ラグビーW杯で日本代表が世界ランク3位で優勝経験もある南アフリカに勝利した。まさに日本ラグビー史上最大の快挙といっても過言ではないだろう。私も深夜にもかかわらず、手に汗握り、手を叩いたり、時には絶叫してテレビ観戦してしまった。
これまでのラグビー史上に残る歴史的快挙といえば44年前の対イングランドとの大接戦ではなかろうか。
1971年(昭和46年)9月。イングランド代表が初来日して日本代表と対戦した。日本代表は最初に花園ラグビー場で19-27と善戦して、秩父宮では勝てるかもしれないという期待をもたせた。こうしたことから、秩父宮には大勢の観客が押し寄せ、最後にはグランドに観客を入れるまでして試合が行われた。秩父宮ラグビー場がまだ収容人員15,000人ころの時代だった。そして、そのグラウンドで観戦した観客のなかに私はいた。
当時の日本代表はのちに指導者として大活躍した“泣き虫先生”こと山口良治や、プロレスラー・阿修羅原としても活躍した原進らがいた。花園での試合はトライの応酬だったが、秩父宮は両者のディフェンスが強く、双方が互角の試合を運びとなり、結局ノートライで日本は3-6で惜敗した。この年からトライは4点になっていた(それまでは3点。今は5点)ので、日本は1トライでもしていれば、それこそ今回と同じように歴史的勝利になっていたのではあるが・・・。
今回の対南アフリカ戦勝利をスタンドで観戦していた人がとても羨ましい。
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