ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹投手が好調だ。
昨日の対コロラド・ロッキーズ戦では7回2失点と好投したものの敗戦投手になってしまったが、黒田はこれまで4勝2敗、防御率2.30、奪三振33と好成績を残している。このまま順調にいくと、今年も昨年と同じように16勝ぐらいの勝ち星が期待される。
ところで、黒田は今年をメジャー最後の年として、来年は古巣の広島カープに戻るつもりでいる。しかし、このまま黒田が好調を維持すれば、ヤンキースは間違いなく昨年同様に引き止め工作を行うだろう。仮に黒田が1年ローテーションを守り200回以上の投球回数をこなし、防御率が3点台前半となれば、絶対に「もう1年お願いします」と言うに違いない。そして、年棒も2000万ドル近い金額を提示をするだろう。
現在の日本人メジャーリーガーの最高年棒は黒田で1500万ドル(約14億8500万円)だ。ダルビッシュ有(レンジャーズ)の950万ドル(約9億4100万円)、イチロー(ヤンキース)と岩隈久志(マリナーズ)は共に650万ドル(約6億4400万円)を大きく上回っている。
もし、ヤンキースが2000万ドルを提示したら、いくら広島に恩義のある黒田といえども、なかなか帰ることはできないのではないだろうか。へたをすれば、ヤンキースは広島に“謝礼金”というか“慰留金”をいくらか払って、補強費に使ってくださいと言い兼ねない。まあ、これは半分冗談としても、黒田は来年広島に帰ってこれるだろうか・・・。
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