金曜日, 6月 07, 2013

日本語化している好きでない英語

日本語化している英語(単語)の使い方に違和感を抱くことがしばしばある。

一番最初にそれを感じたのは「パフォーマンス」という言葉だった。1980年代頃から演劇界やテレビ界で妙に「パフォーマンスする」という言葉が使われるようになった。なんで「表現する」と言わないのか不思議でならなかった。そして、これはその昔流行った「ハプニング」と同系列に使われているんだなと感じるようになった。

次に違和感を覚えた言葉は「イノベーション」だった。この言葉は1990年代になって、産業界を中心に使われるようになり、東芝のCMで「リーディング・イノベーション」と使われたことによって一般的になった気がする。しかし、なんで技術革新(もしくは経営刷新)と日本語を使わないのか不愉快でならなかった。

最近では「コラボレーション」という言葉が嫌いである。この言葉の本来の意味は多くの人が関った共同作業もしくは制作協力といった意味のはずだが、それがなぜか異業種の人たちによる共同作業とか、たった2人だけの共同作業に対しても使われたりする。また「コラボする」と動詞のようにも使われ、本来のコラボレートという動詞もおざなりされていたりする。

このほかにもいくつかの言葉で日本語化に違和感を覚えたことがあると思うが、それにしても、こうもなんで英語を日本語化したがるのだろうか。それはちょっと「インテリ」ぶりたいからだろうか、それとも言葉の「ニュアンス」をぼかしたいからだろうか。いずれにしろ、もう少し「ブレない」しっかりとした日本語を使ってほしい気がする。

0 件のコメント: