火曜日, 5月 21, 2013

東京にサッカー専用競技場を


Jリーグが20周年を迎えた。今でも20年前の開幕戦をテレビで観たことを覚えている。そして、そのとき私は20年後30年後にはサッカーが野球を凌ぐ人気スポーツになっているのでないかと思った。

しかし、現実はどうだろう。確かにJ1のチームは増えた。J2もできた。来年にはJ3も出来ようとしている。このようにチーム数の拡大および地域密着、そして各クラブの練習施設の充実は見事なまでに成功している。しかしながら、下記にあるように、サッカー人気が野球を上回っているとは思えない。

野球とサッカー「世間的にはどちらが人気な空気?」調査結果
http://shunkan-news.com/archives/6670

それでは、なぜサッカーがまだ野球より人気が劣っているのだろうか。理由はいくつかあると思うが、最大の理由はスタジアムにあると私は思っている。野球は球場をいろいろと改装したりして、観客動員を増やそうと人気挽回に躍起になっているが、サッカーはいまだにサッカー専用競技場があまり無い状態である。

現在のJリーグ(J1)を見てもサッカー専用競技場でホームゲームを行えるチームは、さいたまスタジアムの浦和レッズ、鹿島スタジアムの鹿島アントラーズ、スタジアム大宮の大宮アルディージャ、日立柏サッカー場の柏レイソル、日本平スタジアムの清水エスパルスの5チームしかない。そして、このなかで4万人以上収容のスタジアムはさいたまと鹿島だけで、大宮と柏は収容人員が2万人にも満たない。

その他のチームはサッカー&ラグビー兼用競技場であったり、陸上競技場である。そもそも東京にはサッカー専用競技場と言えるのは西が丘サッカー競技場だけで、ここは収容人員が8000人でJリーグで使用することはできない。つまり、東京にはサッカー専用競技場がないと言っても過言ではない。

このように日本はサッカー専用競技場が全然充実していないのである。ということで、Jリーグはそろそろ独自にサッカー専用競技場を建設するぐらいのことをしないと、とてもじゃないが観客動員は増えないだろうし、サッカーが野球以上の人気を得ることはできないだろう。まずは、東京にラグビーの秩父宮ラグビー場のように、日本代表戦やどこのチームもが利用できる、最低でも5万人収容のサッカー専用競技場を作るべきである。

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