この日本酒、日本酒のようで日本酒でない。いや日本酒でないようで日本酒なのである。最初口にした時は酸味が強くなんかシャンパンかスパークリングワインを飲んでいるような感じになる。実際、ある日本酒通販サイトには「開栓時注意 ガス圧が強く蓋が飛ぶ可能性がございます」と書かれている。そして、その炭酸ガス感を味わった後は、すぐに透明感のあるマイルドな甘辛さが伝わってくる。おそらくかなり欧米人ウケする日本酒なのではないだろうか。というのも欧米人はガス入りの水を好むからだ。
これまでにもガスが強い日本酒(活性原酒)は飲んだことがあるが、これほど優しい味わいのある日本酒は初めて。ただ、残念なことにこの日本酒、限定500本らしく飲むチャンスは残念ながら少ない。なお、ラベルは杜氏自らの直筆によるもので、その気合のほどが表れている。いつか限定でない商品になることを願いたい。
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