安倍政権と読売新聞が作り上げた「長嶋、松井ダブル国民栄誉賞」狂騒曲が、松井のNYへの帰還ということでやっと終わったが、あの馬鹿騒ぎを見ていると、つくづく読売新聞=日本テレビというのは歴代自民党政権の広報機関というか、摺り替え機関だなあと言わざるを得ない。まったく国民の目を欺くというか、目を背けさす御用機関でしかない。
ご存知のように昨年の衆議院選挙の争点は、本来ならば「原発、TPP、消費税」だった。ところが、読売新聞は世論調査では「経済」が一番の感心事と、論点をねじ曲げた。そして、他のマスコミもそれに右へ倣えした。もちろん、読売新聞の世論調査なんていうものはインチキである。そんなことはマスコミ関係者ならば誰もが周知していることだ。
その昔、子供の好きなものの代名詞として「巨人、大鵬、卵焼き」と言われたが、当時の読売新聞=日本テレビはこれとは別に大人向けに「巨人、力道山、ナベプロ(?)」という国民的懐柔策を新聞・テレビで行っていて、岸信介、池田勇人、佐藤栄作と続く自民党政権を側面から援護していた。そして、その流れは今なお延々と続いていて、ある種洗脳されてしまった国民は読売新聞および他の追随するマスコミにいいように国民栄誉賞狂騒曲に踊らされたのである。
こんな誰もが分かる狂騒曲の図式をマスコミは絶対に報道することをしなかった。なぜならば、それはマスコミ自らの保身のためであるが、まあそれぐらい、今のマスコミは腐っているという証しでもある。
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