土曜日, 2月 10, 2024

静岡の旅① 現存四御殿のある掛川城

リニアモーターカーのことで静岡県知事は大井川の水流が変わるとかいろいろ言って、静岡県を素通りされるのを怒っているが、首都圏の我々にとっては伊豆を除く静岡県は通り過ぎるところ。m(_ _)m それゆえに、これまで静岡県(主に駿河)を旅したことはなかった。ということで、今回は反省の意を込めて静岡を旅してきました。

掛川城は戦国時代山内一豊の居城。この辺のことは司馬遼太郎の「功名が辻」に書かれていると思いますが、私は未読。一豊時代に整備築城された天守閣は1854年の安政の大地震(安政東海地震)で崩落。現在の天守閣は1994年(平成6年)に再建されたもので日本初の木造復元天守。一方、政務所でもあった二ノ丸御殿は1861年(文久元年)に再建され、現在は重要文化財に指定されている。

お城好きの間では掛川城は日本初の木造復元天守として広く知られているが、ここは天守もいいが御殿がそれ以上に素晴らしい。お城好きでもあまり知られていないのが、御殿が残るお城は全国に4つしかない(現存四御殿)ということ。そのなかでも天守と御殿があるのは高知城と掛川城のみ。二条城と川越城には御殿は残るものの天守はない。その意味において掛川城は高知城のように現存12天守ではないが、貴重価値のあるお城。

お城は駅から徒歩10分と近いので、お城好きの人は途中下車して是非とも訪れてみてください。

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