月曜日, 11月 05, 2012

0増5減なんて瞞し(まやかし)だ


衆議院の解散総選挙が取り沙汰されているが、その前に「身を削る」つまり1票の格差是正・定数削減をしてもらわなくては困る。しかしながら、自民党などは0増5減だけでお茶を濁そうとしている。これではまったく身を削ったことにならない。単なる瞞しに過ぎない。

そもそも自民党は2年前の参院選のマニフェスト(政権公約)で「衆参両院の国会議員定数を3年後に722人から650人に1割削減、6年後には500人に3割削減」と掲げた。民主党も比例定数80削減を主張してきた。0増5減では両党の公約から遠くかけ離れている。

0増5減にしたところで、2009年総選挙時にあった最大2.337倍(現在だと2.4倍以上になる)格差が、1.8倍程度にしか抑えることができず、全く抜本改正にはなっていない。1票の格差は、衆議院は1.2倍以内、参議院は1.5倍以内が理想である。これは理想であり現実的ではないかもしれない。ただし、最低でも衆議院は1.5倍以内、参議院は2倍以内にするべきである。

そのためにも、早急に選挙制度改革を行ってもらいたい。もし自分たちで身を削ることができないのであれば、広く国民から知恵を出してもらってはどうだろうか。というより、マスコミもそれぐらいの案をすぐに出すべきである。

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