土曜日, 4月 20, 2013

目黒区議会議員の年収は1,300万円以上 !?

あまり知られていないことで困ったことなのだが、目黒区の財政は良くない。良くないどころか財政指標は23区中最悪である。つまり、完全に財政危機の状態にある。そのために、多くのところで経費削減が行われて、先日も目黒区議機会は区職員の退職金を下げる条例を可決した。

しかしながら、区議会議員の「身を切る改革」は十二分になされているとはいえない。目黒区議の給与は月額598,000円。賞与は約300万円出るという。年収1,000万円である。そして、この他に政務調査費という名目の訳なのわからないお金が年間300万円前後出るという。

それでは区議がどれだけ働いているかというと、いわゆる会期は年に4回しかなく、2013年は第1回は2月18日(月)から3月21日(木曜)までの32日間。第2回は6月17日から28日までの12日間。第3回は9月5日から30日までの26日間。第4回は11月22日から12月5日までの14日間。トータル84日間、実質的にも1年のうちの3ヶ月しか公務がないのである。

あとは自分の票につながる陳情受付、行事巡り、視察という名の旅行などをしているわけである。それだけでなく家業というか賃貸業や土建業など兼業をしている議員も少なくない。

本来議員というのは公僕なのであるから、無給でやるのが本筋である。まあ、それは少し問題があので、日当3万円ぐらいが妥当な金額ではないだろうか。つまり、年収は3万×84日(本当は休日分は除くべきだが)の252万円が妥当ではないだろうか。そして、政務調査費はすべて領収書添付の明瞭会計にして、年間200万円以内にするべきである。

目黒区の人口は約27万人。そんな小さな自治体にもかかわらず区議は36人もいる。そもそもこんなに区議会議員が必要であろうか。このへんの「身を切る改革」もしてもらいたい。

www.city.meguro.tokyo.jp/kugikai/kaigi/teireikaiyotei/index.html


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