火曜日, 12月 23, 2014

「レジェンド」という言葉

最近マスコミは「レジェンド」(本来の意味は言うまでもなく伝説)という言葉をよく使う。もはや流行語といっても過言ではない。

この言葉はソチ・オリンピックで銀メダルを獲得した葛西紀明(当時41歳)に対する世界中のジャンパーたちからの尊称だったのを、海外メディアが利用することになったのが始まり。それを日本のマスコミも便乗する形で広まった。

そして、今では現役を長く続けるスポーツ選手を指す言葉になり、サッカーの三浦カズ、プロ野球の山本昌広なども「レジェンド」と言われるようになっている。ただ、このレジェンドという言葉のおかげで「ベテラン」という言葉の使用頻度が減りつつ、少し死語化しつつある。

それにしても、日本は多くの外国語(主に英語)を流行語にしては死語にしてきた歴史がある。古くは「ヌーベルバーグ」「ハプニング」「パフォーマンス」「ファジー」など。最近では「リベンジ」という言葉もあった。葛西選手には申し訳ないが「レジェンド」もいずれその仲間入りをしそうな気がする。

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