私の家の近くに碑文谷公園という区立公園があります。東急東横線で渋谷から学芸大学駅を過ぎたところの西側高架沿いに位置します。目黒区内で最も古い公園の一つです。ちょっと前まではボートに乗れる弁天池とその周囲に桜が囲むノンビリとした公園でしたが、隣接していた旧第一勧銀(現みずほ銀行)グラウンドを併合してからは、子供たちや公園デビューのお母さんも増えて華やかさと賑やかさも加わるようになりました。
この公園の顔ともいうべき弁天池の中央には、1848年(嘉永元年)に碑文谷村を知行としていた旗本・神谷正庸が奉納した弁財天が安置された厳島神社がありましたが、平成16年11月に何者かによって放火され完全に消失してしまいました。しかし、弁財天は碑文谷八幡宮に疎開していたため難を逃れました。その神社も近隣住民などの努力や寄付金(奉賛金)によって、昨年12月に再現されました。
先日、その再建された小さな神社に入ろうとしたのですが、その前に寄贈者掲示板があったので何気なく見たら驚いてしまった。高額寄贈者のなかに今や飛ぶ鳥を落とす勢いの売れっ子脚本家(映画監督や俳優もしている)の名があるではありませんか。税金対策かもしれないが、地元に還元しようとする心意気に少し感心した。続いて、私と小学校・中学校の同窓生の名を発見。地主の家系とはいえ、私とjavascript:void(0)同じようにしがないライターをしている男が、と思うとやっぱり地主はお金持ちなんだなと落胆してしまいました。二人も親しみのある名前があると、なぜかあとは血眼になって、他に知りあいの名前はないかと探してしまいました。(笑)
しかし、発見できたのは地元出身の自民党代議士だけ。公職選挙法に触れるかどうかはしらないが、その金額の少なさに呆れてしまった。この人も地主の家系なのだから、もっと多くてはと思うが、よ〜く考えてみれば最近奥さんが自己破産して、自宅を売却しなければならなかった人だ。少額でもごりっぱなのかもしれない・・・。
ちょっと不謹慎かもしれませんが、碑文谷公園周辺にお住まいの方、今度お時間がありましたらこの掲示板をご覧ください。5000万円の再建費のうち1000万円はまだ不足しているようなので、今からでも5000円以上寄贈すればご自分の名前が記載されるかと思います。私は地主ではないし、病み上がりでもありますので、賽銭箱に500円玉を入れるのが精一杯でした。
みなさんもお近くのこうした掲示板をたまにはご覧になってみてください。思わぬ名前を発見できるかもしれませんよ。
弁天池は鎌倉時代から戦後まで碑文谷村の貴重な灌漑用貯水池でした。また、ここが立会川の水源にもなります。江戸時代はこの一帯が将軍の鷹狩り場でもあり、この池に多くの野鴨が生息していたそうです。今でこそ別名「碑文谷池」とも呼ばれていますが、以前は土地の字名をとって「三谷(さんや)の池」と呼ばれていました。
1 件のコメント:
小松さん、お久しぶり、城間麻子です。野本君から小松さんのブログを教えてもらって時々見にきています。
碑文谷公園、懐かしいです。学校の帰りに学芸大学まで歩いて、途中 公園の池(弁天池って名前だったんだ!)でボートに乗った想い出があります。
最近私もブログを始めました、初心者です。暇な時に遊びに来て下さい。
http://blogs.dion.ne.jp/jazzy_asako/
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