代々木公園に端を発したデング熱騒動。当初は首都圏を中心とした患者だけだったが、今やその数は全国に広がり、代々木公園がまるでデング熱発生地帯と思わせるような報道が続いている。
こうした報道から原発に反対する人のなかから、これは9月23日に代々木公園で行われる原発再稼働に反対する大規模集会に対する政権側(原子力村)のイヤガラセもしくは陰謀ではないかというかなり飛躍的な論調も出始めた。もし、これが本当だとしたら、日本政府は細菌兵器を使っていることと同じになり、政権は木っ端微塵に崩壊するであろう。
では、デング熱騒動の原因はどこにあるかというと、やはりテレビでも報道されているように、温暖化と国際化の産物としか考えられない。デング熱は昨年も帰国者200人以上が発病しているのだから、そうした患者は今年も200人以上はいるに違いない。ましてや、現在フィリピンやインドネシアでは大流行中ということなのだから、今年はもっと増えるかもしれない。
そのフィリピンやインドネシアで、デング熱と共に流行っているのがチクングニア熱だそうである。このチクングニア熱も蚊を媒介する病気なのだが、感染率はデング熱より高く、死亡率も高いと言われている。症状は発熱と共にあちこちの関節が痛み、その痛みが何ヶ月も残ることがあるらしく、非常にやっかないな病気のようである。
それゆえに、日本でもデング熱を警戒すると共に今後はチクングニア熱も警戒しなければならない。そのためにも、やはり東京都はまず代々木公園だけでなく明治神宮、NHKなどあの周辺を徹底的に殺虫剤散布すべきである。また、国は東南アジアからの貨物に対する検疫体制を強化する必要性があるだろう。
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