金曜日, 11月 16, 2007

いつまでも閑古鳥が鳴く大相撲九州場所

相撲という世界はいつまで前近代的な世界なのだろうかと思う。今年は朝青龍騒動や時津風部屋の新弟子リンチ事件など数多くの悪材料があったとはいえ、九州場所はここ数年ずっと閑古鳥が鳴いている。収容人数9348人あるのに対して、4日目の入場者数は3971人と約3分の1しかなかった。最後の一番になっても3分2は空席なのである。こんなことでいいのだろうか。このままでは大赤字は必至という。

そもそも、大相撲の6場所制は多過ぎる。春夏秋冬の4場所でもいいのではないだろうか。東京2場所、大阪1、名古屋1にして福岡をなくせばいいので、非常に簡単でありすっきりする。

もし、6場所制を維持したいのなら、東京3場所、大阪1、名古屋1、福岡と仙台を隔年開催にすのがいいだろう。いくら夏に東北巡業があるといっても、東北出身力士が多いのだから本場所が開催されないというのも興行的にはもったいない話である。

と、こんなことを書いたところで、相撲協会は聞く耳をもたないだろう。なぜならば、こうした改革に対して相撲利権で食べている相撲茶屋が絶対に反対するからだ。つまり、大相撲改革をするにはまず相撲茶屋制度を改革しないと無理なのである。しかし、その相撲茶屋の運営しているのが、親方衆の身内だったりするので、これまた無理な話なのである。

ということで、相撲は当分の間は前近代的な世界でしかないだろう。九州場所の閑古鳥は今しばらくは鳴き続けるしかないだろう。

0 件のコメント: