今年の春にテレビ朝日で放送された「歴史のプロ40人が選んだ『GWに行って楽しい城下町ベスト15』という番組で、丹波篠山市がなんと第2位に選ばれた。今秋にも行こうかと思った場所がこんなに高い評価を受けたので、これは観光客がどっと押し寄せるのではないかと冗談抜きに危惧した。
丹波篠山にある篠山城は1609年(慶長14年)に豊臣秀頼がいる大坂城と豊臣家に縁のある西国大名を分断するために、徳川家康が藤堂高虎に造らせた城。平地の城としては堀も広く深く、また石垣も高いのでかなり強固な造りになった。そのために「天守は不要」と判断され、天守台があるのにも拘らず天守閣は造らなかった。
そんな篠山城の城下町には国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「河原町妻入商家群」や下級武士の住まいだった「御徒士町武家屋敷群」などが保存されて、昔の面影を色濃く残している。
さて、私が訪れたのは月曜の午前中の上、兵庫県は朝から雨のところが多く、お城にも城下町にもほとんど観光客をおらず、町の輪郭をしっかり把握することができた。ただ、雨との兼ね合いでタクシーによる駆け足観光だったので、残念ながら城下町としの風情とか空気を味わうことができなかった。それゆえに、いつの日にかゆっくりと滞在して城下町の味わいを堪能したい。
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