火曜日, 10月 30, 2012
さんま祭りのルーツ
今年も大変な賑わいで、もはや秋の風物詩となった感のある“目黒のさんま祭り”。そのルーツというかいきさつをちょっと調べてみた。
目黒区が行っている「目黒のさんま祭」は、目黒区のホームページよると、宮城県気仙沼市に住む落語好きの松井敏郎さんが気仙沼の美味しいさんまを落語のゆかりの地「目黒」で食べてもらおうと目黒区にさんま祭りを提案して、1996年(平成8年)に第1回「目黒のさんま祭」が開催されたと記してある。
一方、同じ年に品川区側の目黒駅前商店街も「目黒のさんま祭り」を開催しはじめているが、こちらは「駅前に昔ながらの暖かさを呼び戻す為に」という明快な町おこしの理由から行うようになったことが、商店街のホームページに書いてある。
それにしても、同じ年にどうして2つの“目黒のさんま祭り”が始まったのだろうか。単なる偶然だろうか・・・。
ただ、こうした大々的な2つの“目黒のさんま祭り”が開かれる以前にも、小さなさんま祭りはあったようである。テレビ東京の『アド街ック天国』では「実は『目黒のさんま祭』より先の35年前に地元の商店街が大鳥神社で生さんまを無料配布していました」と放送している。また、20年ぐらい前に学芸大学駅前で東口商店街のイベントとしてさんまを焼いて食べさせたことがある。どちらも町おこしの一環として行われたに違いないであろうし、これらがなんらかの形で2つの“目黒のさんま祭り”につながっているのではないだろうか。
そして、現在では目黒に続いて恵比寿や東京タワーなどでもさんま祭りが開かれるようになった。これには「さんまは目黒に限る」と言ったお殿様も、よもや自分の一言がこんなに町おこしに役立っているとは知る由もないだろう。
目黒のさんま祭
http://sanmasanba.web.fc2.com/p01.htm
「目黒のさんま祭り」の公式ホームページ
http://www.asahi-net.or.jp/~xq7k-fsm/sanma.htm
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