木曜日, 2月 28, 2013

震災を風化させてはならない「リメンバー大槌」展


昨日(27日)有楽町の東京交通会館2階ギャラリーで開かれている、震災発生時に大槌町民12人が撮った写真を集めた「リメンバー大槌」展(ふるさと大槌会主催)を見てきた。

私はこれまでに震災関連の写真を数多く見てきたが、これほど緊迫感に満ちた写真は初めてかもしれない。大槌の町が津波に飲まれていく瞬間、大槌小学校に火が迫っていくシーン、自衛隊のヘリコプター内で救助された人々の顔、など大槌の人々の生死をわけた場面がいろいろな形で捉えられた写真が何枚も展示されている。

それにしても、いくら記録を残さねばとはいえ、これらの写真を撮った人々の勇気と執念に驚かされる。そして、どの写真からもその冷静沈着かつ必死の思いが伝わってくる。


この写真展は東京では3月2日(土)まで行われているので、お時間のある方は是非とも足を運んでもらいたい。また、3⽉11⽇(⽉)から14⽇(⽊)までは、京都の⽴命館⼤学⾐笠キャンパス以学館地下でも開かれる。そして、他の地方でも随時開催されることを望んでやまない。



月曜日, 2月 25, 2013

シチューやカレーを作るメリット


このところ、週1回の割合でシチューかカレーを作っている。その“自然的な理由”は寒い日が続いているせいだろう。しかし、単に寒いからという理由だけで作っているようではないと思う。

シチューやカレーは栄養価が高い。また肉といろいろな野菜を使うのでバランスも悪くはない。そして、こうしたシチューモノ(汁モノ?)はだいたい2日分の量を一度に作るので、1日料理を作る手間が省くことができる。また、シチューやカレーを作ると味噌汁やスープを作る必要性もなくなる。

このようにシチューやカレーを作ることはいろいろなメリットがある(要は手抜き)。他にもおでんやもつ煮とかも一挙に2日分作って、翌日でも美味しく食べられそうだ。

他にこのような手抜き料理って何かありますか。(笑)

月曜日, 2月 18, 2013

第3回高円寺演芸まつり「座・高円寺寄席」


昨日(17日)座・高円寺で開かれた第3回高円寺演芸まつり「座・高円寺寄席」を聞いてきた。出演者と演目は下記の通り。

古今亭半輔  『牛ほめ』
春風亭正太郎 『湯屋番』
三遊亭歌武蔵 『支度部屋外伝』 
 〜 仲入り 〜
林家二楽    紙切り
古今亭志ん輔 『お見立て』

前座の古今亭半輔はトリを務めた古今亭志ん輔の弟子。

春風亭正太郎は私の地元目黒区出身の二つ目。現代的なアクションを取り混ぜながらの古典落語を演じる落語家。この『湯屋番』でも歌舞伎役者を演じるところなどにセンスが光り、この演目を十八番にするかもしれない。

三遊亭歌武蔵は力士出身(元横綱・三重海の武蔵川部屋)という異色の落語家。落語の師匠は三遊亭圓歌。『相撲部屋外伝』は相撲部屋に関する全編枕噺のようだったが、巨体から繰り出される迫力のある語り口と軽妙な語り口を使い分けて、相撲界の裏話を聞かせてくれる。

林家二楽は昭和40年代から平成にかけて紙切り師として人気のあった先代の2代目林家正楽の次男。いわゆるカエルの子。だが、ひょっとするカエルの子どころか蛇じゃないかと思うぐらい、紙切りの腕前も語り口も上手い。即興の紙切りはもちろん目を見張るものがあるが、プロジェクターを使っての紙芝居風の『明日があるさ』は妙技だった。

古今亭志ん輔は古典落語を得意とする落語家で師匠は3代目古今亭志ん朝。『お見立て』も師匠譲りのようで、志ん輔は幇間(太鼓持ちのこと)、花魁、客のお大尽の3人を巧みに演じ分けて、江戸情緒と滑稽をうまく混じり合わせていき、滑稽噺の真髄を味合わせてもらう。ああ、私も昔の吉原にお大尽として行ってみたかった。(笑)

金曜日, 2月 15, 2013

メンソレータムとメンターム


何処の家庭にも1個はあるであろうメンソレータムもしくはメンターム。私の家にはなぜか両方ある。(笑)そこで「どうしてメソレータムにメンタームと同じような塗り薬があるのだろうか」を考察してみた。

年配の人ならばメンソレータムといえば近江兄弟社の製品と思うに違いないが、現在のメンソレータムはロート製薬の製品である。そして、メンタームは近江兄弟社の製品なのである。

メンソレータムとはそもそもアメリカのメンソレータム社の製品であり、その名の由来はメンソールmentholとペトロレータムpetrolatum(ワセリンの別名)の組み合わせに由来しているという。日本では1920年(大正9年)から近江兄弟社がメンソレータムを輸入販売して、その後同社が日本でのメンソレータム製造販売権を取得して、国内製造も行うようになった。

ところが、1974年12月に近江兄弟社は倒産してしまった。そのために、メンソレータムの販売権をメンソレータム社に返上。そして、翌1975年にロート製薬がメンソレータムの販売権を取得した。それから14年後の1988年にはメンソレータム社自体をもロート製薬が買収したので、もはやメンソレータムはロート製薬の確固たる製品となった。一方、倒産した近江兄弟社は大鵬薬品工業の資本参加により再建がなされ、メンソレータムに代わり「メンターム」という商品を出すことになった。

メンソレータムとメンタームの主原料および効能はほとんど変わらないが、メンソレータムが黄色ワセリンを使っているのに対し、メンタームは白色ワセリンを使っているため色合いが少し異なっている。そいて、写真を見れば分かるように、メンソレータムは従来のリトルナースをシンボルにしていて、メンタームはメンタームキッド(ギリシア神話の医術神アポロンをモデルとしている)が描かれている。

というわけで、あなたの家にはどちらの製品がありますか。w

水曜日, 2月 13, 2013

貴族とロビー活動で運営されているオリンピック


レスリングが2020年オリンピック競技の除外候補になったというニュースが伝わるや否や、日本のスポーツ界というかスポーツマスコミは上へ下への大騒ぎである。確かに日本にとってレスリングは有力なメダル獲得候補競技であり、吉田沙保里をシンボル的存在で行っている東京招致活動にも影響がでるだろう。

ただ、このレスリングの除外問題は日本のスポーツ関係者(およびスポーツマスコミ)の認識の低さと甘さがなかっただろうか。そもそもオリンピックは貴族のスポーツ大会であり、決して庶民のスポーツ大会ではないということをどれだけの人が知っているだろうか。

近代オリンピックはフランスのクーベルタン男爵という貴族によって創設され、その運営は今日まで貴族関係者もしくはスポーツ貴族という人々によって運営されている。日本オリンピック委員会の竹田恆和会長も華族の血筋にあたる。

ということで、オリンピックには世界的にはあまり普及していないお金のかかる競技がいくつも存在している。例えば、馬術、セーリング、ボート、射撃、近代5種といった競技はお金持ちしかできないスポーツであり、貧しい国ではその存在すら知られていないだろう。それなのに、レスリングのように除外候補にされることなく頑然と競技種目として存在している。

今回のレスリングが除外された最大の理由は。国際オリンピック委員会に対して世界レスリング連盟のロビー活動不足が原因ではないかと言われている。ロビー活動とは、早く言えば利権の絡んだ裏工作である。

このようにオリンピックとは「参加することに意義がある」と同時に、貴族とロビー活動が暗躍するスポーツ大会でもある。

日曜日, 2月 10, 2013

日本の女子力は男子力より世界水準


先日Webサイトで「女子球技大国ニッポン。〜世界で類を見ない高ランキング〜」というのを読んだ。このことについてはいずれ触れようかと思っていたのでちょっと先んじられたという気がする。(笑)しかし、なぜ球技スポーツで日本の女子は男子より世界水準なのかということが書かれていなかったので、その点の分析を書きたいと思う。

女子球技大国ニッポン。〜世界で類を見ない高ランキング〜
http://number.bunshun.jp/articles/-/337690

           日本 米国 ロシア 中国
サッカー     男 21位 28位 9位 86位
         女 3位 1位 20位 17位

バスケットボール 男 35位 1位 6位 11位
         女 18位 1位 3位 8位

バレーボール   男 19位 5位 2位 16位
         女 3位 1位 6位 5位

ハンドボール   男 20位 36位 3位 41位
         女 13位 25位 2位 19位

卓球       男 4位 47位 8位 1位
         女 4位 16位 19位 1位

ホッケー     男 16位 29位 20位 18位
         女 9位 10位 20位 7位

アイスホッケー  男 22位 7位 1位 38位
         女 11位 2位 6位 13位

上記のサイトにもあるように、日本の女子は男子よりも圧倒的に世界の最高水準に近い。上記の競技以外にも、男子にはないがソフトボールも女子は世界ランキング1〜2位の実力がある。

それでは、どうして女子が男子よりより世界水準が高いかという理由を考えてみよう。

まず一番大きな理由は、女子の競技は男子のように激しいコンタクトが許されていないということだろう。例えば、現在行われているアイスホッケーでは女子はボディチェックは禁止されている。またサッカーにしてもラフプレイは退場になる。このことは外国人に比べて体力面で劣っている日本にとっては有益になっている。

次に、日本のクイックネスとスピードは大柄な外国人より勝っている。その意味においては背の高い人が優位なバスケットボールやハンドボールでは日本女子の向上は難しいものがあるが、他の競技は日本にさはど不利な点はないように思える。

第三に、女子には男子のように才能ある人が野球や相撲といった男子固有のスポーツに取られることがない。それゆえに、女子は野球・相撲以外の競技人口の底辺が広くなり、才能ある選手がいろいろなスポーツに行くことができる。

第四に、日本のスポーツ・ベースは先祖伝来の1対1の武術という個人競技しかなかったために、男子の遺伝子は個人競技に適しているものになっている。それに対して女子にはそうしたDNAがないために、団体競技に適応する能力が男子よりあるのではないだろうか。

というわけで、女子には団体競技に対する適応力および能力が男子より世界レベルにあるのではないだろうか。日本の女子サッカーの競技人口はアメリカのまだ20分の1と言われている。それゆえに、日本にはまだまだノリしろがあり、世界ランキング1位になるのも夢ではない。同様に他の競技が今以上のランキングになる可能性はあるだろう。

柔道のような閉鎖的かつ男性社会の競技をするより、女子それぞれが自分に見合った競技をすれば、日本の女子スポーツはまだまだ向上していくだろう。頑張れ、女子力!

木曜日, 2月 07, 2013

オリンピックどころでなくなってきた


桜宮高校、女子柔道と相次ぐ体罰(暴力)事件によって、文部科学省はオリンピック招致への影響を懸念しているというか、かなりの危機意識をもつようようなってきた。それは自民党も同じようである。

というのも、自民党には橋下聖子、谷亮子、馳浩などスポーツ出身の国会議員が何人かいるうえ、全柔連をはじめとした体育関係団体および体育系教師のほとんどは自民党支持団体および支持者だからである。そのために、体罰や暴力がこのように蔓延していることが公にされたことは、自民党にとっても大きなイメージダウンというかダメージなのである。

それゆえに、いまやJOCも文科省も自民党もオリンピックどころでなくなってきた。自分たちの尻についた火を躍起になって消そうとしている。これはある意味でマスコミを含めて滑稽な光景である。

水曜日, 2月 06, 2013

美食日記「自由が丘ランチ」


毎週火曜は野暮用のために自由が丘へ行っているが、そこでの楽しみはのランチ。最初はそば屋、ラーメン屋、寿司屋、鰻屋などどちらかというと男の領域とでもいうか和食・中華店を散策していたが、最近は女の領域とでもいうか女性たちが楽しんでいる洋食店も密かに開拓している。(笑)

ということで、私がオススメの自由が丘ランチ3店をご紹介。

Kichen +(キッチン・プラス)
カウンター8席という小さな洋食屋さん。ランチのメニューはハンバーグ、オムライス、メンチカツなどで、ほかに季節によってカキフライ、エビフライ、ハヤシライスなどが加わる。ここのデミグラスソースの味は濃くもなく薄くもなくという絶妙の味。またサラッと揚げたフライはとにかく丁寧という味わいが伝わってくる。オープンしてまだ1年半だが今や自由が丘でも押しも押されぬ超人気のランチ店となり、開店と同時にすぐに満席(まあ8席しかないからね)。最近は私が行く時刻(午後1時半ごろ)でも少し並ばないと入れない。

エル・ペスカドール
カジュアルなスペイン料理店。ランチはだいたい3種類ほどだが、アラカルトのオーダーOK。パエリアは2人前以上のみ可(時間もかかる)。切り盛りするオバちゃんたちは時にお茶目だったり時に無愛想だったりする、お店はいつも開店と同時に違うオバちゃんたちを中心に満席。というのも、ここは料理がバラエティに富んでいることと、トマト味の出し方が見事だからろうか。

AEN 自由が丘店
ランチの値段は1600円と少し値が張るがコストパフォーマンスは悪くない。ランチのメニューはその日のメイン料理、サラダ、惣菜3種、とろろ、玄米または白米、味噌汁、おしんこ、デザート、コーヒー。ほかにも網焼きランチ、野菜たっぷりランチなどメニューは豊富。すぐ隣が公園ということもあり、公園で遊ぶ子供たちを見ながらランチを楽しんだりできる。ゆっくりランチを楽しみたい人向けのお店。

この他にもいくつかオススメのお店はあるが、それはまたいつか。

写真上:「Kichen +」の大山鶏のグリル
  下:「AEN」のざる蒸し豚ランチ

火曜日, 2月 05, 2013

女子柔道問題に関するマスコミの姿勢に?


女子柔道の問題でマスコミが揃って全柔連やJOCを批判しだしているが、彼らにそのような資格はあるのだろうか。

これまでマスコミはスポーツ競技を取材するにあたって、指導者たちを通さなければ取材ができないということもあったりするので、選手たちが勝てたの指導者のおかげみたいな論調を何度も繰り返してきた。また、指導者たちを持ち上げるための記事もいっぱい書いてきた。そして、女子柔道の練習の場で体罰があることを知っていて黙認してきた。

選手が競技に勝つためには指導者の力は不可欠である。しかし、競技をするのは指導者ではなく選手であり、指導者が選手を信頼してそのプライドを尊敬してあげなければならないはずだ。そのことをマスコミもちゃんと理解していただろうか。「コーチも家族も選手と共に戦ってきた」というのは事実かもしれないが、そういう論調が指導者の体罰を助長してはいなかっただろうか。

女子柔道の問題は全柔連やJOCだけでなく、アルジェリア人質事件の実名報道同様に、マスコミの姿勢も問われている。

月曜日, 2月 04, 2013

火を使わないお灸


若い頃から肩こり・首こりがひどい。それゆえに40歳を過ぎてからは月1〜2回のマッサージは欠かせないし、あまりにも凝りが激しいときは病院で処方してもらっているモーラスパップ(市販されているサロンパスの数倍効用があるという)を貼っている。時には鍼を打ってもらったりもする。

そんなことをある日友人に話すと「火を使わないお灸を使ってみるといい」と言われたので、先日銀座のせんねん灸ショップへ行き、『せんねん灸太陽』という火を使わないお灸を買ってきた。すでにご存知の方も多いかと思うが、この火を使わないお灸は、もぐさシートの上に空気に触れると温まる発熱剤があり、ツボというか凝りの一番キツいところや痛いところ貼るというシロモノである。温熱時間は約3時間で、皮膚面の平均温度は40〜50度とのこと。効能は頭痛、腰痛、肩こり、腹痛。それに、冷え症、生理痛、肌荒れなど女性特有の病いにも効くという。

私もまずは右肩の凝りのヒドいところに貼ってみた。すると、10分ほど経つとジワリジワリと熱が肌を伝わってきて、1時間後にはどことなく温熱効果で血行がよくなっていくと実感する。加えて、もぐさ効果であろうかリラックスした感じにもなってきた。

ということで、最近はほぼ毎日この火を使わないお灸を肩もしくは首に貼るようにしている。そして、その効果が現れているようで私の右肩および首は以前に比べてかなり楽になっている。どうやら、マッサージへ行く回数が少し減りそうである。

火を使わないお灸
http://www.sennenq.co.jp/products/heatpad.html