私のモットーは花鳥風月だが、その意味は「花は女性、鳥は飲食、風は芸術、月は旅行」といたって自己満足的なものである。ただし、本来の花・鳥・風・月もかなり愛でている。そんななかで、花に関しては世間のおじさんよりはちょいと詳しいのではないかと自負している。(笑)そんな私が以前から不思議に思っているのが、花屋さんで売れ残った花の行き先についてだ。
好景気、不景気にかかわらず街中にある花屋さんは、不思議と整然と営業を続けている。花屋さんが開店するのはごくたまに目にするが、閉店するのはあまり見かけることがない。それだけ日本人にとって花は親しみのあるものだろう。日本人ほど季節感をしっかり認識した民族は世界的にも珍しいと思うし、花に対する知識および愛で方もかなり高いと思われる。また、仏前に花を供えるといった習慣などもあり、花屋の浮き沈みは少ないのかもしれない。
しかし、思うのは売れ残った花の行き先である。その疑問を先日あるところで話をしたら、偶然にも以前花屋さんでバイトしていた人がいて、彼女曰く「売れ残った花はまず値引きするか、ご贔屓のお客さんに無料であげます」とのことだった。それでも、残ったら店員やその友達が持ち帰るそうである。しかし、最後は産業廃棄物として処分するしかないという。う〜ん、もったいない。ただし、それは食物でも同じことなのかもしれない・・・。
日本は贅沢な国の一つである、と肝に銘じたい。
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