月曜日, 11月 06, 2006

バリ島ウブド


これまで数多くの地域に旅に出かけたが、そのなかでいくつかの場所が気にいりました。なかでもバリ島だけは何回も行きました。バリ島は他のお気に入りの場所(中国雲南省の麗江、タイ北部のメンホーソーンなど)より行きやいということもあり、80年代後半から90年代前半にかけて毎年行っていました。そのバリ島でもウブドが大のお気に入りで、ここに1週間〜10日ぐらい滞在するのが、当時の私にとっての唯一のバカンスでした。

ウブドはガムラン、バリ舞踊、影絵、バリ絵画など芸術が盛んな村です。場所はデンパサール空港から車で約1時間ほど北へ行った、標高は約300メートルほどにあり、1年を通して温暖で湿度もなく、とても過ごしやすいところです。今日ではウブドにも日本からも多くの観光客が訪れるようなりましたが、私が訪ねていた頃はまだマニアックな旅行者だけしか訪れない静かな村でした。

ウブドに初めて訪れたとき、宿泊先の簡易ホテルでやたら私に日本語で話しかける男がいた。人懐なつこっく物腰が低く、たどたどしいながらも丁寧な日本語を話した。名をマニックといった。彼はそのときホテルで働きながら、自分でロスメン(民宿)PONDOK KECIL BUNGALOWSを造っていた。翌年ウブドを訪れたときにはロスメンは完成して、私はそこに半強制的に泊まらさせられた。そして、翌年には私は英語と日本語のパンフレット(コピーだけど)まで作らされ、そこが私の定宿になった。

マニックは後に可愛い日本人の奥さんをもらい、ウブドでも日本人観光客に人気のロスメンになった。野茂英雄がメジャーリーグに行った1995年からは、毎年メジャーリーグ観戦に行ってしまっているので、もう10年以上バリ島に行く機会を逸してしまっている。もう一度ゆっくりとバリ島に行ってノンビリと過ごしてみたい。そして、なによりも子豚を丸焼きしたおいしい“バビグリン”が食べたい。

※写真は15年前ぐらいのPONDOK KECILのハガキ。現在のマニックはもっと太っている(笑)

1 件のコメント:

High Power Rocketry さんのコメント...
このコメントはブログの管理者によって削除されました。