り続いているが、東京に住む地方出身者、特に九州出身の人が多くいう言葉が「東京の雨は雨じゃない」だ。
私も全国各地に行ったが、地方で遭遇した雨は東京の比ではない。特に九州の雨は半端でない。東京でも年に1度か2度「ゲリラ豪雨」とかいって短い時間に激しい雨が降ったりするが、九州の雨は目に見える激しい雨が長々と続く。
東京は周囲に山もなければ小高い丘もないので、雨が降る条件が少ない。このことは大雨をもたらす要素の一つである線状降水帯もできにくい。ところが、九州は低気圧や前線は頻繁に通る上、土地は起伏に富んでいて線状降水帯もできやすい。
全国の年間降雨量ナンバー3は下記の通り。
・鹿児島県屋久島町 4477mm
・宮崎県えびの市 4393mm
・高知県魚簗瀬 4107mm
(えびの市は鹿児島、熊本に近い県境の町。魚簗瀬はダムがある山間の地域)
ではそれぞれの県庁所在地の降雨量となると下記の通り。
ではそれぞれの県庁所在地の降雨量となると下記の通り。
・高知県高知市 2547mm
・宮崎県宮崎市 2508mm
・鹿児島県鹿児島市 2265mm
一方、東京の年間降雨量は1528mm。東京も結構降っているような気もしなくもないが、九州出身者の体感としてはおそらく九州の半分以下、いや3分の1以下ではないだろうか。
なお、雨が少ない県は瀬戸内の岡山県、香川県の両県と、四方を山に囲まれている山梨県、長野県で、長野県の年間降雨量は902mmしかない。
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