ラグビーワールドカップ(RWC)が盛り上がっている。長年のラグビーファンとしてはとても嬉しい。日本は開幕のロシア戦に続き、グループリーグ最大の強敵アイルランド(世界ランク2位)にも勝った。これには日本および世界のマスコミが、前大会で南アフリカに勝った時の「ブライトンの奇跡」と同じように「静岡の衝撃」と報じた。
確かに日本がアイルランドに勝ったことは素晴らしい。ただ、日程的なことを考えると、今回のRWCはあまりにも日本にスケジュールが優しい。開幕戦を日本が行うのは当たり前としても、予選の最終戦も日本なのである。
つまり、日本はすべての試合が中6日もしくは7日と非常に恵まれている。一方で、日本の対戦相手はロシアはともかく、アイルランドは中5日で日本より2日短い。次のサモア戦も日本の中6日に対してサモアは中4日である。また最後のスコットランド戦にいたっては日本は中7日に対してスコットランドは中3日である。
前回のイングランド大会でのホスト国のスケジュールがどうだったかは知らないが、このスケジュールはあまりにもホスト国である日本に優遇されすぎではないだろうか。こうなると、強敵アイルランドに勝った日本は残るサモア、スコットランドに勝たなくてはおかしい。
台風などの影響で何処の会場も高温多湿で何処のチームもハンドリングミスが多いが、これは自然現象なのだから、何処の国にも有利不利はない。しかし、日程はそれぞれのチームに大きな影響を与えている。日本が連勝して浮かれている俄かファンも悪くはないが、今後の大会のことを考えると主催のワールドラグビーはもう少し各国に均等になる日程を組むべきである。
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