月曜日, 11月 25, 2019

高齢者は大きな浴槽やサウナには絶対に独りで入らないように

私は自宅でシャワーを浴びることはあっても、風呂(浴槽)に入ることは滅多にない。なぜかといえば、狭い浴槽は嫌いだしジムや銭湯で入ることができるからだ。

で、先日母親が入居している老人ホーム帰りに銭湯に行ったのだが、そこでジャグジーのついた風呂に入ったら、隣のおじさんが手摺りに捕まりながら、身体を横向けにしているので、変だなあと思った瞬間におじさんの口が湯についた。これはヤバいと思い、すぐにおじさんを抱え上げたが、おじさんの手が手摺りを握り締めていて(おそらく硬直したのだと思われる)なかなか抱き起こせない。そしたら、すぐに近くにいた体格の良いお兄さんたち2人が手伝ってくれて、彼を脱衣所に運んで行ってくれた。その後、おじさんはしばらく横になり、みんなに助けられながら冷たい水を飲んで徐々に回復していった。

実は私はこれまでにジムでも同じように風呂場で溺れそうになった人を2度救っている。それゆえに「うるさい奴だなあ」と思われるかもしれないが、高齢者の顔見知りの人たちには口を酸っぱくして「独りで浴槽に入らないように。サウナも独りで入らないように」と言っている。

とにかくジムや銭湯などの大きな浴槽には周囲に誰もいないときに高齢者は独りで入ってはいけない。そして、風呂やサウナに入るときは、必ず少しでも水を飲んでから入るようにとも言っている。先日のおじさんにしても、脱水症状を起こしてのぼせたに違いないので、高齢者は水を飲んでから風呂に入るだけでも事故を防ぐことができるはずである。

日本では「入浴中の溺死」は死因の5位になっている。そして、その多くは12月から2月の冬場に多い。長風呂も危険だが、とにかく風呂に入る前には少しでも水を飲むようにしましょう。そして、独りで入ることも避けましょう。皆さんもご注意を。

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