私は大相撲があまり好きではない。テレビで毎日観ることもない。ただ、一昨日(15日)の白鵬が稀勢の里に負けて、連勝が63でストップする土俵はたまたま観ていた。
それにしても、白鵬と双葉山の記録を比較するのはおかしい。相撲ファンならば誰もが知っているであろうが、双葉山が69連勝を記録したときは年に1月場所と5月場所の2場所しかなかった。それゆえに69連勝は1936年(昭和11年)1月場所から1939年(昭和14年)1月場所までと3年にも渡っているのである。
それに対して、現在は年6場所もあり、白鵬の記録は今年の初場所(1月場所)14日目からスタートして、11月に終わったのだから、その期間は1年にも満たなかった。もし白鵬が双葉山に並ぶためには3年間270連勝もしなければならないのである。この数字はとてもじゃないが無理である。
こうなると、もし白鵬が双葉山と並ぶ横綱になるためには、最低でも1年間負け知らずの90連勝を達成するかとか、最低でも2年間12場所連続優勝を成し遂げねばなれない、といった不条理きわまりない屁理屈な論理が出てきてもおかしくない。
つまり、白鵬と双葉山の記録をそもそも比較するのがおかしいのである。よって、白鵬はいつまでたっても双葉山を越えられない。しかし、千代の富士の53連勝、大鵬の45連勝という記録は破った。次は大鵬の32回という記録を破るかどうかだ。もし、それを破れば白鵬は大鵬を越えたことになるだろう。
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