大変な円高である。このところ1ドル=83〜85円でずっと推移している。
円高になると輸出企業には打撃だが、輸入企業にとっては絶好の儲けるチャンスである。そして、円高となるといつも「円高還元セール」というのが行われ、ワインや輸入野菜やフルーツが目玉商品となる。しかしながら、今回は全国規模で大々的に「円高還元セール」が行われているように思えない。デフレ現象を押さえるためでもあるのだろうか。
私がよく飲むカリフォルニアワインやチリワインにしても、この半年間値段は上がれど下がってはいない。輸入野菜やフルーツにしても還元されているような値段には思えない。こうした食料品関係だけでなく、他に下がっていいものがあるのではないだろうか。
猛暑で使用量も増えている電力会社などは今年は笑いが止まらないはずだ。韓国や東南アジアで生産されている「日本製」電化製品ももう少し安くなっていいのではないだろうか。ブランド品や外車を取り扱っている会社なども儲けているに違いない。他にもまだまだ円高で喜んでいる企業はかなりあるだろう。
そして、円高で儲けている企業は「円高還元セール」はしなくても構わないが、「おかげさまで忙しくしています」とか「久しぶりの好景気ですよ」と言いふらして、経済活性化のひとつ活力や牽引力になってもらいたい。
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