昨日は東京マラソンが行われた。結果は残念ながらというか予想通りというか、日本人選手の成績は惨憺たるものだった。日本人選手では一般参加の高宮祐樹の8位が最高位で、記録も2時間10分57秒だった。それにしても、日本人ランナーの低調さには呆れた。いくらアフリカ勢が強いことがわかっていたとしても、誰一人2時間10分を切れなかったのは情けなくないだろうか。
このレースを見ながら私は、結局のところ日本の長距離界が駅伝重視をしてきたために、この結果を生み出したんだと思わざるをえなかった。
人によっては駅伝がマラソン選手を育てるという。確かに過去はそうであったかもしれない。しかし、現在の世界のマラソン界は子供の頃から長距離を走っているアフリカ勢が圧倒的に強い。こうしたアフリカ勢に対抗するには、日本でも子供の頃から持久力、耐久力のある身体能力の高い選手を発見・育成するしかないだろう。
現在の日本の長距離界は〝大学宣伝〟および〝マスコミ販促〟の弊害もあり、駅伝一辺倒になっている。これでは20キロまで走れる選手を育てることはできても、フルマラソンを戦える選手を見つけることはできないし育成することもできない。ということで、最低でも大学生たちに最低でも年1回はフルマラソンの大会に出場させるとか、大学生マラソンを行うとか、高校生ハーフマラソンを行うなりしてはどうであろうか。また、高校駅伝も7人で42.195キロを形式を人数を減らすか距離を延長するなり変えるべきであろう。
アフリカ勢の身体能力は高いことは解るが、かといって日本人がそれに敵わないとは思わない。ただ、前述のように根底から体制を変えないようでは、オリンピックに選手を派遣したところで税金の無駄使いになってしまう。
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