あれから30年近くなる。『失われた20年』ではない。もはや『失われた30年』である。現在の日本の世帯別平均年収は550万円と100万円以上も下がり、ドル換算(1ドル=110円)だと約5万ドルで、30年前とほとんど変わらない。しかし、この30年間に消費税をはじめ税金は高くなり、いくら物価が変わらないといっても、明らかに実質収入は減っている。
一方でアメリカの世帯別年収は1986年〜1991年にかけては約5万3千ドル前後だった。それが2018年1月には約5万9千ドルまで上がっている。物価は上がっているものの消費税などの税金の変化はさほどない。つまり確実に実質収入は増えているのである。
このようにドル換算にすると、日本の世帯年収は30年近く停滞したのに対して、アメリカは堅実に上昇を続けている。同様に他の先進諸国ももちろんのこと、東南アジアの新興国でも年収は増加している。それを裏づけるのが訪日外国人の増加であろう。このままだと、日本は先進諸国から置いてきぼりになり、新興国にも追い抜かれていくだろう。
アベノミクスって一体なんだったんだろうか。日銀を使って株価を上げて富裕層だけをリッチにしただけで、国民のほとんどは置き去りにされた政策でしかなかった・・・。
この30年であなたの収入は増えましたか。ドル換算にしても増えましたか。
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