先週のある日の午後、ジムの風呂場で髪を洗っていると、右後頭部の頭皮に微かな痛みを覚えた。爪で引っ掻いたわけでもないので「あれ、デキモノかな」と思い、自宅に戻ってからそこに塗り薬(ゲンタシン)を少しばかり塗った。ところが、それでも痛みはなかなか収まらない。
そして、翌日の朝方、寝ているときに上半身びっしり汗をかいた。これは何かおかしいということで、午前中たまたま診察予定日だった病院の耳鼻科の後に皮膚科に立ち寄った。初診ということで待たされるとは思ったが、なんと1時間45分も待たされる。(> <)
皮膚科の先生の診断は即決だった。「帯状疱疹ですね」。思わず「えっ」と唸ざるをえない。疱疹が頭皮にできるとは知らなかった。帯状疱疹といえば、だいたい胸もしくは背中とか、または顔面かと思っていた。ところが、先生からもらった小冊子によると、帯状疱疹ができる箇所は、頭部〜顔面が17.6%、頸部〜上肢が14.5%、上肢〜胸背部が31.2%、腹背部が19.6%、腰臀部〜下肢が17.1%となっていて、どうやら私は少数派の1人だったようである。
先生の話によると、私の場合は右後頭部から右頸部の神経が通っているところにかけて出る可能性があると言われ、すぐに抗ウィルス薬(ファルビム)を1日3回。それ以外に1日2回痛め止めの薬を飲むように言われた。そして、2日後にまた来院して、その際は先に検査のために採血をするようにと指示された。
帯状疱疹は子供の頃になった水疱瘡の菌が神経節に潜んでいて、それが年齢が進むにつれての加齢や、ストレス、過労、天候不順などが引き金になって、ウイルスが再び活動をはじめて神経を伝わって皮膚に帯状疱疹として発症する病気である。
確かに、加齢になった・・・。ストレスは少しはあるが、過労はほとんどない。天候不順はあったが・・・。ということで、最大の原因はどうやら加齢のようで、数十年間眠っていた菌が蘇ってしまったようである。
帯状疱疹は60歳代を中心に50歳代〜70歳代に圧倒的に多い。ただ、近年はストレスや過労から10代〜40代で発症することも珍しくないらしい。
2日後に病院を訪れてまず採血をした。それから1時間後に診察をうけた。先生は「薬が効いていますね。もう疱疹はでないでしょう。でも、後遺症が残らないためにも薬は続けてください。あとは、とにかく安静にしてください」と言われた。
そして、三連休はひたすら睡眠を取るようにした。1日10時間以上は寝ていた。日曜は目黒のさんま祭と地元の碑文谷八幡宮の例大祭があったが、今年は出かけることなく静かにしていた。帯状疱疹はいくら軽くても感染症であり、公共の場、特に子供がいるところに行ってはいけないのである。ということで、土日の昼間はストレス発散(ストレスになる?)のためにBSの競馬中継を観ながら、パソコンで競馬をして、昨日は相撲や野球を観ながら過ごしていた。
今は体調はまったく悪くはない。今日は久しぶりにジムで運動もした。徐々に体調は回復しつつある。
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