「平成最後の〜」とか「令和最初の〜」とかいった言葉がひと段落した昨日、年配の女性たちが語っていた言葉が忘れられない。
「テレビは平成最後だ〜の、令和最初だ〜の、うるさいったらありゃしないわ。昭和を明治にするつもりなの。不愉快極まりないわ」「平成なんか30年余しかなかったんだから、元号もそのままにすれば、平成も昭和と同じように60年になるわよ」
目から鱗の発言だった。
昭和1桁生まれは素晴らしい。明治生まれは気骨があると言われてきたが、昭和1桁生まれはそれ以上に気骨があるかもしれない。彼女らは戦争を体験している上、戦中戦後のひもじい思いもしている。そんなおばあさんたちにとって、今回の改元騒ぎは甘っちょろくてならないのだろう。
元号が変わることで愚かな連中は「時代が変わる」とはしゃぐが、年配の女性がいうようなある種の時代差別を生む要因にもなりそうだ。また、元号が変わらなければ平成も昭和と同じように60年ぐらいになり、大正や平成のような短期年号で済むことはない。
昭和1桁生まれの気骨さを尊敬したい。
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