水曜日, 5月 20, 2009

プロ野球はホームランが多すぎる

昨日からセパ交流戦が開始されたが、今年のプロ野球はホームランが多すぎる。開幕まもない頃は阪神金本が3連発を2回も打つわ、北海道日本ハムの稲葉3連発、オリックスのラロッカ3連発と、3連発の乱発であった。

WBCではほとんど出番がなかった巨人の阿部(捕手)が、開幕直前の練習でホームランをボカスカ打って、日本のボールの違いに驚いていた。そのWBCで外野フライが精一杯だった小笠原もホームランを量産している。また、中日のブランコは名古屋ドームのスピーカーに当てたり、東京ドームの看板上に当てたりと特大ホームランを打ちまくっている。おそらく彼も日本の“飛ぶボール”に驚いているに違いない。

先日、あるテレビ局のアナウンサーが「ホームランは野球の華だから、今後も1本も多くのホームランが出て、観客を楽しませてほしいです」とのたまわった。信じられない。無知な暴言である。確かに豪快なホームランは見ていて気持ちがいい。しかし、フラフラと上がって入っちゃったり、流して入ってしまうホームランなんて味気ない。フェンスを越えてしまえば、そこで試合はストップしてしまう。しかし、ボールがフェンスに当たって、転々とすれば打者(走者)と守備陣のかけひきがはじまり、ベース上でのタッチプレーが楽しめる。

以前よりあちこちで言われていることだが、早く日本も“飛ぶボール”をやめて国際試合使用球と同じものを使うようにするべきである。そして、「ホームランは野球の華」なんていう認識(もしくは意識)は早く消えてもらいたいものである。

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