月曜日, 12月 12, 2022

福井で越前蟹を買って、東京で食べる

先週、福井、近江八幡と旅をしてきました。今回の旅の最大の目的はカニ。それも贅沢ではありますが、福井で越前蟹を買って、東京で食べるということでした。

今年の越前蟹は豊漁で11月6日に解禁されてから、わずか10日間で漁獲予定量の半分が獲れてしまい、出荷制限がかかるほどなのです。それゆえに、11月25日までは安く取引されていたそうですが、それ以降は出荷制限のために値段が高くなり、安いときの2〜3割高になったそうです。

さて、私が蟹を買いに行ったお店は福井市内の繁華街「順化・片町」にある鮮魚店「かど七」。ここは魚屋さんというより小さな市場か問屋といった感じのお店で、近くの飲食店の人が訪れるだけでなく福井市内の多くの飲食店に魚を卸しています。

私が蟹を買いに行ったのおそらく閉店間近の午後4時だったのですが、お店の人(おそらく社長御夫妻)の応対はとても親切で、すばやく奥から生きた蟹を何杯も出してくれました。この日の相場は1キロものが30,000円余で、私は少し迷いましたが面構えがいい1.162キロ(越前港昭宝丸)ものを購入。それを行きつけの学芸大学の「晴庵」に翌々日午後に届くよう手配をお願いしました。

そして、食べに行ってきました。

始めはしゃぶしゃぶ、次は茹で、3足目は焼きで食べましたが、やはり焼きが一番です。そして、最後に甲羅焼き。いや〜、これは今年食したものでは最高の美味。なんとも言えないコク。重層的な深みのある味わい。日本酒には最高の肴でした。1年1回はこれを食べてみたいものです。本当にご馳走さまでした。「かど七」と「晴庵」のみなさん、ありがとうございます。

蛇足ですが、私が買ったクラスの蟹だと福井市内の料理店の蟹コースで、2人で1杯お値段が1人50,000円でした。つまり、あの蟹は料理屋にいくと10万円に化けるのです。東京だとおそらくそれに2〜3割増になるのではないでしょうか。



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