水曜日, 5月 08, 2013

手つなぎカップルが増えた理由


昨今、街中で仲睦ばしく手をつないで歩くカップルを多く見かける。というより、もう当たり前の光景になっている。一方で、昔の恋人のように寄り添って腕組みをしているカップルが少なくなった。なぜなのだろうか。

もともと欧米では腕組みをするより手つなぎをするカップルが多いが、なぜか日本では腕組みカップルの方が多かった。これはおそらく、戦後の混乱期に経済的に立場の弱かった女性が「あなたを離さないぞ」的にすがったことが要因ではないだろうか。つまり、進駐軍に身をまかせた女性や、キャバレーやバーなどの接客業の女性が男性と腕組みをして外を歩いたのが、そのまま映画などを通じて世間一般化されたように思える。

しかし、時代は移り変わり、現在は経済的においても男女平等であり、女性が男性にすがる必要性がなくなった。このために、対等的立場である手つなぎに自然と変わっていったのではないだろうか。また、バブル期に老夫婦が手つなぎをして歩く「チャーミーグリーン」のCMが好評だったことも影響があるかもしれない。

そして、何よりも手をつなぐということは互いの温もりを感じあうことができるし、親密な関係を確認できるという利点がある。また、手をつなぐことによって、互いの感情を悟りあい、気分やパワーを向上させるという効果もあるように思う。加えて腕組みは距離感が近いが、正直歩きにくいところがあるので敬遠されはじめたのかもしれない。

いずれにしろ、スキンシップにはいろいろあると思うが、私の勝手な思いとしては、たまには腕組みをしてほしいが、普段は手つなぎが嬉しい。(笑)

ということで、あなたは手つなぎ派ですか、それとも腕組み派ですか。

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